10月14日(日)に京都競馬場で行われる秋華賞2018(GI)。

3歳牝馬クラシック3冠競走の最終戦となる一戦です。

今年の3歳牝馬路線の中心は何と言ってもアーモンドアイ。

秋華賞はこのアーモンドアイの3冠達成がなるのか、焦点はこの一点となりそうです。

一方、アーモンドアイの3冠阻止を狙うライバルたちはここにきてリタイア続出。

桜花賞、オークスの上位馬に回避が相次ぎ、馬券的には面白味が増してきました。

運も味方にこのままアーモンドアイが順当に3冠を達成するのか。

牝馬クラシック、最後の1冠はどのような結末となるのでしょうか。

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◇秋華賞2018(GI、芝2,000m、京都)出走予定馬(枠順)

1-1 ラテュロス 55.0 秋山真
1-2 カンタービレ 55.0 武豊

2-3 スカーレットカラー 55.0 岩田 出走取消
2-4 ランドネ 55.0 戸崎

3-5 サラキア 55.0 池添
3-6 パイオニアバイオ 55.0 柴田善

4-7 ラッキーライラック 55.0 北村友
4-8 トーセンブレス 55.0 藤岡佑

5-9 サトノガーネット 55.0 浜中
5-10 オールフォーラヴ 55.0 幸

6-11 アーモンドアイ 55.0 C・ルメール
6-12 オスカールビー 55.0 川須栄

7-13 ミッキーチャーム 55.0 川田
7-14 ゴージャスランチ 55.0 横山典
7-15 ハーレムライン 55.0 大野

8-16 プリモシーン 55.0 北村宏
8-17 サヤカチャン 55.0 高倉稜
8-18 ダンサール 55.0 M・デムーロ

春の2冠を圧倒的なパフォーマンスで制したアーモンドアイ。今年の秋華賞は3冠のかかる舞台となります。

秋はトライアルは使わず、本番に直行するローテーションを選択。3冠のかかる立場でトライアルを使わないローテは異例ですが、それだけ陣営も自信があるのでしょう。桜花賞もトライアルを使わずに出走し、レースでは圧勝しているだけに間隔が空いたほうが走るタイプとも言えます。それだけにこの馬にとってローテはあまり関係ないのかもしれません。

内回りと外回りの違いはあれど京都コースはシンザン記念を快勝している舞台。距離の2,000mもまったく問題ないでしょう。

唯一不安があるとすれば京都の内回りコースですが、オークスでは好位から競馬ができておりさほど気になることもないのかもしれません。ライバルたちのリタイアもあり、普通にこの馬のレースをすれば3冠馬誕生のシーンが見られそうです。

距離延長による逆転も期待されたオークスでは3着に終わったラッキーライラック。距離が延びていいタイプと見られていただけに案外な結果に終わりました。

ただ、オークスでは距離も考慮してかやや消極的な騎乗だったことも確か。あの敗戦を踏まえて秋華賞ではより積極的な競馬が期待されます。

秋華賞の舞台、京都内回り2,000mは先行馬のこの馬にとってはベストと言えるでしょう。持ち前の先行力を生かした競馬でアーモンドアイにどこまで肉薄できるか。スムーズに先行するためにもできれば内枠が欲しいところです。

不安材料は右後肢の球節部に腫れが出た影響で予定していたローズSを回避したこと。ぶっつけで本番に向かうことになったことは少なからず誤算でしょう。

そして8日の東京開催で今度は主戦の石橋脩騎手が落馬負傷。秋華賞でラッキーライラックには騎乗できなくなり北村友騎手に乗り替わりに。桜花賞で黒星を喫して以来何かこの馬に流れが来ていない点は気になるところです。

乗り替わりとなった北村友騎手がテン乗りでこの馬の力を十分に発揮できるのか。突然巡ってきたチャンスなだけにここは思い切った騎乗を期待したいところです。

ローズSの最重要ステップと言っても過言ではないローズS。今年このステップレースを制したのがカンタービレ。先行策から直線楽々抜け出し後続に1,1/4馬身差をつける完勝でした。

これで重賞はフラワーCに続き2勝目。1,800mは3戦3勝となりました。ローズSの内容を見る限り、あと200m距離が延びる秋華賞でも距離は持ちそう。先行できるので京都内回りもこなせるでしょう。

