今週末に迫った今年のドバイシーマクラシックに関する情報です。
2017年3月25日(土)にドバイ・メイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデー。

昨年はドゥラメンテやリアルスティールなどがドバイに遠征。
その中でリアルスティールとラニが見事に勝利を挙げました。

今年はアウォーディーとラニなどがドバイワールドカップへの出走予定。
ドバイシーマクラシックにはサウンズオブアースが出走します。

今年もたくさんの日本馬がドバイに遠征、活躍が期待できそうです。

◇ドバイシーマクラシック2017(GI、芝2410m、メイダン)の出走予定馬(枠順)!!
※発走時刻:日本時間26日1時05分
※馬番=ゲート番

1.アーンショー(首) 牡6 57kg M.バルザローナ
2.ジャックホブス(英) 牡5 57kg W.ビュイック

3.ハイランドリール(愛) 牡5 57kg R.ムーア
4.サウンズオブアース(日) 牡6 57kg C.ルメール

5.プライズマネー(首) せん4 56.5kg A.デフリース
6.セブンスヘブン(愛) 牝4 54.5kg S.ヘファナン
7.ポストポンド(英) 牡6 57kg A.アッゼニ

早々とこのレースに出走を表明していたのがサウンズオブアース。
初の海外遠征でドバイシーマCに挑戦します。

鞍上もC・ルメール騎手に決定。
M・デムーロは日本で高松宮記念に騎乗するため今回はルメール騎手とのコンビ。

日本ではなかなか勝ち切れないサウンズオブアース。
ただ、昨年もリアルスティールが初の海外遠征となったドバイでGI初勝利を上げました。

意外とこの手の馬が海外に遠征するとあっさり勝ってしまうことはありがち(笑)。
あとはトライアルを使わずドバイに直行するローテがどう出るか。

メイダンの芝2410mは条件としてはこの馬にピッタリでしょう。

昨年末の香港ヴァーズでハイランドリールを破りGI初勝利を挙げたサトノクラウン。
この馬にもドバイシーマクラシックの招待状が届いていました。

始動戦となった京都記念ではマカヒキなどを破り連覇。
昨年暮れの香港ヴァーズ制覇の勢いを見せつけました。

京都記念を勝ったことで次走が注目されましたがオーナーは大阪杯を選択。
サトノダイヤモンドが大阪杯に出ないのでこの馬を出したいんでしょう。

次走が大阪杯に決定したことで残念ながらドバイ遠征は消滅。
海外でも結果を出しているだけに是非ドバイに向かってもらいたかったのですが。。。。

不振が続くダービー馬ワンアンドオンリーは今年もドバイ遠征予定していました。
ドバイシーマCとドバイGCに登録を済ませていましたが結局招待状は届かず。

ドバイゴールドカップへの出走を目指していましたが3年連続でのドバイ国際競走への出走は叶いませんでした。
今後は目標を阪神大賞典に変更。

国内の長距離戦で復活を目指します。

凱旋門賞で14着に惨敗したマカヒキは復帰戦の京都記念で3着。
京都記念後はドバイ遠征と大阪杯の両睨みでしたが大阪杯に向かうことが決まりました。

京都記念の鞍上がR・ムーア騎手に決まったことからドバイ遠征かと思ったのですが。。。
ドバイ遠征がなくなったのは残念ですが今年からGIになる大阪杯はこれで盛り上がりそう。

大阪杯ではキタサンブラックとマカヒキが激突することになりそうです。

有馬記念でサトノダイヤモンドと激闘を演じたキタサンブラック。
この春はドバイと大阪杯との両睨みでしたがこちらもドバイ遠征はせず国内に専念することが発表されました。

昨年と同じく大阪杯で始動。
その後は天皇賞・春、宝塚記念という王道ローテを今年も歩みます。

大阪杯がGIに昇格した関係で今年はドバイSCに向かう馬はサウンズオブアースのみに。
ちょっと寂しいですが国内競馬を盛り上げたいJRAの目論み自体は成功した格好です。

気になる外国勢はポストポンドが今年もドバイシーマC連覇を目指し出走予定。
ただ、3月5日にメイダンで行われた前哨戦G2ドバイシティオブゴールド(芝2410m)で2着。

