今週の日曜阪神メインは牝馬クラシックの開幕戦となる桜花賞(GI)。
今年の3歳クラシックがいよいよ始まります。

今年の牝馬路線は素質馬が多くハイレベルな戦いが予想されています。
そんな中で一歩抜けた存在なのが昨年の2歳女王ソウルスターリング。

昨年暮れの阪神JFに続き、チューリップ賞も圧勝し今年の牝馬クラシック戦線の中心に躍り出ました。

注目の大物ファンディーナは桜花賞ではなく皐月賞へ。
残念ながらソウルスターリングとの無敗対決は実現しませんでした。

これにより今年の桜花賞はソウルスターリングが不動の中心となりそうです。
ただし週末の関西は金曜日から天気が下り坂の予報。

極端に馬場が悪化するようなことがあると思わぬ道悪巧者の激走も???

◇Road to 桜花賞2017

12月11日(日)
阪神JF(GI、芝1600m、阪神)

1着 ソウルスターリング
2着 リスグラシュー
3着 レーヌミノル

1月8日(日)
フェアリーS(GIII、芝1600m、中山)

1着 ライジングリーズン
2着 アエロリット
3着 モリトシラユリ

1月17日(火)
紅梅S(OP、芝1400m、京都)

1着 アロンザモナ
2着 エントリーチケット
3着 ビーカーリー

2月4日(土)
エルフィンS(OP、芝1600m、京都)

1着 サロニカ
2着 アドマイヤローザ
3着 ミリッサ

2月11日(土)
クイーンC(GIII、芝1600m、東京)

1着 アドマイヤミヤビ
2着 アエロリット
3着 フローレスマジック

3月4日(土)
チューリップ賞(GIII、芝1600m、阪神)

1着 ソウルスターリング
2着 ミスパンテール
3着 リスグラシュー

3月11日(土)
アネモネS(OP、芝1600m、中山)

1着 ライジングリーズン
2着 ディアドラ
3着 スズカゼ

3月12日(日)
フィリーズレビュー(GII、芝1400m、阪神)

1着 カラクレナイ
2着 レーヌミノル
3着 ゴールドケープ

3月20日(祝月)
フラワーC(GIII、芝1800m、中山)

1着 ファンディーナ
2着 シーズララバイ
3着 ドロウアカード

◇桜花賞2017(GI、芝1600m、阪神)の出走予定馬(枠順)

1-1 ミスエルテ 55.0 川田
1-2 ライジングリーズン 55.0 丸田

2-3 サロニカ 55.0 浜中
2-4 ジューヌエコール 55.0 北村友

3-5 ベルカプリ 55.0 藤岡佑
3-6 リスグラシュー 55.0 武豊

4-7 ショーウェイ 55.0 松若
4-8 カラクレナイ 55.0 田辺

5-9 ゴールドケープ 55.0 丸山元
5-10 レーヌミノル 55.0 池添

6-11 アロンザモナ 55.0 幸
6-12 アエロリット 55.0 横山典

7-13 ヴゼットジョリー 55.0 福永
7-14 ソウルスターリング 55.0 C・ルメール
7-15 アドマイヤミヤビ 55.0 M・デムーロ

8-16 ミスパンテール 55.0 四位
8-17 ディアドラ 55.0 岩田
8-18 カワキタエンカ 55.0 和田

【桜花賞2017】こじはる3連単5頭BOX、DAIGO、まいやん、ジャンポケ斉藤、キャプテン渡辺などの予想一覧!!

フランケル産駒のソウルスターリングはここまで4戦無敗。
昨年末の阪神JFに続き、今年初戦となったチューリップ賞でもまったく危なげない横綱相撲で連勝を伸ばしました。

今年初戦+休み明けとなった前走でもまったく問題なし。
桜花賞と同じ舞台で今回も結果を出したことで桜花賞に一番近い馬であることは間違いなさそうです。

ひと叩きして桜花賞へ向かうローテは予定通り。
桜花賞の後はオークスを目指します。

一時は牡馬クラシックに登録しましたが、結局は牝馬クラシックを歩むようです。
大物ソウルスターリングが牝馬クラシック初戦でどんな走りを見せてくれるのか今から注目です。

唯一不安を上げるなら道悪の適性。
週末の天気予報が思わしくないだけに馬場が悪化した場合、この馬の切れ味がそがれることも。。。

こればかりは神のみぞ知るですが陣営はできれば良馬場で競馬がしたいでしょう。

桜花賞、最大の惑星と見られていたファンディーナ。
注目されたフラワーCは2番手から楽々抜け出す横綱相撲で後続に5馬身差をつける圧勝。

これでデビューから3戦3勝となり堂々、ソウルスターリングの対抗馬に名乗りを上げました。
新馬戦では後続に9馬身差、2戦目のつばき賞も好位から楽々差し切りと大物感のある走りをここまで見せています。

