今週の日曜京都メインは菊花賞2017(GI)。
ご存知の通り3歳クラシック競走の最終戦です。
今年は大混戦が続いている3歳牡馬クラシック戦線。
菊花賞も3000mと距離が特殊なだけに予想が難しいレースとなりそうです。
加えて今年の菊花賞はダービーの上位3頭が不在。
そして台風の影響で泥んこ馬場での競馬と波乱の要素が満載。
春はクラシックと縁のなかった馬にも今年は十分にチャンスがありそうです。
菊花賞といえば夏の上がり馬が勢いそのままに制することも多いレース。
春の混戦模様を見ていると今年はもしかするとそのパターンの年となるかもしれません。
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◇菊花賞2016(GI、芝3000m、京都) 結果
1着 ○ 3.サトノダイヤモンド
2着 × 11.レインボーライン
3着 13.エアスピネル
4着 △ 6.ディーマジェスティ
5着 × 8.ミッキーロケット
・・・・・・・・・・・・・・・・
8着 ◎ 1.カフジプリンス
9着 × 7.レッドエルディスト
10着 ▲ 17.ジュンヴァルカン
◇払戻金
単勝：3 230円 1番人気
馬連：3-11 3,510円 13番人気
馬単：3-11 4,720円 17番人気
3連複：3-11-13 17,550円 51番人気
3連単：3-11-13 69,380円 199番人気
皐月賞３着、ダービー２着とクラシックで惜しいレースが続いていたサトノダイヤモンドが最後の1冠で悲願のクラシック制覇。
意外にもこの勝利がディープ産駒の3000m以上の重賞初勝利でもあった。
2着、3着には人気薄のレインボーラインとエアスピネルが入り昨年の菊花賞は中波乱となりました。
◇菊花賞 2017(GI、芝3000m、京都) 出走予定馬(枠順)
1-1 ブレスジャーニー 57.0 柴田善
1-2 ウインガナドル 57.0 津村明
2-3 スティッフェリオ 57.0 松若
2-4 クリンチャー 57.0 藤岡佑
3-5 トリコロールブルー 57.0 戸崎
3-6 マイネルヴンシュ 57.0 柴田大
4-7 アダムバローズ 57.0 池添
4-8 サトノアーサー 57.0 川田
5-9 クリノヤマトオー 57.0 幸
5-10 ベストアプローチ 57.0 岩田
6-11 サトノクロニクル 57.0 福永
6-12 ミッキースワロー 57.0 横山典
7-13 キセキ 57.0 M・デムーロ
7-14 ポポカテペトル 57.0 和田
7-15 ダンビュライト 57.0 武豊
8-16 アルアイン 57.0 C・ルメール
8-17 プラチナヴォイス 57.0 田辺
8-18 マイスタイル 57.0 四位
菊花賞の枠順が確定。
有力馬の多くが外目の枠に入る展開となり波乱の予感？
2冠を目指すアルアインは試練の8枠16番。
距離が微妙なだけにできれば内枠が欲しかったところですが。。。
キセキが7枠13番、ミッキースワローが6枠12番。
この2頭も人気が予想されますが揃って枠は外目。
人気が予想される3頭はどこかでうまく内に入れたいところです。
有力馬ではサトノアーサーが4枠8番とまずまずの枠をゲット。
2枠4番を引いたクリンチャー、1枠2番のウインガナドルが展開のカギを握りそうです。
2頭とも切れる馬ではないので思い切った逃げでスタミナ勝負に持ち込めば面白い存在になりそうです。
特にウインガナドルは重馬場での勝ちもあるので馬場が悪化すれば。。。
さらに週末の京都は台風と秋雨前線の影響で雨。
菊花賞も道悪、しかもかなり悪い馬場での競馬が必至。
近年の菊花賞ではなかったようなタフな条件でのレースとなりそうです。