直線やや不利があったものの、昨年は勝ったレースで敗れたのはちょっと気になるところ。
この後は予定通りドバイシーマC(芝2410m)で連覇を目指しますがひと叩きされてどこまで調子が上向くか。

本番で本調子にさえあれば、今年も日本馬にとってはこの馬が強力なライバルとなりそうです。

他にはオブライエン厩舎からハイランドリールとセブンスヘブンが出走予定。
ハイランドリールは昨年4着に敗れただけに今年はリベンジを狙います。

依然、先行力は衰えておらず、今年も日本馬にとっては厄介な存在となりそう。
今年のレースはこの馬の出方で展開が決まりそうです。

セブンスヘブンは昨年の愛オークスとヨークシャーオークスの勝ち馬。
BCフィリー&メアターフ以来のレースとなります。

2400mはこの馬にとってはベストの距離。
斤量差を生かして歴戦の牡馬を相手にどこまでやれるか注目です。

ジャックホブスは15年の愛ダービー馬。
前走の英チャンピオンS(3着)以来のレースとなります。

近走はなかなか勝ち切れないレースが続いていますが安定感は抜群。
休み明けを克服できればここでも好走が期待できそうです。

地元のプライズマネーは前哨戦のドバイシティオブゴールドでポストポンドを破る金星。
まだGIでの勝ち星はありませんがここ4戦で3勝2着1回。

現在2連勝中と勢いはあります。
地元の期待を背負い一気にGI勝利となるでしょうか。

今年のドバイシーマCはポストポンドをはじめとする前哨戦ドバイシティオブゴールド組 vs ハイランドリール、サウンズオブアースという構図となりそうです。

ドバイシーマクラシックもようやく事前オッズが公開。
ブックメーカー・ウィリアムヒルのオッズは以下のようになっています。
※オッズは3月24日時点のもの

ポストポーンド 2.75

ハイランドリール 4.50

ジャックホブス 5.00

セブンスヘブン 5.50

プライズマネー 8.00

サウンズオブアース 13.00

アーンショー 34.00

昨年の覇者ポストポンドが1番人気。
このメンバーなら納得の評価でしょうか。

ただし前哨戦で敗れたためちょっとオッズは上がりました。

サウンズオブアースは穴馬扱い。
海外遠征は初ですからこの評価は仕方ないですね。

ブックメーカーは今年のドバイシーマクラシックは欧州勢の争いになるとみているようです。
サウンズオブアースには是非ともこの低評価を覆してもらいたいものです。

◇ドバイワールドカップデー2017 出走馬は以下の通り。

●ドバイワールドカップ(G1) ダート2000m
※発走時刻:日本時間26日1時45分
※馬番=ゲート番

ドバイワールドカップ2017の出走予定馬&展望はこちら!!

1.アポロケンタッキー(日) 牡5 57kg C.ルメール
2.ロングリバー(首) 牡7 57kg M.バルザローナ

3.ゴールドドリーム(日) 牡4 57kg J.モレイラ
4.ラニ(日) 牡4 57kg R.ムーア

5.ガンランナー(米) 牡4 57kg F.ジェルー
6.ムーヴアップ(首) 牡4 57kg A.デフリース

7.アウォーディー(日) 牡7 57kg 武豊
8.フリアクルサーダ(首) 牝5 55kg A.フレス

9.アロゲート(米) 牡4  57kg M.スミス
10.キーンアイス(米) 牡5 57kg J.カステリャーノ

11.ネオリシック(米) 牡4 57kg J.ヴェラスケス
12.ホッパーチュニティ(米) 牡6 57kg F.プラ

13.スペシャルファイター(首) 牡6 57kg F.ハラ
14.ムブタヒージ(南ア) 牡5 57kg C.スミヨン

●ドバイシーマクラシック(G1) 芝2410m
※発走時刻:日本時間26日1時05分
※馬番=ゲート番

1.アーンショー(首) 牡6 57kg M.バルザローナ
2.ジャックホブス(英) 牡5 57kg W.ビュイック

3.ハイランドリール(愛) 牡5 57kg R.ムーア
4.サウンズオブアース(日) 牡6 57kg C.ルメール

5.プライズマネー(首) せん4 56.5kg A.デフリース
6.セブンスヘブン(愛) 牝4 54.5kg S.ヘファナン
7.ポストポンド(英) 牡6 57kg A.アッゼニ

●ドバイターフ(G1) 芝1800m
※発走時刻:日本時間26日0時30分
※馬番=ゲート番

ドバイターフ2017の出走予定馬&展望はこちら!!

