10月7日(日)にフランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞2018(仏GI)。

今年は3年ぶりに本来の舞台であるロンシャン競馬場での開催となります。

近年は毎年のように日本からの遠征馬が参戦し盛り上がりを見せる凱旋門賞。

一昨年からは馬券も発売され、より凱旋門賞が身近なレースとなりました。

昨年はサトノダイヤモンド、サトノノブレスの2頭が参戦するも惨敗に終わった日本勢。

今年は日本からクリンチャーが参戦予定。日本馬による悲願の凱旋門賞制覇となるか注目されます。

新装されたロンシャン競馬場で行われる今年の凱旋門賞。

その初代チャンピオンに輝くのはどの馬なのでしょうか!?

【凱旋門賞 2018 予想】ジャンポケ斉藤、キャプテン渡辺など芸能人/競馬記者の本命は?

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今年の凱旋門賞には日本からクリンチャーが参戦。前哨戦のフォワ賞から凱旋門賞というローテで凱旋門賞制覇を目指します。

ただ、前哨戦のフォワ賞では果敢に逃げるも直線で失速し6頭立ての6着。道中やや力みが見られたもののそこまでペースが速かったわけではなく完全に力負け。

逃げるという本来の形ではなかったとはいえちょっと負け過ぎの感もあり本番に向けて不安だけが残る結果となりました。ここから本番までに陣営がどう立て直してくるのか。

前哨戦の結果から凱旋門賞制覇は限りなく厳しいと言わざるを得ないですが、当日が大雨になるなど何が起こるかわからないのが競馬。わずかでも可能性があるわけですから本番も応援しましょう!

◇凱旋門賞2018(GI、芝2400m、ロンシャン) 出走予定馬
左からゲート番、馬番

1-9 クリンチャー 59.5 武豊
2-12 パタスコイ 56.5 O・ペリエ

3-17 ネルソン 56.5 M・ハシー
4-3 カプリ 59.5 D・オブライエン

5-8 ティベリアン 59.5 W・ビュイック
6-10 エネイブル 58.0 L・デットーリ

7-2 サルウィン 59.5 O・マーフィー
8-7 タリスマニック 59.5 M・バルザローナ

9-6 クロスオブスターズ 59.5 V・シュミノー
10-4 ウェイトゥパリス 59.5 G・モッセ

11-11 ヌフボスク 56.5 C・デムーロ
12-16 ハンティングホーン 56.5 S・ヘファナン

13-5 ヴァルトガイスト 59.5 P・ブドー
14-13 キューガーデンズ 56.5 R・ムーア

15-19 シーオブクラス 55.0 J・ドイル
16-18 マジカル 55.0 W・ローダン

17-15 ルイドール 56.5 A・アムラン
18-1 デフォー 59.5 A・アッゼニ
19-14 スタディオブマン 56.5 A・パスキエ

今年の凱旋門賞には19頭が出走。注目されたクラックスマンは噂通り直前で回避。やはり馬場状態などを考慮して英チャンピオンS(GI)へ向かうようです。

今年の凱旋門賞は確たる主役が不在で大混戦ムード。最有力候補だった昨年の覇者エネイブルがケガで本番直前まで順調さを欠いていたことが混戦に拍車をかけています。

混戦が予想される今年の凱旋門賞で注目されるのがゴスデン厩舎の2頭。

まずは連覇を目指すエネイブル。今年は6月1日の英G1コロネーションカップから始動する予定でしたが、調教中の故障で復帰が遅れていました。当初は8/22の英インターナショナルS(GI)で復帰する予定でしたがこれも回避。

凱旋門賞に間に合うのか心配されていましたが9/8のセプテンバーS(英GIII、AW2,400m)でついに戦列復帰。その走りに注目が集まりましたが4頭立てとなったこのレースを楽々逃げ切り勝ち。長期休み明けとは思えない楽な手ごたえで今年のキングジョージの2着馬で凱旋門賞の注目馬の一頭でもあるクリスタルオーシャンに3馬身半差をつける圧勝。改めてその健在ぶりをアピールしました。

今後は予定通り凱旋門賞連覇を目指すことになります。エネイブルがここまで順調さを欠いていたために混戦模様だった今年の凱旋門賞。しかしエネイブルがGIII戦とはいえ復帰戦を快勝!やはり今年の凱旋門賞もこの馬が話題、人気の中心という事になりそうです。

