現地時間6月11日(土)に行われるベルモントS(GI)。
アメリカ3歳クラシックの3冠目として知られるこのレース。
日本から遠征しているラニが今年は参戦します。

2冠目のプリークネスSでは追い込むも5着だったラニ。
日本馬として初めて挑むベルモントSではどんなレースを見せてくれるのでしょうか。

レースが行われるベルモントパーク競馬場は1周が2400m。
ケンタッキーダービーが行われたチャーチルダウンズ競馬場、
プリークネスSが行われたピムリコ競馬場よりも大きな競馬場でラニにとってはプラスとなりそう。
しかも今回は競馬場をちょうど一周するダート2400mという距離も
アメリカでは珍しいダートの長距離戦でこちらもラニはプラスに働くでしょう。

ケンタッキーダービー、プリークネスSでは明らかにスピード負けしていたラニ。
ベルモントSではそこまでハイペースになるとは思えず前半そこまで後方に置かれないはず。
ただ、ベルモントパーク競馬場は直線が約330mと意外と短く直線一気は難しいのもまた事実。
ラニとしては3角からまくっていくようなレースが理想でしょう。

遠征当初から一番の狙いはこのベルモントSだったと見られるラニ。
今回はさらに体調も上向いているとのことで期待も膨らみます。

ベルモントSでラニの一番のライバルになりそうなのが、プリークネスSを制したイグザジュレイター。
ナイキストが熱発のため、ベルモントSの回避が決定的。
そうなるとこの馬が脚質的にもベルモントパーク競馬場は合いそうで強敵となりそう。
とにかく泥んこ馬場にめっぽう強いこの馬。
ベルモントSも道悪になるようならこの馬の2冠が見られそう。

プリークネスS・2着のチェリーワイン、5着のストラディヴァリも出てくれば気になる存在。
ただプリークネスSは馬場が悪かっただけにベルモントSでは馬場状態によって着順の入れ替わりがありそう。
乾いた馬場でスタミナ比べになるとプリークネスSの順位はガラりと入れ替わる可能性も。

そして今年のベルモントSはすでにオッズが発表済み。
今年のベルモントSのオッズは以下の通り。
※大手ブックメーカー・ウィリアムヒルの最新オッズ

イグザジュレイター 2.00

Suddenbreakingnews 6.00

チェリーワイン 8.00

ストラディヴァリ 8.00

Brody’s Cause 11.00

ラニ 11.00

Destin 13.00

Governor Malibu 15.00

Creator 17.00

Wild About Deb 34.00

今回はラニもそれなりの人気。
距離延長で評価も上がっているようです。

ベルモントSのテレビ中継ですが今のところ未定。
今回もアメリカでのレースなので発走時刻は日本時間12日の午前7時36分。
そうなると今回もテレビ中継はないかもしれません。

ラジオ中継も含め、放送のスケジュールがわかり次第、追記したいと思います。