12月23日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念2018(GI)。

今年一年を締めくくるグランプリ競走です。

今年もファン投票で選ばれた馬たちが中山競馬場に集います。

一時期ほどは豪華メンバーが集まらなくなってきた有馬記念ですがその注目度は今でも断トツ!

今年、最も盛り上がるGIレースになることは間違いありません。

2018年の総決算、ドリームレースにふさわしいレースになることを期待しましょう!!!

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◇有馬記念2018(GI、芝2,500m、中山)出走予定馬(枠順)

1-1 オジュウチョウサン 57.0 武豊
1-2 クリンチャー 57.0 福永

2-3 モズカッチャン 55.0 M・デムーロ
2-4 マカヒキ 57.0 岩田

3-5 パフォーマプロミス 57.0 C・デムーロ
3-6 サトノダイヤモンド 57.0 B・アヴドゥラ

4-7 サウンズオブアース 57.0 藤岡佑
4-8 ブラストワンピース 55.0 池添

5-9 リッジマン 57.0 蛯名
5-10 ミッキースワロー 57.0 横山典

6-11 ミッキーロケット 57.0 O・マーフィー
6-12 レイデオロ 57.0 C・ルメール

7-13 スマートレイアー 55.0 戸崎
7-14 キセキ 57.0 川田

8-15 シュヴァルグラン 57.0 H・ボウマン
8-16 サクラアンプルール 57.0 田辺

【主な回避馬】
・アーモンドアイ(年内休養)
・スワーヴリチャード(年内休養)
・ワグネリアン(年内休養)
・ディアドラ(年内休養)
・エポカドーロ(年内休養)
・フィエールマン(AJCCへ)

近年は有馬記念よりもジャパンカップを下半期の最大目標にする陣営が増えてはいますが、それでもやっぱり一年を通じて一番盛り上がるのがこの有馬記念。

普段競馬をしない方でもこの有馬記念だけは馬券を買うという方がいるくらい。暮れの風物詩と言っても過言ではない国民的行事のひとつと言えるレースです。

昨年は国民的人気を誇ったキタサンブラックがそのラストランを見事に勝利で飾り、おおいに盛り上がりを見せました。

今年の有馬記念で話題となりそうなのは障害王オジュウチョウサンの参戦。障害GIで5連勝を含む9連勝中だった障害王が今年突然の有馬記念への参戦表明。

始めは半信半疑だったファンも多かったと思いますが、今年7月に2013年11月以来の出走となった平地競走を快勝!その走りには多くの競馬ファンが驚かされました。

その後、トモの不安で一頓挫あったものの、前走の南武特別(1000万下)も勝利し平地でも2連勝。当初は苦戦が予想されていた東京でのスピード決着にも対応し、有馬記念参戦が単なる話題作りではなくなってきました。

一時はジャパンカップやステイヤーズSを挟むプランが浮上していましたが、結局陣営は有馬記念への直行を選択。前走後は疲れも出たとのことなので馬の状態を確認しつつ、有馬記念へ向けて調整されることになりました。

まだ平地では1600万下の条件馬ですが、有馬記念はファン投票上位馬が自動的に出走できるのでファン投票で3位に入ったことでこれはクリア。鞍上も引き続き武豊騎手に決まり、今年の有馬記念最大の話題となることは間違いありません。

追い切りでもいい動きを見せており、枠も絶好の1枠1番。昨年のキタサンブラックのようにこの馬が逃げる展開になればもしかするともしかする可能性も!?

昨年のダービー馬レイデオロは春こそ京都記念、ドバイSCと勝ち切れないレースが続きましたが、オーバーホールを終えた今秋は本領発揮。

復帰戦となったオールカマーを快勝すると、続く天皇賞秋も制覇。この秋は昨年以上に充実した走りを見せてくれています。陣営の話では年内はあと1戦という事でしたが、正式に有馬記念への参戦が発表されました。

これまでのコース適性を考えれば昨年も2着だった東京のジャパンカップがよりベストの選択でしょうが、主戦を務めるルメール騎手が騎乗するアーモンドアイがジャパンカップに参戦を表明。オーナーサイドも天皇賞秋のレース後にできれば鞍上は変えたくないと発言していたことから次走は有馬記念となったようです。

ただ、中山コースも休み明けでぶっつけだった皐月賞こそ5着でしたが、それ以外のレースではすべて勝利を収めているコース。東京にもひけを取らない成績を収めているので、中山を苦にするということはなさそうです。