もう一頭の有力馬がクラックスマン。こちらはエネイブルとは対照的に今年初戦となった仏G1ガネー賞を快勝!今年2戦目となった先日のコロネーションCも勝ち、昨年から続く連勝を5に伸ばしました。

しかし、連勝をさらに伸ばすかと思われたロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズS(英GI)で2着に敗退。連勝も5でストップし、この敗戦も凱旋門賞戦線を混沌とさせる結果となりました。

昨年は凱旋門賞には出走しなかったクラックスマン。一時は出走に前向きだったようですが今年のロンシャンの馬場の時計が速いということで結局回避。

重馬場が得意なクラックスマン。天気予報と馬場状態をギリギリまで見極めた結果、陣営は凱旋門賞を回避し、英チャンピオンSへ向かうことを陣営は決断しました。

凱旋門賞と言えば毎年注目されるのが3歳牝馬。今年3歳牝馬のエース格と見られているのがシーオブクラス。

今年の愛オークス馬であるシーオブクラスは前走のヨークシャーオークスも制しGIを連勝!これで戦績を5戦4勝2着1回としました。

ヨークシャーオークス⇒凱旋門賞は昨年のエネイブルと同じローテ。凱旋門賞出走のためには追加登録料が必要になりますが陣営は出走に前向きな様子。

この馬が出るか出ないかで今年の凱旋門賞の勢力図は大きく変わってきそうです。

英セントレジャーで圧倒的1番人気に支持されたラーティダーに初黒星をつけたのがA.オブライエン厩舎のキューガーデンズ。2着のラーティダーに2馬身1/4差をつける快勝でした。A.オブライエン厩舎は昨年のカプリに続き英セントレジャー連覇。

キューガーデンズは7月のパリ大賞に続くGI2勝目、通算3勝目を上げました。凱旋門賞と同じ舞台であるパリ大賞を勝っているだけに凱旋門賞に出てくれば面白い一頭。

何しろあのA.オブライエン厩舎の所属馬ということが不気味です。もしこの馬がR・ムーア騎手騎乗で出走してきた場合は注意したほうが良さそうです。

今年の仏ダービーを制したスタディオブマン。その時はディープインパクト産駒という事で日本でも話題になりました。前走の愛チャンピオンSではロアリングライオン、サクソンウォリアーなどに完敗の5着。今後のローテが注目されていましたがどうやら凱旋門賞に出走するようです。

ダービー馬と言っても仏ダービーは距離が2,100mのため、ロンシャンの2,400mの適性は正直微妙なところ。加えてディープ産駒なだけに欧州のクラシックディスタンスでどうなのかという不安もあります。

ただ、この馬が今年の凱旋門賞で好走すれば欧州でのディープ産駒の距離適性に幅が出てくることは確か。そういう意味ではスタディオブマンの走りには注目が集まります。

今年の凱旋門賞で最大の惑星になるかと思われていた3歳牝馬のラーティダー。前々走のガルトレスS(芝2,400m)では何と後続に10馬身差をつける圧勝。一時は英オークス候補にも上がるなど評判だったラーティダーですが、この勝利で改めてその能力が注目されるところとなりました。

しかし、重賞初挑戦となった英セントレジャー(GI)で2着に敗れ初黒星。この結果を踏まえ凱旋門賞への出走もなくなったようです。次走は英チャンピオンズデーのフィリーズ&メアズステークスを予定。

この馬もエネイブル、クラックスマンを擁するゴスデン厩舎の馬ですからこの選択は賢明かもしれません。

◇凱旋門賞 2018 主要レース勝ち馬

・英セントレジャー(英GI):キューガーデンズ

・愛セントレジャー(愛GI):フラッグオブオナー

・フォワ賞(仏GII):ヴァルトガイスト

・ヴェルメイユ賞(仏GI):カイトサーフ

・ニエル賞(仏GII):ブラントランド

・愛チャンピオンS(愛GI):ロアリングライオン

・ヨークシャーオークス(愛GI):シーオブクラス

・英インターナショナルS(英GI):ロアリングライオン

・ベルリン大賞(独GI):ベストソリューション

・キングジョージ6世&QES(英GI):ポエッツワード

・愛オークス(愛GI):シーオブクラス

・パリ大賞(仏GI):キューガーデンズ

・エクリプスS(英GI):ロアリングライオン

・サンクルー大賞(仏GI):ヴァルトガイスト

・愛ダービー(愛GI):ラトローブ

・仏オークス(仏GI):ローレンス

・英ダービー(英GI):マサー

・英オークス(英GI):フォーエバートゥギャザー

・仏ダービー(仏GI):スタディオブマン

・コロネーションC(英GI):クラックスマン

・ガネー賞(仏GI):クラックスマン

・ドバイCS(首GI):ホークビル

そしてすでに海外の主要ブックメーカーでは凱旋門賞の事前オッズが発表されています。
※オッズは大手ブックメーカー、ウィリアムヒルのものを参照
※9月30日現在のオッズ

