◇秋華賞2016(GI、芝2000m、京都) 結果

1着 × 7.ヴィブロス
2着 3.パールコード
3着 △ 15.カイザーバル
4着 × 2.ジュエラー
5着 5.レッドアヴェンセ
・・・・・・・・・・・・・・・・
6着 ▲ 9.クロコスミア
10着 ◎ 10.ビッシュ
16着 ○ 1.エンジェルフェイス

◇払戻金
単勝:7 630円 3番人気
馬連:3-7 3,550円 12番人気
馬単:7-3 6,170円 19番人気
3連複:3-7-15 20,940円 66番人気
3連単:7-3-15 95,520円 288番人気

3番人気のヴィブロスが直線鋭く抜け出して優勝。
のちにドバイターフも勝つヴィブロスがGI初制覇を果たしました。

1番人気だったビッシュは10着に大敗。
2番人気のジュエラーも4着に敗れ、中波乱の決着となりました。

今週の日曜京都メインは秋華賞2017(GI)。
3歳牝馬クラシック競走の3冠レース最終戦となる一戦です。

ハイレベルと言われてきた今年の3歳牝馬路線。
そのクラシック最終戦となるこの秋華賞も激戦が予想されます。

オークス馬ソウルスターリングが不在となる今年の秋華賞。
それもありフルゲートの18頭が出走してきました。

春の実績馬か夏の上がり馬か。
牝馬クラシック、最後の1冠はどのようなレースとなるのでしょうか。

◇秋華賞2017(GI、芝2000m、京都) 出走予定馬(枠順)

1-1 アエロリット 55.0 横山典
1-2 ラビットラン 55.0 和田

2-3 ブラックオニキス 55.0 大野
2-4 モズカッチャン 55.0 M・デムーロ

3-5 ブラックスビーチ 55.0 川田
3-6 メイショウオワラ 55.0 松若

4-7 リスグラシュー 55.0 武豊
4-8 カワキタエンカ 55.0 北村友

5-9 ハローユニコーン 55.0 田辺
5-10 タガノヴェローナ 55.0 幸

6-11 ミリッサ 55.0 福永
6-12 レーヌミノル 55.0 池添

7-13 リカビトス 55.0 浜中
7-14 ディアドラ 55.0 C・ルメール
7-15 ヴゼットジョリー 55.0 菱田

8-16 ファンディーナ 55.0 岩田
8-17 ポールヴァンドル 55.0 三浦
8-18 カリビアンゴールド 55.0 田中勝

アエロリットは昨年のメジャーエンブレムに続き、牝馬ながらNHKマイルCを制覇。
桜花賞5着からの見事な巻き返しを見せました。

前走のクイーンSでは古馬相手に見事な逃げ切り勝ち。
内枠と斤量差を生かしての見事な走りでした。

馬体重もNHKマイルCから+18キロと成長を見せてくれました。
札幌1800mで結果を出したことで京都内回りの2000mもこなせるでしょう。

東京マイルを1分32秒3で走ったわけですから実力は折り紙付き。
あとはトライアルは使わず秋華賞へ直行するローテがどう出るか。

このローテーションだけがやや気がかりですが、過去にはアヴェンチュラが同じローテで秋華賞を制覇しています。
※当時はクイーンSが2週遅い開催

枠順も1枠1番に決まり先行するには絶好の枠を引き当てました。
調教の動きも良く、初の2000mさえこなせれば最有力の一頭と言えそうです。

ファンディーナはデビューから破竹の勢いで3連勝。
勢いそのままに牝馬ながら臨んだ皐月賞では7着でした。

皐月賞後はダービーやオークスに向かうプランもありましたが陣営は秋に備えて休養を選択。
秋はこの秋華賞を目標に調整されてきました。

ただ、復帰戦となったローズSでは軽い追い切りのみでプラス22キロの馬体重。
その影響もあってかレースではハイペースを好位で追走した結果、最後は脚が上がってしまい6着。

この馬らしい走りが最後まで見られませんでした。
本番に向けてこのひと叩きでどこまで変わってくるかが注目でした。

ただ、前走を使った後の上昇カーブは思ったよりも緩やかで1週前追い切りもパッとしない動き。
陣営もこの追い切り内容には不満だったようで最終追い切りは初めて栗東CWで長めから施行。

全体の時計は速くなかったものの、ラスト1Fはさすがのキレを披露。
このひと追いでレースまでにどこまで調子を上げることができるのかがポイントとなりそうです。

大跳びなので京都の内回りはベストとは言えませんが先行できるのでさほど心配はなさそう。
枠は外目の16番になりましたが外から他馬を見ながら揉まれずに先行できるのは悪くないかもしれません。

