今週日曜の東京メインは毎日王冠2018(GII)。
秋のGI、特に天皇賞・秋へ向けた最重要ステップレースです。
今年は13頭立てでのレースとなりました。
13頭と出走頭数は少ないですが一応GI馬が3頭登録。
ただし、例年に比べるとそこまで豪華メンバーとはいかないように感じられますが馬券的には楽しみなレースとなりそう。
東京開幕週の最重要ステップを制し、天皇賞・秋に名乗りを上げるのはどの馬でしょうか。
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◇毎日王冠2018(GII、芝1,800m、東京)出走予定馬(枠順)
※1着馬に天皇賞秋の優先出走権
1-1 キセキ 58.0 川田
2-2 ケイアイノーテック 56.0 藤岡佑
3-3 ステファノス 56.0 福永
4-4 サトノアーサー 56.0 戸崎
4-5 ステルヴィオ 55.0 C・ルメール
5-6 サンマルティン 56.0 池添
5-7 ダイワキャグニー 56.0 横山典
6-8 アクションスター 56.0 大野
6-9 アエロリット 55.0 J・モレイラ
7-10 スズカデヴィアス 56.0 三浦
7-11 サウンズオブアース 56.0 田辺
8-12 カツジ 55.0 松山弘
8-13 レアリスタ 56.0 石橋脩
アエロリットはヴィクトリアマイル4着、安田記念2着と春のGIで存在感を見せてくれました。特に安田記念では歴戦の古馬相手に堂々の2着。タイムも1分31秒台と申し分のない内容でした。
ここまでの成績を見てもNHKマイルC勝ちもある東京コースはベストの舞台。東京コースでは大崩れもないのでここでもいい走りを見せてくれるでしょう。
恐らくマイルがベストなんでしょうが1,800mはクイーンS勝ちもあるので守備範囲。開幕週は先行有利ですしこの馬の持ち味が十二分に発揮できる舞台でしょう。
そして毎日王冠ではJ・モレイラ騎手との新コンビを結成。リスグラシューに続き、アエロリットにもモレイラ騎手。今年は秋も短期免許で騎乗しているモレイラ騎手。
毎年夏の札幌開催で大暴れしているモレイラ騎手。早速、先週の中山でも大活躍だっただけに、初の東京開催でどのような騎乗を見せてくれるのかも注目を集めそうです。
ケイアイノーテックはNHKマイルCでGI制覇。初重賞勝利がGIという結果となりました。
前走の走りから陣営は東京コースで行われるこのレースを復帰戦として選択。今回は1ハロンの距離延長がカギとなりそうです。
古馬とはここが初対戦。秋のGIへ向けて絶好の力試しの場となりそうです。NHKマイルカップが6番人気での勝利だっただけに前走の競馬がフロックではなかった事をここで証明したいところです。
キセキは昨年の菊花賞を勝った後、3戦はいいところなく惨敗続き。前走の宝塚記念でも8着と見せ場がありませんでした。
昨年、歴史的な不良馬場となった菊花賞で激走した見えない反動が今も残っている可能性もあります。今秋は改めて出直しとなるシーズン。
当初は京都大賞典で復帰という話もありましたが、最終的には毎日王冠から始動すると発表がありました。道悪の菊花賞を勝っていますが新潟の高速馬場でも結果を出しており時計勝負になっても対応できる馬。
東京では一度だけ走って5着ですが、デビュー2戦目の本格化前の話。その後、新潟で結果を出しているので直線の長い東京でも今なら問題はなさそう。高速決着も歓迎で復活があってもおかしくない舞台ではあります。
騎乗予定だったデムーロ騎手が騎乗停止となり、鞍上は川田騎手に変更。すみれS3着以来のコンビとなります。あとは馬の調子がどこまで戻っているか。なかなか買いずらい馬ではありますが毎日王冠でどこまでやれるか今後を占う一戦になりそうです。
ダイワキャグニーは全5勝がすべて東京コース。まさに東京専用と言っても良い戦績をここまで残しています。
前走のエプソムカップでは14着に大敗しましたが敗因は恐らく重馬場。開幕週の絶好の馬場で行われる毎日王冠では前走のようなことはないでしょう。
3歳で出走した昨年のこのレースでも4着に好走しており、今年は昨年以上の走りが十分期待できそうです。そこまで強敵のいない今年の毎日王冠は重賞初制覇の絶好のチャンスでしょう。
ステファノスは今年は毎日王冠から始動。昨年はオールカマーで始動したものの、天皇賞秋では10着。今年は15年、16年と天皇賞秋で好走した時と同じローテで本番を目指すようです。
この馬にとって唯一国内GI獲りのチャンスと言えそうな天皇賞秋。年齢的にも今年が最後のチャンスになるでしょうから陣営の意気込みも相当なものでしょう。
過去2度毎日王冠では結果が出ていませんし、あくまで本番は次の天皇賞秋。あまり積極的に狙える馬ではありませんが、どんな走りをみせてくるのでしょうか。
サトノアーサーはエプソムCで待望の重賞初制覇。早くから期待されていた馬がようやく結果を出しました。
前走は苦手と思われていた重馬場を克服しての勝利。それだけ馬が充実してきたという証拠でしょう。
いろいろな距離を使われてきましたが、このところの走りを見る限りでは1600-2000くらいがこの馬には合っていそう。エプソムCと同じ舞台である毎日王冠はぴったりのレースでしょう。
開幕週の馬場で前残りになる不安もありますが、前走では前目の位置取りで競馬ができたのは収穫。相手が一気に強化されるここでどのような競馬を見せてくれるのか楽しみです。
春は皐月賞、ダービーとクラシックに出走したステルヴィオ。結果は4着、6着と期待されたような走りができませんでした。
この秋は菊花賞へは向かわず、毎日王冠から始動。春の結果からこの馬は距離が短いほうがいいという判断なのでしょう。
スプリングS勝ちがあることから1,800mへの距離短縮はプラスなのは間違いなし。東京コースもサウジアラビアRCで大外を追い込んで2着があるように適性は十分。末脚が武器のこの馬にとって東京の長い直線は歓迎でしょう。
ただ、極端な脚質なので開幕週の東京の馬場はちょっと心配。前が止まらない馬場になると追い込んで届かずのシーンが想像できます。
◇毎日王冠、有力馬追い切り情報
◇アエロリット
【最終追い切り】
10/03:美浦坂路(良)
4F:50.5-36.9-24.3-12.1(調教師/仕掛け)
◇キセキ
【最終追い切り】
10/03:栗東CW(良)
6F:80.0-64.9-51.2-38.0-12.0(助手/一杯)
◇ケイアイノーテック
【最終追い切り】
10/03:栗東坂路(良)
4F:52.1-37.7-24.5-12.3(藤岡佑/G強め)
※内サンライズチャージと併せ0.5秒先着
◇ステルヴィオ
【最終追い切り】
10/03:美浦南W(良)
8F:83.1-68.3-53.1-38.6-12.6(助手/仕掛け)
※内ヴァンクールシルクと1F併せで0.4秒先着
※外ロシュフォールと1F併せで併入
◇サトノアーサー
【最終追い切り】
10/03:栗東CW(良)
5F:66.6-51.1-38.8-12.0(水口/馬なり)
※外スプマンテと1F併せで0.7秒先着