1.リブチェスター(英) 牡4 57kg W.ビュイック
2.ザラック 牡4(仏) 57kg C.スミヨン

3.エシェム(仏) 牡4 57kg G.ブノワ
4.デコレーテッドナイト(英) 牡5 57kg A.アッゼニ

5.オパールティアラ(英) 牝4 55kg O.マーフィー
6.ムタケイエフ(英) せん6 57kg J.クローリー

7.モンディアリスト(英) 牡7 57kg D.タドホープ
8.ベリースペシャル(首) 牝5 55kg S.デソウサ

9.ヴィブロス(日) 牝4 55kg J.モレイラ
10.デットコレクター(星) せん4 57kg M.ロッド

11.クーガーマウンテン(愛) 牡6 57kg D.オブライエン
12.ドーヴィル(愛) 牡4 57kg R.ムーア
13.ロングアイランドサウンド(愛) 牡4 57kg S.ヘファナン

●ドバイゴールデンシャヒーン(G1) ダート1200m
※発走時刻:日本時間25日23時35分
※馬番=ゲート番

1.ストールウォーキンデュード(米) せん7 60kg F.ジェルー
2.モラウィジ(首) せん7 60kg C.ヘイズ

3.ワイルドデュード(愛) 牡7 60kg J.モレイラ
4.ダンドネル(香) せん7 60kg C.スミヨン

5.クールカウボーイ(首) 牡6 60kg P.ドッブス
6.ムアラブ(首) せん8 60kg J.クローリー

7.ディオスコリダー(日) 牡3 56kg S.フォーリー
8.マイキャッチ(首) せん6 60kg S.ヒッチコット

9.ハイオンライフ(首) せん6 60kg R.フレンチ
10.ノットリスニントゥーミー(香) せん6 60kg T.ベリー

11.セントジョーベイ(米) せん5 60kg N.アロヨ
12.レイナルドザウィザード(首) せん11 60kg R.マレン

13.コミカス(首) せん4 60kg W.ビュイック
14.マインドユアビスケッツ(米) 牡4 60kg J.ロザリオ

●アルクオーツスプリント(G1) 芝1200m
※発走時刻:日本時間25日23時00分
※馬番=ゲート番

1.アメージングキッズ(香) せん5 57㎏ J.モレイラ
2.メディシアンマン(英) せん11 57㎏ A.デフリース

3.ザライトマン(仏) せん5 57㎏ F.ベルトラス
4.ファイナルベンチャー(英) せん5 57㎏ P.ドッブス

5.ジャングルキャット(首) 牡5 57㎏ W.ビュイック
6.エルティジャール(首) せん6 57㎏ J.クローリー

7.ロングオンバリュー(米) 牡6 57㎏ J.ロザリオ
8.フィンズベリースクエア(仏) せん5 57㎏ C.スミヨン

9.リチャーズボーイ(米) せん5 57㎏ N.アロヨ
10.ワシントンディーシー(愛) 牡4 57㎏ R.ムーア

11.リマート(英) せん5 57㎏ H.ベントレー
12.バカラ(首) せん8 57㎏ C.オドノヒュー

●UAEダービー(G2) ダート1900m
※発走時刻:日本時間25日22時25分
※馬番=ゲート番

1.カタールマン(英) 牡3 55kg C.オドノヒュー
2.マスタープラン(米) 牡3 55kg J.ヴェラスケス

3.ランカスターボンバー(愛) 牡3 55kg R.ムーア
4.ミッドナイトチカ(首) 牝3 53kg C.ヘイズ

5.トップスコア(首) 牡3 55kg A.デフリース
6.フォーリー(南ア) 牡3 55kg B.フェデルブ

7.ビージャージー(首) 牡3 55kg S.ヒッチコット
8.ベットーリキン(米) 牡3 59.5kg J.ロザリオ

9.フライアットドーン(首) 牡3 55kg W.ビュイック
10.エピカリス(日) 牡3 55kg C.ルメール

11.ヒーランズアウェイ(ウルグアイ) 牡3 59.5kg S.デソウサ
12.スピリットオブヴァラー(愛) 牡3 55kg S.ヘファナン

13.サンダースノー(首) 牡3 55kg C.スミヨン
14.ノーモアリッチブロンズ(首) 牝3 53kg A.フレス