最後の1冠でこの馬の巻き返しがあるのか注目です。

リスグラシューはオークスで5着。
直線他馬と接触するなど揉まれる展開が堪えました。

それでも大きく崩れてはいないので力があることは事実。
秋初戦のローズSでも最後にしっかり伸びて3着に入りました。

この結果は休み明けということを考えれば最低限の内容であったと言えるでしょう。
1週前追い切りの動きも良く、一度叩かれた上積みは大きそう。

京都の内回りがいいタイプではありませんが距離は問題なし。
本番では直線いかにうまく馬郡をさばけるかがカギとなりそうです。

オークスでは13着に大敗した桜花賞馬レーヌミノルも的鞍がないので秋華賞に参戦。
ただしこの馬は京都内回りの2000mでも距離が長いでしょう。

距離を試す意味でも出走したローズSでも9着。
ハイペースを先行したとはいえやはり距離はやや長かった印象。

唯一、希望があるとすれば本番が京都の内回り2000mに替わること。
うまく折り合いをつけて距離をいかにごまかすことができるか。

相変わらず調教の動きはいいので馬の調子は良さそう。
できれば内枠が欲しかったところですが12番。

この枠からレースではうまく内に入れて距離ロスなく競馬がしたいところです。

最重要ステップであるローズSを制したのがラビットラン。
ハイペースの恩恵があったとはいえ最後の末脚には目を見張るものがありました。

本番はさらに距離が延びること、京都の内回りコース。
自分からはレースを作れない不器用な点など課題も多いですが目下の勢いはピカ一。

本番でもそこまで人気にはならないでしょうから気楽な立場で臨めば再び末脚爆発も。。。

モズカッチャンは前走のローズSで7着。
2番人気に支持されましたが期待に応えられませんでした。

ただ、もともと人気がない時に走るタイプ。
前走の結果から今回人気を落とすようなら面白い一頭。

デムーロ騎手も今回が2度目の騎乗。
枠も先行するには絶好の4番と好走する条件は揃いました。

厳しい流れのオークスで2着に入った能力は本物。
ここでも十分勝負できる力は持っています。

秋華賞と言えば夏の上がり馬が活躍することも多いレース。
その上がり馬に該当しそうなのがディアドラ。

札幌のHTB賞(1000万下)を快勝後、1番人気で臨んだトライアルの紫苑Sでも優勝。
紫苑Sはハナ差の辛勝でしたが外を回した分を考えれば評価できる内容。

本番の鞍上もC・ルメールに決まり臨戦態勢は万全。

昨年も紫苑Sで2着だったヴィブロスが秋華賞を制覇。
紫苑S勝ち馬が本番で不振なのは気になるデータですがこの馬はどうなりますか。

◇秋華賞、有力馬追い切り情報

◇アエロリット
【最終追い切り】
10/11:美浦坂路(良)4F:52.4-38.0-24.8-12.3(調教師/馬なり)

【1週前追い切り】
10/4:美浦南W(稍)6F:80.5-65.0-51.0-37.7-12.5(調教師/馬なり)
外アフィニータと併せて併入

◇ディアドラ
【最終追い切り】
10/12:栗東坂路(良)4F:54.6-39.4-25.4-12.3(助手/一杯)

【1週前追い切り】
10/4:栗東坂路(稍)4F:54.4-38.8-25.0-12.2(ルメール/G強め)

◇ファンディーナ
【最終追い切り】
10/11:栗東CW(良)6F:85.8-69.3-53.8-39.4-11.9(助手/G一杯)

【1週前追い切り】
10/4:栗東坂路(稍)4F:55.7-39.4-25.3-12.4(岩田/G強め)
内バレーロと併せ0.4秒先着

◇ラビットラン
【最終追い切り】
10/12:栗東坂路(良)4F:56.0-40.9-26.4-12.8(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
10/4:栗東CW(稍)5F:66.6-52.4-38.6-12.2(助手/馬なり)
内カイザーバルと併せ0.2秒先着
中サトニカと併せ併入

◇リスグラシュー
【最終追い切り】
10/11:栗東坂路(良)4F:52.4-38.3-24.7-11.9(坂井/仕掛け)

【1週前追い切り】
10/4:栗東坂路(稍)4F:51.8-37.8-25.0-12.5(武豊/G強め)
外エンパイアガールと併せ0.3秒先着

◇モズカッチャン
【最終追い切り】
10/11:栗東坂路(良)4F:57.0-41.4-26.2-12.6(助手/馬なり)
内グランセノーテと併せ0.1秒先着

◇レーヌミノル
【最終追い切り】
10/12:栗東CW(良)6F:81.7-66.0-51.4-37.2-12.0(池添/馬なり)

【1週前追い切り】
10/4:栗東CW(稍)6F:80.2-65.0-50.3-37.4-12.4(助手/一杯)
内タガノノヴェリテと併せ0.5秒先着

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