ルメール騎手が秋華賞ではアーモンドアイに騎乗するため空白になっていた鞍上も武豊騎手に決定。マウレアの回避で武豊騎手が空いたために騎乗が実現しました。

経験豊富な武豊騎手なら京都2,000mもそつなく騎乗してくるはず。あとはローズSを人気薄で勝った馬の本番での成績がイマイチなのと、ローズS後に成績がそのまま尻すぼみになってしまう馬も多いだけにその嫌なジンクスを払拭することができるか。

ローズSで2番人気に支持されたサラキア。レースではスタートでやや後手を踏み、道中は中団からの競馬。結果的にはこの位置取りが2着という結果になってしまった要因に思えます。

それでも直線で見せた末脚は迫力十分。このところの充実ぶりがうかがえる内容で次につながるレースであったとは言えるでしょう。

馬体重がさらに増えていたのも好材料。あとは本番の京都内回りコースでうまく馬郡をさばくことができれば本番でも楽しみな一頭です。

ただ、秋華賞で新コンビを組む予定だったJ・モレイラ騎手が騎乗停止となり秋華賞での騎乗が不可能に。この騎乗停止は陣営にとって誤算。結局、池添騎手が引き続き手綱を取ることとなりました。

池添騎手にとってはローズSの借りを返す舞台が思わぬ形で巡ってきた格好。前走の結果を踏まえた上でどのような騎乗を見せてくれるでしょうか。

プリモシーンは関屋記念で古馬相手に快勝!斤量の恩恵があったことを考慮しても見事な競馬を見せてくれました。

この馬もトライアルは使わずに秋華賞に直行。関屋記念⇒秋華賞という異例のローテーションで最後の1冠を目指します。

この馬にとってはやはり2,000mの距離がポイントとなりそう。マイル戦に良績が集中しているだけに距離延長が課題になることは間違いありません。

内回りの2,000mなのでいかにうまく脚をためることができるか。展開がハマれば一発も!

今年の秋華賞で最大の惑星となりそうなのがミッキーチャーム。現在3連勝中の夏の上がり馬で前走の藻岩山特別では古馬相手に3馬身半差の逃げ切り勝ち。休養明けとなった7月以降、メキメキ力をつけており、目下の充実ぶりには目を見張るものがあります。

デビューが今年の2月と遅く、まだまだ成長が見込めそうなところ、春のクラシック組とは未対戦なところも魅力。先行できる脚質も内回りコースで生きてきそうです。

ただ、北海道で3連勝したようにどちらかというとパワーのいる馬場でより力を発揮するタイプである可能性も。京都の軽い馬場で高速決着になった場合には不安が残ります。

ここ10年で前走が条件戦からの参戦では15年マキシマムドパリの3着、13年スマートレイアーの2着、12年アロマティコの3着があり、ローテ的には馬券に絡む資格は十分。あとはレース当日の京都の馬場が時計のかかる馬場になったりすれば、より面白い一頭になることは間違いありません。

オークスではアーモンドアイにこそ完敗でしたがしっかり2着を確保したリリーノーブル。世代トップクラスの実力をしっかりと発揮してくれました。

オークス後に剥離骨折が判明しましたが幸い症状は軽く、秋競馬には間に合う見込みでした。ただ、骨折の完治後に今度は左前脚の球節部に腫れが見つかり検査した結果、左前の種子骨靭帯に軽度の損傷が判明。結局秋のローテが白紙となってしまいました。

正式に秋華賞の回避も決定。今後、症状が早く治まれば恐らくエリザベス女王杯を目指すことになるのではないでしょうか。

秋華賞では打倒アーモンドアイの筆頭と見られていただけにこのリタイアは残念。ただ、まだ3歳牝馬ですし、まずは怪我をしっかりと治してもらいましょう。

春は桜花賞、オークスでともに5着に終わり、期待されたほどの結果が出せなかったマウレア。紫苑Sで始動しましたが結果は2着。最内枠から道中は手ごたえ良く直線を迎えたものの、やや直線で進路がなくなり外に出すのに戸惑った分、仕掛けが遅れてしまいました。