どの馬にとっても未知の距離となる3000mに加え、不良馬場。
距離適性に加えて重馬場適性も重要なポイントとなってきそうです。
ここまで馬場が悪化するとスタミナのない馬には厳しそう。
今年の菊花賞はパワーとスタミナを兼ね備えた馬が上位に来そうです。
レイデオロの優勝で幕を閉じた今年の日本ダービー。
今年の３歳クラシックも残すところあとは菊花賞のみとなりました。
しかし、今年の菊花賞はそのダービー馬が不在。
レイデオロはジャパンカップを目指すことがすでに発表されています。
距離適性も考慮した上での判断なのでしょう。
藤沢厩舎はあまり菊花賞には出ませんし。。。
ダービー３着のアドミラブルも脚部を故障。
秋は全休。復帰は来年ということになりそうです。
ダービー２着のスワーヴリチャードも調整を遅れから菊花賞を回避。
復帰戦はアルゼンチン共和国杯と発表がありました。
これで今年の菊花賞はダービーの１、２、３着馬が不在。
重賞勝ち馬も３頭だけと菊花賞はどの馬が勝ってもおかしくない大混戦となりそうです。
ダービー上位組では菊花賞は距離適性からどうかと思われたアルアインが菊花賞へ参戦。
前哨戦となったセントライト記念は2着でしたが叩き台としてはまずまずの結果だったと言えます。
ただ、この馬の場合は3000mの距離が微妙なところ。
決して距離が延びていいタイプではないだけに乗り方は難しくなりそう。
セントライト記念からコンビを組むC・ルメール騎手が本番でどのような手腕を見せるか。
皐月賞馬は菊花賞と好相性ではあるだけに距離を克服し結果を出すことができるでしょうか。
セントライト記念でアルアインを破ったのがミッキースワロー。
皐月賞馬アルアインを豪快に差し切って重賞初制覇は見事でした。
この勝利で菊花賞の有力馬に浮上。
ただ、この馬も3000mの距離は微妙なところ。
あの切れ味を見る限りでは中距離馬という気も。。。
菊花賞への最重要ステップである神戸新聞杯。
このレースを制したのは皮肉にも菊花賞に出走しないレイデオロ。
ダービー馬の貫録十分に危なげない内容で秋初戦を快勝。
世代トップの実力を示す結果となりました。
２着に入ったキセキ、３着のサトノアーサーは菊花賞へ。
レイデオロには完敗でしたが、菊花賞ではそのレイデオロが不在。
この２頭にも十分にチャンスがありそうです。
どちらも折り合えさえつけば距離はこなせそう。
菊花賞は神戸新聞杯組が強いレースなのでこの２頭には要注意でしょう。
スタミナはありそうなクリンチャーなどもうるさい存在になりそう。
ダービーでは超スローペースを何故か控えて見せ場がありませんでした。
ただ、秋初戦となったセントライト記念でも先手を奪わずに９着。
このところはあまり先手を奪う競馬をしていないのは気になるところ。
京都の外回りの長距離戦は思わぬ大逃げが決まる舞台でもありますからそれなりのペースで逃げれば面白そうなのですが。
東スポ杯2歳S(1着)後に骨折が判明し休養していたブレスジャーニー。
菊花賞で復帰することが発表されました。
骨折+長期休養明けでいきなり3000m。
条件はきわめて厳しいですが2歳時点では世代トップクラスの評価を受けていた馬。
今年はメンバーがメンバーなだけにもしかするとこの馬の能力だけで足りてしまう可能性はありそう。
菊花賞ではどんな走りを見せてくれるのでしょうか。
ポポカテペトルは前走の阿賀野川特別を快勝。
青葉賞４着馬が久々の勝利を上げました。
ディープ産駒にしてはエンジンのかかりの遅い馬で距離は長いほうが良さそう。
普通なら菊花賞では厳しい馬ですが今年のメンバーなら勝負になるかもしれません。
早めのロングスパートが決まれば大金星も？？
