いよいよ今週末は有馬記念2017(GI)。
普段競馬はしないけどこのレースだけは買うという方も多いのではないでしょうか。

まさにその年の競馬を締めくくる大一番有馬記念。
ここでは過去10年の有馬記念の傾向やデータから今年の有馬記念を予想しています。

今年の出走予定馬の中でデータ的にもっとも勝ち馬に近いのはどの馬なのでしょう。

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◇前走はGI
過去10年の有馬記念3着以内馬、30頭中26頭が前走GI組。
そのうち12頭が前走ジャンパンカップ。

残りの4頭中3頭は前走重賞勝ち馬。
最後に残った一頭ウインバリアシオンは前走金鯱賞3着もGIで連対実績あり。

前走がGI以外で馬券圏外だった馬の好走はなし。

最近は前走が菊花賞の馬の成績が良かったが今年は該当馬なし。
菊花賞のあとに1戦挟むと過去10年では馬券圏内に来た馬はなし。

カレンミロティック
サトノクロニクル
ブレスジャーニー

【有馬記念 2017】出走予定馬、追い切り情報など

◇年齢
過去10年の有馬記念3着以内馬、30頭中26頭が3-5歳馬。
2010年以降は6歳以上の馬の馬券圏内はなし。

サウンズオブアース
サクラアンプルール

◇枠
基本的には内枠有利。
特に7枠8枠は不利でこの10年で馬券に絡んだのは08年のダイワスカーレット、アドマイヤモナーク。
あとは12年、13年のゴールドシップのみ。

二桁馬番で1着に来たのはサトノダイヤモンド、ダイワスカーレット、ゴールドシップ。

ダイワスカーレットは逃げ馬だったのでそこまで枠順は関係ない馬。
サトノダイヤモンドとゴールドシップは菊花賞を勝った勢いそのままに有馬記念も連勝しました。

◇人気
1番人気は7連対。
1番人気で馬券圏外になったのは07年のメイショウサムスンと15年のゴールドシップ。

一方で2番人気、3番人気の馬は信頼性が低い。
2番人気は3連対、3番人気は連対なし。

二桁人気で馬券に絡んだ馬は5頭。

人気がわかる前に脱落した馬は5頭。

カレンミロティック
サトノクロニクル
ブレスジャーニー
サウンズオブアース
サクラアンプルール

特に人気になりそうな馬は含まれていないので順当な結果でしょう。

それでは残った11頭をさらに絞り込んでいきましょう。

◇牝馬は苦戦
過去10年で牝馬が馬券に絡んだのは5回。
ただしいずれも馬券に絡んだ馬は歴史的な名馬ばかり。

07年、08年ダイワスカーレット
09年、10年ブエナビスタ
14年ジェンティルドンナ

牝馬で有馬記念で馬券になるにはGIを連勝中だったり、GIで牡馬相手に勝つような実力が必要。
今年の牝馬の中でこのクラスの牝馬はおらず牝馬は割引が妥当でしょう。

クイーンズリング
ミッキークイーン
トーセンビクトリー

◇前走の着順
前走二桁着順から巻き化して1着になったのは07年のマツリダゴッホのみ。
ただ、マツリダゴッホは屈指の中山巧者+内枠+先行馬と好走条件は揃っていた。

1着馬は前走で大負けしていない馬から選ぶのがベター。

現時点で残ったのは以下の8頭。

キタサンブラック
サトノクラウン
シュヴァルグラン
スワーヴリチャード
シャケトラ
ヤマカツエース
レインボーライン

過去10年の傾向からはこの8頭が今年の馬券候補と言えそうです。
この8頭をさらに着候補ごとに絞り込みます。

◇1着2着候補
キタサンブラック
サトノクラウン
スワーヴリチャード

1着、2着候補はこの3頭。
キタサンブラックは一昨年が3着、昨年が2着。

先行できる脚質で中山適性も問題ありません。
枠も1枠2番と文句なし!

今年もこの馬を中心に馬券を組み立てるのが無難でしょう。

サトノクラウンは今年の宝塚記念勝ち馬。
弥生賞勝ちもあり中山コースもこなしそうです。

ただ、前走10着に加え、12番なので買うなら2着が妥当???

スワーヴリチャードはAR共和国杯の勝ち馬。
近年では15年の有馬記念馬ゴールドアクターと同じローテ。

ただ14番とこちらも外枠に入ってしまい1着は厳しい???

◇2着3着候補
シュヴァルグラン
シャケトラ

シュヴァルグランは中山適性が減点。
内枠を引けば好走もありそうですが10番に。

昨年ほどは外枠ではないものの、外々を回らされると馬券圏外もありそうです。

今年の有馬記念で穴馬になりそうなのがシャケトラ。
このところは凡走続きもどちらも東京コース。

春には日経新春杯2着、日経賞1着。
中山適性もあり過去の穴馬のパターンにも合致しています。

◇3着候補
ヤマカツエース
レインボーライン

ヤマカツエースは昨年の有馬記念4着。
勝ち馬とも0.3秒差ですから今年も好走は可能。

有馬記念はリピーターも多いレースなので絶好の1番を引き、昨年以上の着順も。

レインボーラインはデータ的には残ったもののなかなか厳しそう。
日経賞4着はあるものの、本来は広いコース向き。

器用なタイプでもないので、余程展開が向いた場合の3着といったところでしょう。

スワーヴリチャード、サトノクラウン、シュヴァルグランが外枠に入りやや予想が難しいことに。
すでに枠のところで触れたようにここ10年で1着だった二桁馬番の馬はその年の菊花賞馬と歴史的な逃げ馬。

この3頭はどれにも当てはまらないだけに減点が必要かもしれません。