今週の日曜東京メインはオークス(優駿牝馬)2018(GI)。
今年の牝馬クラシックの第2戦となる今年の３歳女王を決める一戦です。
東京競馬場5週連続GI開催の3週目。
今年も樫の女王を目指し3歳牝馬たちが府中に集結します。
３歳牝にとって未知の距離となる2400ｍで行われるオークス。
そのため思わぬ伏兵の好走で波乱になることも少なくありません。
桜花賞を圧勝したアーモンドアイが2冠達成するのか、はたまた他の馬が樫の女王に輝くのか。
今年の牝馬クラシック2冠目は果たしてどのような結末となるのでしょうか。
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◇オークス2018(ＧＩ、芝2400ｍ、東京) 出走予定馬(枠順)
1-1 リリーノーブル 55.0 川田
1-2 ラッキーライラック 55.0 石橋脩
2-3 マウレア 55.0 武豊2-4 トーセンブレス 55.0 柴田善 出走取消
3-5 カンタービレ 55.0 田辺
3-6 オールフォーラヴ 55.0 和田
4-7 トーホウアルテミス 55.0 松若
4-8 サトノワルキューレ 55.0 Ｍ・デムーロ
5-9 シスターフラッグ 55.0 岩田
5-10 レッドサクヤ 55.0 福永
6-11 パイオニアバイオ 55.0 北村宏
6-12 サヤカチャン 55.0 松岡正
7-13 アーモンドアイ 55.0 Ｃ・ルメール
7-14 ランドネ 55.0 内田博
7-15 ウスベニノキミ 55.0 三浦
8-16 ウインラナキラ 55.0 大野
8-17 ロサグラウカ 55.0 戸崎
8-18 オハナ 55.0 藤岡康
昨年は桜花賞で３着に敗れたソウルスターリングが見事な走りを見せたオークス。基本的には桜花賞組とトライアル上位馬の争いとなることが多いレースです。
今年もその傾向は変わらないでしょうからやはり桜花賞出走組が中心ということになりそうです。
今年のオークスで断然の主役となりそうなのがアーモンドアイ。桜花賞では直線だけで15頭をごぼう抜き。
上がり33.2秒という驚異の末脚でレコードのおまけ付きでした。まさに異次元の強さを見せつけたと言っていい内容。このレースで今年の牝馬クラシックの主役にこの馬が一気に躍り出たと言えます。
父がロードカナロアなので距離不安もささやかれますが母はフサイチパンドラ。折り合いも心配ない馬ですし、スローの直線勝負なら距離も問題ないでしょう。
東京コースはすでに経験済み。長い直線はこの馬の末脚を生かすにはもってこいの舞台でしょう。
枠は桜花賞時と同じ7枠13番。この枠だと今回も大外を回しての末脚勝負ということになりそうです。
レース当日が極端にインが伸びる馬場などになった場合、大外を回してどうなのかという不安は残ります。
ラッキーライラックは桜花賞で2着。自身は完璧な競馬をしたものの、アーモンドアイの末脚に屈する形となりました。
ただ、以前からこの馬は距離が延びてこそと松永調教師が言っていた馬。距離適性という意味ではアーモンドアイよりも有利と言えそうです。
先行できる脚質も馬場の良い東京で生きてくるでしょう。枠も先行するには絶好の1枠2番。
好位のインでうまく流れに乗れれば2400ｍでの距離適性の差から逆転もあるかもしれません。
オークストライアルであるフローラＳを勝ったのがサトノワルキューレ。先行勢が残る流れの中、直線だけで全馬をごぼう抜きにする見事な末脚でした。
もともと2400ｍを使われていたように陣営は当初からオークスを目標に設定。フローラＳの勝ちっぷりを見て陣営もその判断が間違いではなかったことに自信を深めたことでしょう。
ライバルたちが距離に不安を抱える中、この馬にはその心配はなし。引き続きM・デムーロ騎手とのコンビ継続も決まりました。オークス本番ではアーモンドアイとの末脚比べがひとつの見どころとなりそうです。
フラワーＣを快勝したカンタービレは桜花賞を使わずオークスへ。このままオークスへ直行することになりました。
昨年はフラワーＣを制したファンディーナが皐月賞へ出走。今年もフラワーＣ勝ち馬は桜花賞へは向かずオークスへ。
1800ｍ戦を勝った後にマイル戦は使いたくないという判断もあるのでしょう。フラワーＣが強い内容だっただけにオークスでも楽しみな一頭となりそうです。
なお、M・デムーロ騎手がオークスではサトノワルキューレに騎乗するため、オークスでは田辺騎手とコンビを組みます。