注目されていた次走ですが陣営の下した判断は桜花賞ではなく皐月賞。
距離を短縮して桜花賞へ向かうことに陣営は消極的だったようでオーナーの希望もあり皐月賞へ向かうことになりました。

この馬が桜花賞に出てくればソウルスターリングとの無敗馬の2頭の初対決で盛り上がったのですが。。。
ファンディーナの回避で今年の桜花賞はソウルスターリングの1強ムードに逆戻りとなりそうです。

リスグラシューは阪神JFで出遅れながらも2着を確保。
最後の直線では見事な末脚を見せてくれました。

しかし今年初戦となったチューリップ賞では外から追い込むも最後はミスパンテールにも差され3着。
スタートは五分に出たものの、最後の直線でいまいち伸びを欠きました。

またしてもソウルスターリングには完敗。
この結果を踏まえて本番で武豊騎手がどのような騎乗を見せるのか。

阪神JF、チューリップ賞と続けて完敗した2歳女王に対し、何か秘策は残されているのでしょうか。

アドマイヤミヤビは3連勝でクイーンカップを制覇。
出世レースを制したことでクラシック候補として浮上してきました。

自慢の末脚は直線の長い阪神外回りや東京がぴったり。
桜花賞だけではなく、オークスでも期待できそうな1頭です。

鞍上もM・デムーロとの新コンビが決まりました。
弥生賞馬カデナにも勝っているだけに実力は折り紙付き。

クイーンCからの直行ローテにやや不安はありますが、ソウルスターリングとはまだ未対戦。
ファンディーナがいないとなれば、この馬が打倒ソウルスターリングの一番手となりそうです。

レーヌミノルは断然人気に支持されたフィリーズレビューで2着。
直線早めに先頭に立ったものの、最後に差されて重賞2勝目はなりませんでした。

このところ惜敗続きのレーヌミノル。
大きく崩れはしませんが詰めの甘さが目立ちます。

次走は予定通り桜花賞。
しかし1400mのフィリーズレビューを取りこぼしただけに本番では苦戦が予想されます。

フィリーズレビューを制したのがカラクレナイ。
重賞初挑戦でしたが3連勝で一気に重賞制覇&桜への切符を手にしました。

ハイペースの助けがあったとはいえ、最後の末脚は見事でした。
桜花賞は初のマイル戦となりますがあの脚なら距離は持ちそう。

また面白い馬が一頭、出てきました。

ミスエルテは牝馬ながら朝日杯FSに参戦。
しかしレース前のイレ込みがきつく、結果は4着。

気性面での課題を露呈し、今後に向けた課題が残りました。
ただ、まともに走った時の能力は一級品。

能力はすでに折り紙付きなので、この馬の場合は自身との闘いが桜花賞での課題となりそう。
トライアルを使わずに桜花賞への直行するプランが吉と出るか凶と出るか。

気性面がどこまで成長しているか当日のパドックが見もの。
陣営がこの中間、この馬をどのように本番まで仕上げていくのかは楽しみです。

すでに3/16から桜花賞へ向けて乗り込みを開始。
同じフランケル産駒であるソウルスターリングとの初対決に向けて陣営もここからピッチを上げてくるでしょう。

ライジングリーズンはトライアルのアネモネSを快勝。
後方待機から大外を捲っての脚は見応えがありました。

フェアリーSに続く連勝で桜花賞へ。
どうやら右回りのほうがいいタイプで道悪も苦にしないようなので本番でも楽しみな存在です。

エルフィンSを逃げ切ったサロニカ。
エルフィンSではミリッサなど人気2頭をシャットアウト。

穴馬の1頭として期待されていましたが左後肢跛行のため出走取消。
この馬の先行力は道悪になった時には魅力的だったのですが。。。

◇桜花賞 2017 追い切り情報

◆ソウルスターリング
【最終追い切り】
4/5:美浦南W(良)5F:67.6-51.9-38.8-12.8(助手/馬なり)
※中バトルスピリッツ(馬なり)を5Fで0.6秒追走、1F併せで併入
※外サトノギャラント(G強め)を4Fで1.2秒追走、1F併せで併入