あとは内枠が有利な中山2,500mという特殊なコース形態さえ克服できればGI連勝も十分見えてきそうです。

驚異的な世界レコード決着となったジャパンカップからも例年通り数頭が参戦。

キセキはジャパンカップでも自らハナを切り、最後にアーモンドアイには差されましたが堂々の2着。東京の2,400mを逃げて2分20秒9で走破しているわけですから負けた相手が悪かったというしかありません。

すでに秋3戦をこなしこのまま休養かと思われましたが陣営は有馬記念への参戦を決意。それだけ引き続き馬の状態もいいということなんでしょう。

春は結果が出ませんでしたが、秋に逃げ・先行策に転じてからはすっかり復調。有馬記念でも自ら先手を奪えば再度の好走がありそうです。

心配があるとすれば前走レコード決着の反動や秋4戦目となる見えない疲れ。こればかりは走ってみないとわからないので何とも言えませんがどうなりますか。。。

あとはどちらかというと広いコースのほうが良さそうなので、春に日経賞でも大敗しているトリッキーな中山2,500mへの適性には若干の不安も残ります。。。

ミッキースワローはジャパンカップで8番人気ながら5着。前残りの展開の中、アーモンドアイをも上回る33.9秒の脚でただ1頭、直線追い込んできました。

セントライト記念勝ち、AJCCでも2着と中山は得意の舞台。乗り方ひとつでこの馬にも十分にチャンスは巡ってきそうです。

ただ、前走の内容からもいかにも穴人気しそうな雰囲気があり、穴狙いの予想家陣が挙って本命に指名する可能性が大。そうなった時は凡走も・・・。

シュバルグランとサトノダイヤモンドの2頭は今秋のローテーションが同じ。シュヴァルグランは秋初戦となった京都大賞典では1番人気を裏切り4着。好位から競馬を進めましたが、スローの瞬発力勝負になり、キレ負けする結果となりました。

続く連覇を目指したジャパンカップでも世界レコード決着の前に4着。この馬なりには走っていたと思いますがさすがにあの時計では仕方ない面もありました。

今後は予定通り有馬記念。ジャパンカップでは予定していたH・ボウマン騎手が騎乗停止により騎乗できなくなる誤算はありましたが、有馬記念では予定通りボウマン騎手が手綱を取る予定。

長距離戦ではほとんど崩れていないだけに今年の有馬記念でも有力候補の一頭でしょう。なお、当初は有馬記念が引退レースとなる予定でしたが来年も現役続行が決定。

来年は海外遠征も視野に引き続き現役を続けることが陣営から発表されました。

サトノダイヤモンドは秋初戦となった京都大賞典でシュヴァルグランなどを抑えて久々の優勝!昨年のフランス遠征以降続いていた長いトンネルからようやく抜け出しました。

ただ、復活が期待されたジャパンカップでは6着。レースが異次元の時計での決着だったとはいえ、かつては先着していた相手にも遅れを取った事からもかつての走りはまだ取り戻せていない事は明らか。

次走の有馬記念で改めて復活を目指すサトノダイヤモンド。有馬記念は3歳時にあのキタサンブラックを破った思い出のレース。

本来の走りさえ取り戻せば今年も優勝候補となるでしょう。有馬記念はオグリキャップ、トウカイテイオー、グラスワンダーなど幾多の名馬たちが劇的な復活を果たした舞台。サトノダイヤモンドもこの大舞台で奇跡の復活となるでしょうか!

なお、このレースを最後に現役を引退。来春からの種牡馬入りが発表されました。オグリや昨年のキタサンブラックのような感動のラストランとなるか注目です。

ミッキーロケットは今年の宝塚記念で待望のGI初勝利。秋はさらになる飛躍を誓っていましたがここまでは誤算続き。

当初の始動戦だった京都大賞典は調整の遅れで回避。秋の始動戦となった天皇賞こそ直線ジリジリ伸びて5着に好走したものの、大目標だったジャパンカップは筋肉痛のため回避。この秋は何とも消化不良が続いています。

今後は有馬記念に向けて調整されるとのこと。高速決着が多い東京よりはパワー+スタミナが必要とされる中山の有馬記念のほうがこの馬には合っているのは間違いないところ。ジャパンカップの回避は痛手ですが、コース適性を考えると有馬記念のほうがGI2勝目のチャンスがより大きいとも考えられるでしょう。

O・マーフィー騎手が大舞台でどのような手綱さばきを見せるのかにも注目です。

1番人気に支持された菊花賞で4着に敗れたブラストワンピースも有馬記念への参戦。前走後の疲れもそれほどなかったようで参戦が決まりました。

期待された菊花賞では超スローからの瞬発力勝負に泣き、馬券圏外に沈む4着。ダービーに続き、またしてもGIでは結果が出せませんでした。

何とか有馬記念で巻き返したところですが、トリッキーな中山2,500mへの適性は未知数。コース適性だけなら間違いなく左回りの東京2,400mであるジャパンカップのほうがこの馬に合っていたと思うのですが。。。