エネイブル 1.91

シーオブクラス 4.50

ヴァルトガイスト 7.50

キューガーデンズ 13.00

スタディオブマン 34.00

タリスマニック 41.00

カプリ 51.00

クロスオブスターズ 51.00

ヌフボスク 51.00

デフォー 51.00

クリンチャー 67.00

ハンティングホーン 61.00

パタスコイ 61.00

マジカル 101.00

サルウィン 101.00

ティベリアン 151.00

ウェイトゥパリス 151.00

ルイドール 201.00

ネルソン 201.00

復帰戦のセプテンバーSを快勝したエネイブルが首位をキープ。ここまで怪我などで順調さを欠き、その出来が心配されていたエネイブルですが復帰戦を快勝したことですべての不安を一掃。オッズも一気に下がり今年もこの馬が凱旋門賞の大本命ということになりそうです。

愛オークス、ヨークシャーオークスとGIを連勝したシーオブクラスが2番手。凱旋門賞に強い3歳牝馬の今年のエース格となるシーオブクラス。凱旋門賞に追加登録を払ってまで出走してきたことからも陣営の本気度も伝わります。間違いなく有力馬の1頭でしょう。

フォワ賞を勝ったヴァルトガイストも急上昇。サンクルー大賞も勝っているのでロンシャン2,400mへの適性は相当に高そう。本番でも楽しみな一頭でしょう。

今年の英セントレジャーを制したキューガーデンズも上位に浮上。凱旋門賞と同じ舞台で行われるパリ大賞の今年の勝ち馬でもあり、あのA・オブライエン厩舎の馬。注目されるのも納得です。

日本のクリンチャーは大穴扱い。フォワ賞の結果で一気にオッズを落としてしまいました。

そして凱旋門賞と言えば日本での馬券発売。今年もクリンチャーが参戦するので馬券発売が行われます。

これまで海外競馬の馬券発売はインターネット投票(A-PAT、即PAT)のみでしたが今回からJRAキャッシュレス投票サービス「UMACA(ウマカ)投票」(9月22日(土曜)に東京競馬場からサービス開始)でも馬券の発売が発表されました。
※ウインズや競馬場での現金販売はありません。

◇発売時間
(1)インターネット投票
・発売開始時刻: 10月7日(日曜)7時00分
・発売締切時刻: 発走予定時刻の4分前まで

(2)UMACA投票
・発売開始時刻: 10月7日(日曜)9時30分
・発売締切時刻: 10月7日(日曜)17時00分

◇発売式別
枠連、WIN5を除く7式別を発売。
※単勝、複勝、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単

オッズは国内独自のオッズで現地や海外のオッズとは違うものとなります。

気になる凱旋門賞のテレビ中継ですが今年もクリンチャーが出走するので地上波、BSでテレビ放送が決定。昨年同様BSではグリーンチャンネルが無料放送で生中継。

地上波でもフジテレビ系列で生中継が決まりました。

◇フジテレビ系列26局ネット「Mr.サンデー×S-PARK 超合体SP」
日時:10月7日(日曜) 22時00分から24時40分(予定)
・番組内にて凱旋門賞を生中継

◇グリーンチャンネル 「2018凱旋門賞中継」
日時:10月7日(日曜) 22時00分から24時00分(予定)
・生中継・無料(ノースクランブル)放送

また、JRAでは昨年、凱旋門賞のパブリックビューイングを実施。昨年は東京競馬場と京都競馬場でレース当日に実施されました。

今年は競馬場でのパブリックビューイングはありませんが新宿アルタビジョンと東京と関西のHUBでパブリックビューイングを実施します。

◇2018凱旋門賞パブリックビューイング

新宿アルタビジョン(新宿駅東口)
10月7日(日曜) 22時30分から24時00分

HUB(東京21店舗、関西4店舗)
10月7日(日曜) 22時30分から23時30分頃

2018年・今後の重賞日程と主な出走予定馬