【1週前追い切り】
3/29:美浦南W(良)5F:70.7-54.8-40.2-12.8(助手/馬なり)
※中トレクァルティスタ(馬なり)を5Fで0.8秒追走、3F併せで0.2秒先着
※外ケイパーストーリー(G強め)を4Fで0.8秒追走、3F併せで0.2秒先着

◆ミスエルテ
【最終追い切り】
4/5:栗東CW(良)4F:51.7-37.4-11.7(川田/馬なり)
※外アイアンマン(一杯)を4Fで0.3秒追走、3F併せで2.0秒先着

【1週前追い切り】
3/30:栗東CW(良)6F:81.7-66.2-52.2-38.2-11.7(川田/一杯)
※外シルバーポジー(一杯)を6Fで0.4秒追走、1F併せで0.2秒先着

【2週前追い切り】
3/23:栗東CW(良)6F:81.7-65.9-51.7-38.2-12.4(川田/馬なり)
※内ベルーフ(馬なり)を6Fで0.4秒追走、1F併せで併入

【中間追い切り】
3/16:栗東CW(良)4F:54.1-38.9-12.0(助手/馬なり)

◆アドマイヤミヤビ
【最終追い切り】
4/5:栗東坂路(良)4F:53.3-38.8-25.2-12.5(助手/仕掛け)

【1週前追い切り】
3/29:栗東CW(良)6F:81.1-66.6-52.1-38.5-12.5(デムーロ/一杯)
※外アドマイヤキズナ(一杯)を6Fで1.5秒追走、3F併せで0.6秒先着

【2週前追い切り】
3/23:栗東CW(良)7F:97.2-65.5-51.2-38.0-12.4(助手/強め)
※内サラトガスピリット(馬なり)に7Fで0.8秒先行、3F併せでクビ差先着
※外アドマイヤキズナ(一杯)を7Fで0.9秒追走、3F併せで0.5秒先着

◆リスグラシュー
【最終追い切り】
4/5:栗東坂路(良)4F:55.1-39.0-24.6-11.8(坂井/G強め)
※外ノルナゲスト(強め)と併せで0.9秒先着

【1週前追い切り】
3/29:栗東坂路(良)4F:50.8-37.0-24.3-12.2(武豊/仕掛け)
※外リッパーザウィン(馬なり)と併せで0.1秒先着

◆レーヌミノル
【最終追い切り】
4/5:栗東CW(良)6F:83.2-66.4-52.0-38.0-12.4(池添/馬なり)

【1週前追い切り】
3/29:栗東CW(良)6F:80.1-63.6-49.4-36.2-11.4(池添/強め)
※内ケンシュナウザー(一杯)を6Fで0.4秒追走、1F併せで1.6秒先着
※中ロバストミノル(一杯)を6Fで0.4秒追走、1F併せで0.6秒先着

◆カラクレナイ
【最終追い切り】
4/5:栗東CW(良)6F:82.8-66.6-52.0-38.4-11.9(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
3/29:栗東CW(良)6F:82.7-66.8-52.6-38.0-12.3(田辺/馬なり)

◆ライジングリーズン
【最終追い切り】
3/29:美浦南W(良)5F:69.2-54.0-39.5-13.0(丸田/馬なり)
※外シルクブルックリン(馬なり)を5Fで0.8秒追走、1F併せで併入

【1週前追い切り】
3/29:美浦南W(良)6F:80.1-63.6-49.4-36.2-11.4(丸田/馬なり)
※中ホウオウステップ(馬なり)を5Fで1.0秒追走、1F併せで併入
※外プリサイスエース(馬なり)を5Fで1.8秒追走、1F併せで併入

◆ヴゼットジョリー
【最終追い切り】
4/5:栗東坂路(良)4F:54.0-38.8-24.8-12.3(福永/馬なり)

【1週前追い切り】
3/30:栗東CW(良)5F:70.5-54.7-40.2-12.0(福永/馬なり)
※中バニーテール(馬なり)を5Fで0.4秒追走、3F併せで0.4秒先着
※外ゼンノワスレガタミ(強め)を5Fで0.4秒追走、3F併せで0.4秒先着

◆サロニカ
【最終追い切り】
4/5:栗東坂路(良)4F:54.0-38.7-25.2-12.8(助手/馬なり)
※内デニムアンドルビー(馬なり)と併せで併入

◆ジューヌエコール
【最終追い切り】
4/5:栗東CW(良)6F:84.1-68.3-53.0-39.0-12.9(北村友/馬なり)
内ダノンキングダム(馬なり)を6Fで0.8秒追走、1F併せで0.4秒遅れ

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