ワグネリアン、フィエールマン、エポカドーロなど3歳牡馬の有力馬は早々と有馬記念回避が決定。3歳牡馬の代表としてブラストワンピースには有馬記念で意地を見せてもらいたいところです。

菊花賞を見ても瞬発力勝負になると分が悪いのは明らか。有馬記念では自ら仕掛けて持久力勝負に持ち込み一発を狙いたいところです。

鞍上は有馬記念で最多タイの優勝記録を持つ池添騎手。暮れの大一番で日本人騎手の意地を見せてくるでしょうか。

3歳馬フィエールマンはキャリア4戦目の菊花賞でGI初勝利!初重賞がGI、しかもこれまでの記録を更新する最小キャリアでの菊花賞馬というおまけ付きでした。

今後はジャパンカップには向かわず、出走するとすれば有馬記念になる予定でした。しかし、有馬記念を自重し、AJCCに向かうことを陣営が発表。有馬記念への出走はなくなりました。

1月のAJCCに向かうということは体調面に大きな問題がないことは明らか。この回避にはやはりルメール騎手が有馬記念ではレイデオロに騎乗することも少ながらず関係していそうです。

有馬記念回避は残念ですが、何せまだキャリア4戦でこれから成長が見込める馬。来年のさらなる活躍に期待しましょう!

スワーヴリチャードはジャパンカップで3着。上位2頭からは遅れる結果でしたがそれでも天皇賞秋の大敗からはしっかり巻き返しました。

有馬記念への参戦も期待されましたが、年内はこのまま休養すると発表がありました。来年は中山記念からドバイ遠征という予定が発表されました。

昨年、大阪杯を制しているので来年はドバイで海外GI制覇を狙うようです。ドバイのメイダン競馬場は得意の左回りというのも関係していそうです。

◇有馬記念、有力馬追い切り情報

◇レオデオロ
【最終追い切り】
12/19:美浦南W(良)
5F:68.5-53.1-39.2-12.8(ルメール/馬なり)
※中ドラゴンストームと1F併せで併入
※外トレクァルティスタと1F併せで併入

【1週前追い切り】
12/12:美浦南W(重)
4F:52.6-39.0-12.7(ルメール/馬なり)
※外ドラゴンストームと1F併せで併入

【2週前追い切り】
12/05:美浦P(良)
5F:70.2-54.2-40.3-13.3(五十嵐/馬なり)

◇オジュウチョウサン
【最終追い切り】
12/19:美浦南W(良)
5F:67.7-51.7-38.6-13.0(石神/直強)
※外ユキノヴェルデと1F併せで併入

【1週前追い切り】
12/12:美浦南W(重)
5F:69.3-53.7-38.5-12.1(石神/直強)
※外ユキノエルドールと1F併せで0.8秒先着

【2週前追い切り】
12/05:美浦南W(良)
5F:68.2-53.0-38.8-13.0(石神/馬なり)
※中ヴァイトブリックと1F併せで併入
※外ユキノエルドールと1F併せで0.6秒先着

◇キセキ
【最終追い切り】
12/19:栗東CW(稍)
5F:69.0-53.2-39.1-12.0(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
12/12:栗東CW(重)
5F:67.8-52.7-39.1-12.0(助手/馬なり)

◇ブラストワンピース
【最終追い切り】
12/19:美浦南W(良)
4F:51.7-36.7-12.7(池添/強め)
※カルヴァリオと1F併せで併入

【1週前追い切り】
12/13:美浦南W(稍)
6F:82.0-67.2-52.9-38.2-12.5(池添/一杯)
※カルヴァリオと1F併せで0.2秒先着

【2週前追い切り】
12/06:美浦南W(良)
6F:86.0-68.9-53.3-38.3-12.6(助手/馬なり)

◇サトノダイヤモンド
【最終追い切り】
12/19:栗東CW(稍)
6F:83.2-66.3-51.4-38.4-11.7(助手/G強め)
※外スプマンテと1F併せで0.6秒先着

【1週前追い切り】
12/13:栗東CW(重)
6F:82.1-66.4-51.8-38.0-11.7(助手/馬なり)
※中サトノグロワールと1F併せで併入
※外スプマンテと1F併せで0.4秒先着

◇シュヴァルグラン
【最終追い切り】
12/19:栗東坂路(稍)
4F:53.8-39.7-25.3-12.5(ボウマン/一杯)
※外ネプチュナイトと併せ0.1秒先着

