今週の日曜東京メインは天皇賞・秋(GI)。
今年の天皇賞・秋の出走予定馬の情報です。
最近はジャパンカップへのトライアルレースになりつつある天皇賞・秋。
近年は凱旋門賞へ向かう有力馬もおり、一時期ほど豪華メンバーが揃わなくなりました。
しかし今年はモーリスとエイシンヒカリの対決が府中で実現。
昨年の年度代表馬と今年の世界ランキング1位馬(現在は2位)との最初で最後の国内での対決はおおいに盛り上がりそうです。
◇天皇賞・秋(GI、芝2000m、東京)の出走予定馬(枠順)
1-1 エイシンヒカリ 武豊
2-2 クラレント 内田博
2-3 アンビシャス 横山典
3-4 サトノクラウン 福永
3-5 ロゴタイプ 田辺
4-6 アドマイヤデウス 岩田
4-7 サトノノブレス シュタルケ
5-8 モーリス R・ムーア
5-9 ルージュバック 戸崎
6-10 カムフィー 蛯名
6-11 ヒストリカル 田中勝
7-12 リアルスティール M・デムーロ
7-13 ヤマカツエース 池添
8-14 ステファノス 川田
8-15 ラブリーデイ C・ルメール
◆【天皇賞・秋】こじはる3連単5頭BOX、おぎやはぎ、まいやん、ジャンポケ斉藤、キャプテン渡辺などの本命馬はこちら!!
昨年の年度代表馬モーリスが天皇賞・秋に参戦。
距離の幅を広げるために出走した札幌記念では2着。
道中の折り合いは問題なかっただけに敗因は渋った馬場だったのでしょうか。
騎乗したJ・モレイア騎手も距離は問題なかったとレース後に言っていました。
当初陣営は札幌記念を勝ってR・ムーア騎手で天皇賞・秋へ向かうプランでした。
札幌記念の敗戦で一瞬迷いも生じたようですが、結局そのプラン通り天皇賞へ向かうことが決定しました。
モーリスは年内での引退も決定。天皇賞の後は香港マイルか香港Cへ向かいこのレースが引退レースとなるようです。
香港ではR・ムーア騎手かJ・モレイラ騎手が手綱を取るということです。
残り2戦、モーリスがどんな走りを見せてくれるのかに注目が集まります。
ただ、過去を見ても札幌記念から天皇賞に直行するローテはあまり結果が出ていないだけに不安もありますが。。。
それでも鞍上はあのR・ムーア騎手。
昨年休み明けだったマイルCSでモーリスを勝利に導いているだけに心配はいらないかもしれません。
◇モーリス、追い切り時計
【最終追い切り】
10/26:美浦南W(良)5F:69.1-54.3-39.0-12.6(助手/馬なり)
※外バクシンテイオー(一杯)と5F併せで0.2秒先着
【1週前追い切り】
10/20:美浦南W(良)6F:82.8-68.1-52.7-37.6-12.4(助手/仕掛け)
※外サトノクラウン(強め)を6Fで0.2秒追走、4F併せで0.2秒先着
【2週前追い切り】
10/13:美浦南W(良)5F:68.0-53.5-38.8-13.5(助手/馬なり)
※外サトノクラウン(馬なり)、中バクシンテイオー(馬なり)を5Fで0.9秒追走、4Fで併せで併入
今年の天皇賞・秋に早々と出走を表明しているのがエイシンヒカリ。
前走のプリンスオブウェールズSでは馬場にも泣かされまさかのシンガリ負け(6着)。
結果次第では凱旋門賞なんて話もありましたが白紙に。
秋は天皇賞から香港Cというローテが発表されました。
すでに今年一杯での種牡馬入りが決まっているエイシンヒカリ。
天皇賞・秋が国内でエイシンヒカリの走りを見られる最後の機会となりそうです。
しかも枠順は逃げ馬にとって絶好の1枠1番。
何だかあのサイレンススズカを思い出してしまいます。。。
ただ、左回りに不安があることも事実。
脚質も極端な馬なので休み明けも含め、いろいろと不安はありそうです。
◇エイシンヒカリ、追い切り時計
【最終追い切り】
10/26:栗東CW(良)6F:79.8-63.7-49.8-36.8-12.5(武豊/馬なり)
【1週前追い切り】
10/19:栗東CW(稍)6F:77.5-63.0-49.5-37.6-24.7-13.6(武豊/一杯)
【2週前追い切り】
10/13:栗東坂路(良)4F:54.2-38.2-24.7-12.6(助手/馬なり)
【中間追い切り】
10/6:栗東坂路(重)4F:51.7-37.4-24.8-12.9(黒岩騎手/馬なり)
ドバイターフでGI初勝利を挙げたリアルスティール。
前走の安田記念では国内GI制覇が期待されたものの、11着に惨敗。
秋はM・デムーロ騎手との新コンビで毎日王冠で復帰する予定でした。
しかし、最終追い切り後に回避が決定。
夏負けの影響が長引き体調が上がってこないことが理由だったようです。
怪我ではないため今後は予定通り天皇賞・秋に向けて調整されるとのこと。
ただ前哨戦を使えなかったのは大きなマイナス。
安田記念でも折り合いを欠いていただけに距離が延びる天皇賞では折り合いがポイントになりそうです。
天皇賞・秋ではデムーロ騎手が手綱を取ることも正式に決定しました。
◇リアルスティール、追い切り時計
【最終追い切り】
10/26:栗東坂路(良)4F:53.8-38.4-24.8-12.5(助手/仕掛け)
【1週前追い切り】