◇菊花賞、有力馬追い切り情報
◇アルアイン
【最終追い切り】
10/18：栗東CW(稍)6F：81.5-65.1-50.3-37.3-12.0(ルメール/一杯)
外プロフェットと併せクビ差先着
【１週前追い切り】
10/12：栗東CW(良)6F：83.0-67.7-52.7-39.2-11.8(水口/強め)
外サトノクロニクルと併せクビ差遅れ
◇キセキ
【最終追い切り】
10/18：栗東芝(稍)6F：82.2-66.6-51.2-37.2-12.0(デムーロ/馬なり)
内ロイヤルバローズと併せ0.1秒先着
中グローブシアターと併せクビ差先着
【１週前追い切り】
10/12：栗東CW(良)6F：86.1-69.8-55.5-40.8-12.4(助手/強め)
◇サトノアーサー
【最終追い切り】
10/18：栗東CW(稍)5F：67.4-52.2-38.3-11.6(川田/馬なり)
中サトノクロニクルと併せ0.1秒先着
外フォイヤーヴェルクと併せ0.6秒先着
【１週前追い切り】
10/12：栗東CW(良)6F：81.6-66.2-52.2-38.3-11.6(川田/一杯)
外プロフェットと併せ0.2秒先着
◇ブレスジャーニー
【最終追い切り】
10/18：栗東CW(稍)6F：84.3-68.4-52.8-39.0-12.0(中井/一杯)
内マースゴールドと併せ0.1秒先着
【１週前追い切り】
10/12：栗東CW(良)6F：81.6-66.2-52.2-38.3-11.6(中井/一杯)
内マースゴールドと併せクビ差遅れ
外ライトブリンカーと併せ0.1秒先着
◇ミッキースワロー
【最終追い切り】
10/18：美浦南W(重)5F：67.9-52.7-38.8-12.9(調教師/馬なり)
【１週前追い切り】
10/12：美浦南W(良)6F：86.7-70.7-55.3-41.4-13.0(調教師/馬なり)
内ダイワリベラルと併せ0.1秒先着
中インストアイベントと併せ0.1秒先着
◇ダンビュライト
【最終追い切り】
10/18：栗東坂路(稍)4F：53.0-38.9-25.6-12.8(助手/一杯)
内スティッフェリオと併せ0.2秒遅れ
◇トリコロールブルー
【最終追い切り】
10/18：栗東CW(稍)7F：97.7-65.4-50.9-38.0-12.7(戸崎/一杯)
外ポポカテペトルと併せ0.2秒先着
◇ポポカテペトル
【最終追い切り】
10/18：栗東CW(稍)7F：99.7-66.5-52.0-39.1-12.9(和田/一杯)
内トリコロールブルーと併せ0.2秒遅れ
１８日、美浦・栗東の両トレセンで菊花賞の最終追い切りが行われました。
２冠を目指すアルアインは栗東CWで併せ馬を消化。
ルメール騎手が騎乗し6Fから長めでしっかり追われ上々の内容。
仕上がりは良さそうであとは距離適性だけと言ったところでしょうか。
上がり馬のキセキは珍しく栗東芝での追い切り。
こちらも3頭併せでしっかり追われ先着。
時計は地味ですが調子は良さそうです。
ミッキースワローは最終追い切りも調教師自らが手綱。
単走での追い切りでしたが仕上がりは良好。
あとは関東馬が不振の菊花賞で結果を出せるか。
サトノアーサーは相変わらず仕舞いの切れが抜群。
今回も折り合えば最後に鋭い脚を見せてくれそうです。
伏兵陣ではトリコロールブルーがいい動き。
7Fから追い切られ上々の動きを見せていました。
混戦模様なだけに一発があるかもしれません。
◆【菊花賞 2017】こじはる3連単5頭BOX、ジャンポケ斉藤、天童なこなどの予想一覧!!
菊花賞のサイン馬はこちらのページで公開中!!!
◆【今週のサイン馬券】菊花賞 2017編!!