ゴール後、武豊騎手が下馬し、ハ行とのことで経過観察となっていましたが左前肢の捻挫が判明。残念ながら秋華賞の回避が決定しました。リリーノーブルに続く有力馬のリタイアは残念ですが、しっかり怪我を治して一日も早い復帰を祈るばかりです。

紫苑Sでマウレア以下を破り優勝したのがノームコア。レースでは外枠からスムーズにレースを運び、最後は後続に3馬身差をつける圧勝でした。

紫苑S組はこのところ秋華賞でもディアドラやヴィブロスなどが好走。以前はあまり本番に直結しないトライアルでしたが重賞昇格後はその存在感を増しています。

ノームコアは着差、勝ち時計も優秀で本番でも楽しみな存在でしたが何とこの馬も秋華賞の回避が決定。特に怪我をしたわけではないようですが、美浦への帰厩が遅れ秋華賞は回避となりました。

今後はエリザベス女王杯へ向けて調整されるとのこと。もしかするとノーザンファームが3冠を目指すアーモンドアイと使い分けた可能性も!?

オークス6着から望んだローズSでも6着だったサトノワルキューレ。1番人気に支持されましたがスタートでダッシュがつかず後方からの競馬。最後の直線でもなかなか進路が見つからず上がり最速の末脚を見せるも時すでに遅しの内容でした。

本番での巻き返しが期待されていましたが何とこの馬も体調が整わないため秋華賞の回避が決定。またしても有力馬が出走を回避することとなりました。

このまま年内は休養する模様で復帰は来年になる見込み。エリザベス女王杯などは条件も合うと思ったのですが残念です。また来年の活躍に期待しましょう。

リリーノーブル、マウレアに続き、ノームコア、サトノワルキューレまでが秋華賞を回避。ライバルが次々に出走を回避し、アーモンドアイにとっては3冠達成に向けて視界良好と言ったところでしょうか。

アーモンドアイ以外は混戦と言え、馬券的には面白い一戦。抽選突破組など思わぬ伏兵の好走もありそう。アーモンドアイの相手探しは悩ましいところです。

◇秋華賞、有力馬追い切り情報

◇アーモンドアイ
【最終追い切り】
10/10:美浦坂路(良)
6F:49.7-37.0-24.7-12.5(ルメール/馬なり)
※外ミッキークロスと併せ0.2秒先着

【1週前追い切り】
10/04:美浦南W(良)
6F:82.8-67.1-52.3-38.1-12.9(ルメール/G強め)
※外ロジチャリスと1F併せで0.2秒遅れ

◇ラッキーライラック
【最終追い切り】
10/10:栗東CW(良)
6F:81.9-65.5-51.6-38.4-11.8(助手/馬なり)
※外ナンヨープルートと1F併せで0.3秒先着

【1週前追い切り】
10/03:栗東CW(良)
6F:81.1-65.0-51.1-38.2-11.9(助手/一杯)

◇サラキア
【最終追い切り】
10/10:栗東CW(良)
6F:82.9-67.4-52.3-38.3-11.6(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
10/03:栗東CW(良)
6F:84.6-68.7-52.9-38.7-11.8(助手/馬なり)
※外チャイマックスと1F併せで0.3秒先着

◇カンタービレ
【最終追い切り】
10/11:栗東CW(良)
6F:83.8-66.9-51.3-37.3-12.0(助手/馬なり)
※外トーセンビクトリーと1F併せで併入

【1週前追い切り】
10/03:栗東CW(良)
5F:69.5-53.5-38.2-11.8(助手/馬なり)
※中ワイドファラオと1F併せで0.2秒先着
※外グローブシアターと1F併せで0.4秒先着

◇プリモシーン
【最終追い切り】
10/10:美浦南W(良)
4F:52.2-36.7-11.8(北村宏/馬なり)

【1週前追い切り】
10/03:美浦南W(良)
4F:52.0-38.0-12.5(助手/馬なり)

◇ミッキーチャーム
【最終追い切り】
10/10:栗東CW(良)
6F:82.5-66.7-51.3-37.4-11.3(川田/仕掛け)

◇秋華賞 昨年のレース映像

2018年・今後の重賞日程と主な出走予定馬