10/19:栗東CW(稍)6F:82.6-66.2-51.4-38.1-11.9(M・デムーロ/仕掛け)
【2週前追い切り】
10/13:栗東坂路(良)4F:55.2-40.4-26.2-13.0(助手/馬なり)
※外タイセイサミット(馬なり)と併せ、0.1秒先着
ルージュバックは毎日王冠で牡馬相手に見事な勝利。
得意の東京コースでまたもや自慢の末脚が爆発しました。
天皇賞・秋も毎日王冠と同じ東京コース。
距離延長も問題なく、牝馬ながら混合戦を得意にしているのも魅力的です。
毎日王冠の後は短期放牧でリフレッシュ。
20日に帰厩し状態も引き続き良さそうです。
スランプから完全復活した感のあるルージュバック。
本番でも侮れない存在となりそうです。
◇ルージュバック、追い切り時計
【最終追い切り】
10/27:美浦南W(良)4F:51.6-37.0-12.4(助手/馬なり)
※中ストリートベロン(G強め)を4Fで0.6秒追走、1F併せで0.8秒先着
※外パリファッション(馬なり)を4Fで1.4秒追走、1F併せで0.8秒先着
予定を変更して出走した宝塚記念ではいいところのなかったアンビシャス。
当初は毎日王冠→天皇賞・秋の予定だっただけに何故出走したんでしょうか(笑)。
復帰戦となった毎日王冠は惜しくも2着。
ルージュバックには差されたものの、休み明けとしてはまずまずのレースぶりでした。
天皇賞・秋が行われる東京2000mはおそらくこの馬にとってベストの舞台。
相手はさらに強化されますが悲願のGI獲りとなるでしょうか。
安田記念で鮮やかな逃げ切りを決め、モーリスの連勝を止めたロゴタイプ。
この馬も秋は天皇賞を最大目標にしています。
ただ復帰戦となった毎日王冠では8着。
この秋は真価が問われるところですが復帰戦は惨敗に終わりました。
やはり安田記念はフロックだったのか。
天皇賞での巻き返しがあるのか注目です。
連覇を目指すラブリーデイは京都大賞典で3着。
距離適性を考慮すると次走は天皇賞・秋で連覇を目指すことになるでしょう。
京都大賞典でもやや折り合いを欠く場面がみられただけに距離短縮は歓迎。
このところ勝ち切れないレースが続いていますが復活なるでしょうか。
秋は天皇賞を目標にしていたリオンディーズ。
神戸新聞杯から始動する予定だったんですがその1週前追い切りの後に左前繋部浅屈腱炎を発症。
全治9カ月以上と診断されていたが、エコー検査で左前浅屈腱のつなぎ部分の不全断裂が発覚。
復帰が極めて困難ということで現役引退が発表されました。
今後は日高のブリーダーズSSで種牡馬入り。
引退は残念ですがその子供たちの活躍に期待しましょう。
宝塚記念6着のあと休養しているサトノクラウン。
天皇賞・秋に直行することになりました。
休み明けの馬はあまり結果が出ていない天皇賞・秋。
ただ東京2000mはこの馬にとってもベストの舞台設定でしょう。
個人的に好きな馬なので是非とも押えておきたい一頭です。
もう一頭のサトノ勢、サトノノブレスも天皇賞へ。
敗れはしましたがオールカマーではあのゴールドアクターとクビ差。
改めて中距離での能力の高さを見せてくれました。
あとは結果の出ていないGIでどこまで肉薄できるかでしょうか。
一時は天皇賞・秋に出走すると言われていた英国馬のトリスター。
あのゴドルフィン所属で今年のドバイターフでリアルスティールの3着だった馬です。
すでに陣営は航空機の手配まで進めているなんて言われていたのですが。。。
その後の情報では天皇賞へ向けた調整中に故障してしまったとのこと。
手術が必要なほどの怪我で無念の回避となってしまいました。
トリスターの回避で結局、今年の天皇賞・秋も外国馬の参戦はなくなってしまいました。
札幌記念を見事に逃げ切ったネオリアリズム。
天皇賞へのプランもあったようですがマイルCSに向かうようです。
天皇賞では同型馬のエイシンヒカリがいることを考慮したのでしょうか。
ただ、マイルCSに向った場合も今度はスピード不足を露呈しそうで苦戦が予想されます。
他の有力馬ではゴールドアクターとキタサンブラックは天皇賞を回避。
ゴールドアクターはオールカマー(1着)からJC、キタサンブラックは京都大賞典(1着)からJCに向かいます。
ディーマジェスティとサトノダイヤモンドも秋は菊花賞が目標。
マカヒキは凱旋門賞に出走したのでもちろん回避です。
◇天皇賞・秋の主な回避馬
・マカヒキ 年内休養、復帰戦は京都記念を予定
・キタサンブラック 京都大賞典(1着)→JC
・ゴールドアクター オールカマー(1着)→JC
・サウンズオブアース 京都大賞典(4着)→JC
・シュヴァルグラン 次走はアルゼンチン共和国杯が有力。目標はジャパンC
・マリアライト オールカマー(5着)→エリザベス女王杯→有馬記念
・トーホウジャッカル 復帰は11月のジャパンCを予定
・リオンディーズ 左前浅屈腱のつなぎ部分の不全断裂。現役引退。
・スマートオーディン 脚元に不安が出たため秋のローテーションが白紙に。
・ネオリアリズム 次走はマイルCSの予定
今年の天皇賞・秋は久しぶりの好メンバー。どんなレースが展開されるのか楽しみです。