秋のクラシックシーズンが到来。
今週は3歳牡馬クラシック最終戦菊花賞です。
例年通り今年も多くの有力馬がセントライト記念と神戸新聞杯を経由しての参戦。
そのトライアルも終わり秋の勢力図もはっきりしてきました。
今年はダービー馬のマカヒキが凱旋門賞出走のため不在。
3歳クラシック最後の1戦はダービー馬不在の中行われます。
最後の1冠を手にするのはどの馬なんでしょうか。
◇菊花賞(GI、芝3000m、京都)の出走予定馬
アグネスフォルテ 57.0 松山弘
イモータル 57.0 ヴェロン
ウムブルフ 57.0 浜中
エアスピネル 57.0 武豊
カフジプリンス 57.0 岩田
コスモジャーベ 57.0 丹内
サトノエトワール 57.0 池添
サトノダイヤモンド 57.0 C・ルメール
シュペルミエール 57.0 北村宏
ジュンヴァルカン 57.0 M・デムーロ
ジョルジュサンク 57.0 幸
ディーマジェスティ 57.0 蛯名
プロディガルサン 57.0 田辺
マウントロブソン 57.0 川田
ミッキーロケット 57.0 和田竜
ミライヘノツバサ 57.0 藤岡康
レインボーライン 57.0 福永
レッドエルディスト 57.0 四位
◆【菊花賞】こじはる3連単5頭BOX、おぎやはぎ、まいやん、ジャンポケ斉藤、キャプテン渡辺などの本命馬はこちら!!!
今年の菊花賞で人気を集めそうなのがサトノダイヤモンド。
秋は凱旋門賞挑戦を封印して国内に専念。
それだけ里見オーナーのGI勝利にかける思いが強いんでしょう。
マカヒキがいないこの秋はチャンスとだとふんだんでしょう。
ただ、血統的に3000mがベストとはいい難いのも確か。
それでもスローペースになることが多い近年の菊花賞なら距離は問題ないかもしれません。
始動戦となった神戸新聞杯は単勝1倍台の1本被りの人気に応え優勝。
ただ2着のミッキーロケットとはクビ差の接戦。
休み明けだったとはいえ思わぬ苦戦を強いられました。
この結果からしても本番でも死角がないわけではなさそうです。
何よりオーナーが国内GI未勝利。
とにかく運がない方なのでまた本番でも2着なんてパターンが十分にありそうです(笑)。
それにディープ産駒自体、未だに3000m以上の重賞で一度も勝ったことがありません。
記録はいつか破られるとはいえ、これはちょっと嫌なデータではあります。
◇サトノダイヤモンド、追い切り時計
【最終追い切り】
10/19:栗東CW(稍)4F:–53.4-38.3-11.9(ルメール/仕掛け)
※外ペルシアンナイト(G強め)を4Fで0.4秒追走、1F併せで0.1秒先着
【1週前追い切り】
10/13:栗東CW(良)6F:81.4-66.2-51.5-37.3-11.5(助手/一杯)
※外サトノラーゼン(一杯)に3馬身先着
皐月賞馬ディーマジェスティはセントライト記念を快勝。
菊花賞に向けこれ以上ない好スタートを切りました。
ダービーでは惜しくも3着に敗れたディーマジェスティ。
ただ、せっかくの1番枠を生かし切れず上位2頭よりも外を回った分の3着という感じでした。
この馬も3000mは歓迎というタイプではありませんが折り合いには心配がない馬。
高速馬場の京都で皐月賞の時のような豪脚がさく裂してもおかしくありません。
でもこの馬もディープ産駒なんですよねぇ。。。
◇ディーマジェスティ、追い切り時計
【最終追い切り】
10/19:美浦南W(良)5F:66.2-51.4-37.8-12.4(蛯名/馬なり)
※外パワースポット(馬なり)を5Fで1.2秒追走、1F併せで0.4秒先着
【1週前追い切り】
10/13:美浦南W(良)5F:67.2-51.9-37.0-12.4(助手/強め)
※中ベルウッドテラス(馬なり)に1/2馬身先着、外ギブアンドテイク(強め)に4馬身先着
春はクラシック上位陣に力負けの感もあったエアスピネル。
秋の路線が注目されていましたが結局菊花賞に向かうことが決まりました。
この馬こそ3000mは決して適距離とは言えませんが、菊花賞は3歳しか出られないレース。
過去にものちの短距離馬が出ていたりするのでそれだけクラシックは特別なレースなんでしょう。
始動戦となった神戸新聞杯では後方待機から直線の末脚勝負。
しかし思ったほど切れずに5着という結果に終わりました。
武豊騎手は本番を見据えての競馬だったんでしょうがタメテも切れないとなると本番の乗り方が難しいところ。
菊花賞ではどのような手綱さばきを見せてくれるのでしょうか。
案外、菊花賞の後はマイルCSなんて路線変更もあるかもしれません。
◇エアスピネル、追い切り時計
【最終追い切り】
10/19:栗東坂路(稍)4F:51.0-37.4-24.5-12.3(武豊/G強め)
※外エアカーディナル(一杯)と併せで0.8秒先着
【1週前追い切り】
10/13:栗東坂路(良)4F:53.0-38.6-24.7-12.2(助手/馬なり)
※ワンダーヴィーヴァ(一杯)に1馬身先着
ダービー馬が不在の年は春のクラシック不出走だった馬が菊花賞を勝つことが多々あります。
そうなると今年は夏の上がり馬が菊花賞を勝つことがあると考えてもいい年。
ここは夏の上がり馬を探したいところなんですが、
今年は正直、これと言った強力な上がり馬が見当たりません。
ミッキーロケットは夏の北海道で2勝。
神戸新聞杯でもサトノダイヤモンドのクビ差2着に好走しました。
ただ皐月賞では惨敗しているだけに本番での逆転は???
カフジプリンスは神戸新聞杯で4着。
4角からの手ごたえが怪しく、最後はやや脚を余した感もある内容だったのでまだ上昇が見込めそう。
血統的にも京都3000mは問題なさそうですし、前走から距離が延びるのはむしろプラスかもしれません。
乗り方ひとつで一発までありそうですし、2、3着なら十分にありそうな雰囲気です。
ジュンヴァルカンは現在、あずさ賞(500万下)、三田特別(1000万下)を2連勝中。
ただ予定していた神戸新聞杯を回避したのはマイナス。
未知の魅力という点ではこの馬が一番ですが順調さを欠いたのは痛いところです。
近年希に見るハイレベルと言われる今年の3歳クラシック上位組。
皐月賞、ダービーとその顔ぶれは変わりませんでした。
セントライト記念はディーマジェスティが完勝。
神戸新聞杯でも接戦とはいえしっかりサトノダイヤモンドが制しました。
春のクラシック上位は秋になっても健在で勢力図はあまり変わっていない様子。
菊花賞でも春のクラシック上位組が中心になりそうです。
それでも京都3000mという特殊なコースで行われる菊花賞。
もし大仕事をするとしたらデータ的にもディープ産駒以外の馬ということになりそうです。