15.コスモチャーリー(首) 牡3 55kg P.ドッブス
16.アディラート(日) 牡3 55kg 武 豊

●ドバイゴールドカップ(G2) 芝3200m
※発走時刻:日本時間25日21時50分
※馬番=ゲート番

1.SHEIKHZAYEDROAD M.Harley
2.FAMOUS KID S. De Sousa

3.VAZIRABAD C.スミヨン
4.WALL OF FIRE W.ビュイック

5.ZAMAAM J.Crowley
6.QUEST FOR MORE J.スペンサー

7.ビッグオレンジ L.デットーリ
8.キングフィッシャー R.ムーア

9.REMBRANDT VAN RIJN M.バルザローザ
10.QUECHUA B.Vorster

11.ビューティフルロマンス O.Murphy
12.ハートブレークシティー J.モレイラ

13.BASATEEN D.オニール
14.トリップトゥパリス A.アッゼニ

●ゴドルフィンマイル(G2) ダート1600m
※発走時刻:日本時間25日20時45分
※馬番=ゲート番

1.ロス(独) 牡5 57kg A.アッゼニ
2.ファリアー(首) せん9 57kg P.コスグレイヴ

3.ルバーナーディン(首) 牡8 57kg T.オシェア
4.ギフテッドマスター(英) せん4 57kg R.ムーア

5.セカンドサマー(首) せん5 57kg P.ドッブス
6.シャープアズテカ(米) 牡4 57kg E.ザヤス

7.ノースアメリカ(首) せん5 57kg R.マレン
8.ヘヴィメタル(首) せん7 57kg M.バルザローナ

9.ストーマーダル(首) せん6 57kg A.デフリース
10.エティジャー(首) せん7 57kg J.クローリー

11.トリプルナイン(韓) 牡5 57kg M.ロッド
12.フィッツジェラルド(首) せん5 57kg C.オドノヒュー
13.カフジテイク(日) 牡5 57kg 福永 祐一

そして今年のドバイワールドカップデー、もうひとつの楽しみは馬券。
昨年から始まった海外競馬の日本での馬券発売。

今年はドバイワールドカップデーもその対象競走となります。
今回馬券が発売されるのは以下のGI3レース。

◇発売レース
・7R ドバイターフ(GI、芝1800m 日本時間26日0時30分発走)
・8R ドバイシーマクラシック(GI、芝2410m 日本時間26日1時05分発走)
・9R ドバイワールドカップ(GI、ダート2000m 日本時間26日1時45分発走)
※UAEダービー、ゴドルフィンマイルにも日本馬が出走しますがこちらは馬券販売がありません。

◇発売方法
・インターネット投票に限定し、「A-PAT会員」「即PAT会員」が対象。
※ウインズや競馬場での現金販売はありません。

・単勝、複勝、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単の7式別を発売。(枠連・WIN5は発売なし)
※独立プール方式のため、日本国内独自のオッズとなります。

◇発売時間
・日本時間3月25日(土)19時30分から、各レースの発走予定時刻の4分前まで

気になるドバイワールドカップデーのテレビ中継ですが今年はフジテレビ系列で生中継が決まりました。
地上波はフジテレビ、BSはグリーンチャンネルでの放送ということになりそうです。

フジテレビではドバイワールドカップのみを生中継。
グリーンチャンネルではドバイワールドカップ、ドバイターフ、ドバイシーマクラシックが生中継されます。

グリーンチャンネルは無料放送なのでBSが見られる環境さえあれば大丈夫です。

◇フジテレビ系列
3月25日(土曜) 25:15~26:15(予定)
※番組内にてドバイワールドカップ(G1)を生中継
※ドバイターフ(G1)、ドバイシーマクラシック(G1)等を録画放送する予定。

◇グリーンチャンネル
3月25日(土曜)23:30~26:30(予定)
※1無料放送
※番組内にてドバイワールドカップ(G1)、ドバイターフ(G1)、ドバイシーマクラシック(G1)を生中継する予定。