今週の日曜東京メインは春のマイル王決定戦安田記念(GI)。

早いもので春の東京競馬場5週連続GI開催も最終週。

このところ絶対王者が不在の国内マイル路線。

今年の安田記念も例年以上に混戦ムードになりそうな雰囲気です。

昨年は香港からの遠征馬が2頭参戦。

今年も香港から1頭が参戦、16頭立てでレースが行われます。

昔から荒れることも多い春のマイル王決定戦。

雨さえなければ高速馬場で行われそうな今年の安田記念、果たしてどのようなレースになるのでしょうか。

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◇安田記念2018(GI、芝1600m、東京) 出走予定馬(枠順)

1-1 スワーヴリチャード 58.0 M・デムーロ
1-2 サトノアレス 58.0 蛯名

2-3 ダッシングブレイズ 58.0 北村宏
2-4 アエロリット 56.0 戸崎

3-5 ペルシアンナイト 58.0 川田
3-6 レーヌミノル 56.0 和田

4-7 ウエスタンエクスプレス 58.0 S・クリッパートン
4-8 キャンベルジュニア 58.0 石橋脩

5-9 レッドファルクス 58.0 田辺
5-10 モズアスコット 58.0 C・ルメール
 
6-11 リアルスティール 58.0 岩田
6-12 ヒーズインラブ 58.0 藤岡康

7-13 ブラックムーン 58.0 秋山真
7-14 リスグラシュー 56.0 武豊

8-15 サングレーザー 58.0 福永
8-16 ウインガニオン 58.0 津村明

大阪杯で見事にGI初勝利をあげたスワーヴリチャード。スローペースの中、3角から自ら動いて後続を完封した内容は圧巻でした。

当初は宝塚記念に向かうとされていましたが安田記念に路線変更。次走は安田記念ということになりました。

距離適性からすると宝塚記念ですがやはり左回りのほうがいいという判断なのでしょうか。マイル戦への対応に微かな不安もありますが東京コースは歓迎。

東京のマイルはスタミナも必要と言われているので案外あっさりもあるかもしれません。引き続きM・デムーロ騎手が騎乗する点もプラスでしょう。

ただし、今年の東京開催は時計が速いだけに極端な高速決着になった場合、スピード負けする可能性はありそうです。

ペルシアンナイトは大阪杯で惜しくも2着。勝ったスワーヴリチャードには惜しくも及ばなかったものの、直線の脚は際立っていました。

2000mももちろん守備範囲ですがやはりベストは1600m。そういう意味で東京のマイルはもってこいの舞台でしょう。

昨年のマイルCSでは見事な末脚でGI制覇。距離短縮の今回、マイルGI連勝の可能性は十分にありそうです。

レッドファルクスは1番人気に推された高松宮記念で8着。前半やや追走に手間取り後方からの競馬になったことが響きました。

年齢とともにややズブさが出てきていることも考えられ、今はマイル戦のほうが良さそうな印象も。昨年も安田記念で3着に入っているので距離は心配ないでしょう。

末脚勝負の馬なのであとは展開が向くかどうか。展開がハマればここでも一発あっておかしくない馬です。

サングレーザーはマイラーズCをレコード勝ち。なかなか勝ち切れなかった馬が見事な走りを見せました。

展開がはまった感もありますがそれでも文句なしの内容。この勝利で安田記念でも有力馬の一頭となりそうです。

ただ、東京マイルとなるとまだ不安もあるのも確か。本番でもマイラーズCで見せた脚を見せられるかがポイントとなりそうです。

リアルスティールが2年ぶりとなる安田記念参戦。前走のドバイターフでは3着でしたがまだまだ力のあるところを見せてくれました。

左回りで直線の長い東京コースはベストもマイルの距離が不安材料。2年前の安田記念では11着に惨敗しているだけにやはりベストの距離は1800-2000で間違いなさそうです。

海外遠征帰りでマイルと条件は厳しいですが、地力の高さでどこまでやれるか。

モズアスコットはレコード決着となったマイラーズCで2着。速い流れを2番手から抜け出してのこの着順ですから力があるのは間違いありません。

ただ2着に敗れたことで優先出走権は獲得ならず。結局除外対象ということで安土城Sへ。

その安土城Sでは圧倒的1番人気に支持されるも出遅れ痛恨の2着。。。またも勝ち星を上げることができませんでした。

しかし、ここにきて藤沢厩舎の3頭が出走を回避。これにより登録全馬が出走可能となり、モズアスコットも連闘で出走してきました。そうなると何故、安土城Sを使ったのかという疑問も出てきますが。。。

素質馬には変わりませんが安土城Sを使ったのは明らかに余計だったでしょう。

エアスピネルは安田記念で悲願のGI制覇を狙っていましたが前走のマイラーズC(3着)の疲れが取れず、安田記念の回避が決定。このまま休養に入り、秋のマイルCSでGI獲りを目指すことが発表されました。

何とも残念な結果ですが幸い故障ではありませんし、東京適性も?なのでこれはこれで良かったのかもしれません。しっかり馬を立て直して秋、得意の京都で行われるマイルCSに期待しましょう!

そして安田記念といえば香港からの参戦馬。GIでは数少ない外国馬の参戦のあるレースですが今年も香港からの参戦がありました。

参戦してきたのは香港馬ウエスタンエクスプレス。先日行われたチャンピオンズマイルの2着馬。昨年の香港マイルでも2着に入っている馬なのでレベルの高い香港マイル路線の中でもかなりの実力馬と言えるでしょう。

チャンピオンズマイルからの参戦は勝ち馬でないとなかなか結果が出ていませんがこの馬はどうなりますか。いずれにしろ馬券的にも楽しみが増える馬が参戦して来てくれました。

なお、騎乗予定だったボウマン騎手が騎乗停止になったため、クリッパートン騎手とコンビを組みます!

◇安田記念、有力馬追い切り情報

◇スワーヴリチャード
【最終追い切り】
05/30:栗東CW(良)
6F:77.5-63.4-50.2-37.5-12.1(デムーロ/馬なり)

◇ペルシアンナイト
【最終追い切り】
05/30:栗東CW(良)
6F:84.8-68.2-52.1-38.0-11.7(川田/G強め)
※外サトノノブレスと1F併せで0.6秒先着

◇リアルスティール
【最終追い切り】
05/30:栗東坂路(良)
4F:51.7-37.7-24.4-11.9(岩田/強め)
※内タイフーンと併せて0.3秒先着

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