JRAからオークスの1-3着馬にヴェルメイユ賞の優先出走権が与えられるとの発表がありました。
ヴェルメイユ賞と言えば毎年9月に仏ロンシャン競馬場芝2400mで行われる牝馬限定のGI競走。

凱旋門賞の重要な前哨戦としても知られているレースです。
今回の決定で今後はオークスからヴェルメイユ賞に向かう3歳牝馬が増えるかもしれません。

当然、ヴェルメイユ賞に出るという事はその先に凱旋門賞もあるわけです。
今後はオークス⇒ヴェルメイユ賞⇒凱旋門賞というローテが3歳牝馬の王道ローテになることもあり得そうです。

牝馬の3冠クラシックは牡馬ほど歴史もないですし。。。
※秋華賞は正確にはクラシック競走ではないですし。。。

今回発表されたオークス1-3着馬に与えられる権利は以下の3つ

1.当該年のヴェルメイユ賞(G1)への優先出走権
2.当該年の同競走に関する登録料(合計4,560ユーロ)の免除
3.20,000ユーロの輸送費補助の提供

登録費の免除、輸送費の一部を提供してくる点は関係者にはありがたいでしょうね。

最近はヴィクトリアマイルや安田記念の優勝馬にジャック・ル・マロワ賞の優先出走権が与えれるなど海外競馬との提携も進んできているJRA。
あとは融通の利かない日本の検疫システムが改善されるとさらに海外遠征も盛んになると思うのですが・・・。

農水省のお役所システムなのでなかなか難しいとは思いますが。。。

凱旋門賞は3歳馬の活躍が目立つレース。
日本から3歳牝馬の有力馬の遠征が増えれば日本馬による凱旋門賞制覇も現実味を帯びてきそうです。