現地時間5月7日(土)に行われるケンタッキーダービー(GI)。
今年はこのレースに久々に日本からラニが参戦。
実に1995年のスキーキャプテン以来となる日本馬の参戦となります。

アメリカ3冠レースの初戦であるケンタッキーダービーですが、その注目度はブリーダーズCをも凌ぐほど。
このレースを獲ることが夢であるアメリカのトラックマンも多く、そのレベルの高さはすごいものがあります。

そんなアメリカの大レースに挑むラニ。
前走のUAEダービーではそれほど前評判が高かったわけではありませんが見事に優勝。
ケンタッキーダービーへの切符を手にしました。

日本ではパッとしない成績でしたが海外のレースでその素質が開花。
父プルピット、母父サンデーサイレンスの血統はバリバリのアメリカ血統。
日本よりも海外の馬場のほうが合っているのかもしれません。

とはいえ今年のケンタッキーダービーは例年と同じく強敵揃い。
今年のケンタッキーダービーでラニの前に立ちはだかるライバルを見てみましょう。

最大のライバルになりそうなのがナイキスト。
昨年のBCジュヴェナイルを勝った全米2歳王者にしてここまで7戦無敗。
すでに重賞6勝、GI・3勝を挙げているこの馬。
前哨戦のフロリダダービーを圧勝してこの1戦に臨みます。
海外ブックメーカーのオッズでも断トツの1番人気。
ラニにとってはとてつもなく高い壁となりそうな1頭です。

ナイキスト以外では西海岸の前哨戦サンタアニタダービーを勝ったイグザジュレイター。
9戦4勝と取りこぼしも多いが、前走のサンタアニタダービーが圧巻。
2着馬に6馬身1/4差をつける圧勝劇で本番に駒を進めてきた。
BCジュヴェナイルではナイキストの4着に敗れ勝負付けは済んだと思われていたが案外そうではないのかも。。。

あとは中部地区の前哨戦ルイジアナダービーを勝ったガンランナー。
ここまで5戦4勝でケンタッキーダービーへの出走ポイントではここまで1位。
4角先頭で押し切る先行力が最大の武器。
本番では同じような脚質であるナイキストとの主導権争いが焦点となりそうだ。

そして今年のケンタッキーダービーはすでに海外ブックメーカーでオッズが発表済み。
今年のケンタッキーダービーのオッズは以下の通り。
※大手ブックメーカー・ウィリアムヒルの最新オッズ

ナイキスト 4.00

イグザジュレイター 8.00

ガンランナー 11.00

モヘイメン 11.00

Brodys Cause 13.00

モアスピリット 13.00

クリエイター 15.00

デスティン 15.00

アウトワーク 17.00

Mo Tom 21.00

My Man Sam 21.00

Suddenbreakingnews 21.00

ダンジングキャンディー 26.00

Majesto 34.00

Shagaf 34.00

Whitmore 34.00

ラニ 34.00

Cherry Wine(reserve) 41.00

Tom’s Ready 51.00

Trojan Nation 51.00

Laoban(reserve) 67.00

Oscar Nominated  67.00

ラニはかなりの人気薄です。
今年のUAEダービーは例年よりもメンバーが小粒だったこともあり、
そこでの勝利はさほど評価されていないようです。

ラニには下馬評を覆すような好走を期待したいところです。