【1週前追い切り】
12/13:栗東CW(重)
7F:96.5-65.4-51.4-37.5-12.1(助手/一杯)
※中トップオブメジャーと1F併せで0.5秒先着
※外グランデストラーダと1F併せで0.9秒先着

◇マカヒキ
【最終追い切り】
12/19:栗東CW(稍)
6F:83.2-66.8-52.0-37.9-12.6(助手/馬なり)
※外アドマイヤユラナスと1F併せで0.2秒先着

【1週前追い切り】
12/13:栗東坂路(重)
4F:53.8-39.0-24.7-12.2(岩田/G一杯)
※外アドマイヤプリヴと併せ0.4秒先着

【2週前追い切り】
12/05:栗東芝(稍)
6F:80.4-64.4-49.9-36.1-11.6(藤岡康/一杯)
※外ブラヴァスと1F併せで0.2秒先着

◇モズカッチャン
【最終追い切り】
12/19:栗東坂路(稍)
4F:54.8-40.2-25.7-12.6(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
12/12:栗東坂路(良)
4F:52.3-37.8-24.6-12.3(助手/一杯)

【2週前追い切り】
12/05:栗東坂路(良)
4F:53.3-38.8-25.2-12.7(助手/G強め)

◇ミッキーロケット
【最終追い切り】
12/19:栗東坂路(稍)
4F:50.8-37.4-24.7-12.5(マーフィー/一杯)
※ビックリシタナモーと併せ0.5秒先着

【1週前追い切り】
12/12:栗東坂路(重)
4F:51.8-37.4-24.3-12.3(助手/一杯)
※インディチャンプと併せ0.1秒先着

◇ミッキースワロー
【最終追い切り】
12/19:美浦南W(良)
6F:83.7-67.8-52.4-38.4-12.7(横山典/直一杯)
※ダイワギャバンと1F併せで0.2秒先着

【1週前追い切り】
12/12:美浦南W(重)
5F:68.9-54.2-39.9-13.0(横山典/馬なり)

◇クリンチャー
【最終追い切り】
12/19:栗東坂路(稍)
4F:54.5-39.3-25.1-12.3(福永/馬なり)

【1週前追い切り】
12/12:栗東CW(重)
6F:82.0-66.1-51.4-37.9-12.2(福永/一杯)

有馬記念に出走する有力馬が最終追い切りを消化。ファン投票1位のレイデオロ、注目のオジュウチョウサンも最終追い切りを無事に終えました。

このレースが引退レースとなるサトノダイヤモンドも長めからしっかり追われ悔いのない調教を消化した模様。あとは馬の気持ち次第といったところでしょうか。唯一の3歳牡馬であるブラストワンピースも菊花賞時の最終追い切りと遜色のない時計で順調な仕上がりと言えそうです。

あとはレースまでどの馬もこのまま順調に行ってほしいところです。

そして、有馬記念といえばファン投票。今年もファン投票の上位馬には優先出走権が与えられます。

今年の投票の受付は、11月15日(木)にスタート。投票はすでに締め切られ、JRAから最終結果が発表されています。注目の今年の有馬記念ファン投票の投票結果は以下の通り。

☆第63回有馬記念ファン投票最終結果(上位10頭)
※太字は出走予定馬
●有効投票数 1,520,485票

<順位・馬名・得票数>
1 レイデオロ 110,293 ⇒
2 アーモンドアイ 105,561 ⇒
3 オジュウチョウサン 100,382 ⇒
4 スワーヴリチャード 89,456 ⇒
5 サトノダイヤモンド 78,204 ⇒

6 キセキ 75,471 ↑
7 ワグネリアン 68,049 ↓
8 ミッキーロケット 59,595 ⇒
9 シュヴァルグラン 55,206 ↑
10 エポカドーロ 53,492 ↓

※ファン投票11位以下の結果はJRA公式サイトにてご確認ください

注目のオジュウチョウサンは第1回、第2回に続き、最終結果でも3位をキープ。条件馬ながらレイデオロ、アーモンドアイという実力馬に次ぐ得票を集め、これでファン投票での有馬記念への優先出走権を獲得しました。

賞金面では除外対象でしたが、これで有馬記念への出走はまったく問題なし。あとはレースに向けて順調に調整されることを祈るばかりです。

上位10頭は前回から変化はなし。今年はトップ10のうち6頭が出走してきました。アーモンドアイ、スワーヴリチャードは不在ですが、ファン投票の上位5頭中3頭が出走ですから、今年の有馬記念はまずまずのメンバーが揃ったと言えそうですね。

今後の注目レースや有力馬たちの次走は!?/2019年JRA重賞日程&主な出走予定馬

今後の注目レースや有力馬たちの次走は!?/2018年JRA重賞日程&主な出走予定馬