今週の日曜京都のメインは天皇賞春2020(GI)。

春の長距離王を決める伝統の一戦です。

とはいっても大阪杯がGIに昇格してからはメンバーが揃わなくなりつつあるGI。

今年もGI馬がフィエールマン、キセキの2頭とちょっと寂しい顔ぶれ。。。

天皇賞春というよりは昔の阪神大賞典(GII)といった感じです(笑)。

ここでは自分へのメモも兼ねて1週前の予想を!

今年は連覇を目指すフィエールマンが人気の中心となりそうな天皇賞春。ただ、有馬記念以来の一戦となるだけに他馬にも付け入る隙はありそうです。

対抗馬となりそうなのが前哨戦の阪神大賞典を勝ったユーキャンスマイルと17年の菊花賞馬であるキセキ。これに日経賞を勝ったミッキースワローが絡む展開でしょうか。

それでは簡単に天皇賞春の過去の傾向から。個人的には過去の傾向で馬券が当たれば苦労しないというスタイルなんですが(笑)。

◇枠順(過去10年)
1枠[4-1-1-13/19]
2枠[1-1-2-15/19]
3枠[1-1-1-16/19]
4枠[1-0-2-17/20]
5枠[0-1-0-19/20]
6枠[2-2-2-14/20]
7枠[1-2-1-22/26]
8枠[0-2-1-6/29]

1枠が一歩リードも6枠が意外と健闘。1枠と6枠の複勝内率が3割くらいあり、他の枠を大きくリード。

5枠と8枠からは勝ち馬が出ていませんし、複勝率なども低め。過去10年のデータなのでたまたまの可能性も大ですが、5枠と8枠に入る馬にはちょっと嫌な傾向。

こんなことを書いたら、連覇を目指すフィエールマンが8枠14番、菊花賞馬のキセキが5枠8番、阪神大賞典を勝ったユーキャンスマイルが5枠7番に。。。有力馬が5枠と8枠に入ったことで波乱含み!?

◇人気(過去10年)
1番人気[2-1-0-7/10]
2番人気[5-0-2-3/0]
3番人気[0-4-1-5/10]
4番人気[1-2-1-6/10]

12年に14番人気のビートブラック、11年に7番人気のヒルノダムールが勝った例があるものの、基本的に勝ち馬は4番人気以内。3,000mを超えるGIなので1着馬の極端な穴狙いは禁物。

ただ、2、3着馬には人気薄が入るケースもあるので狙うならヒモ荒れがベター。人気薄で好走する馬はほぼ逃げ・先行馬で穴を狙うなら前残りを狙うのは基本。

◇前走(過去10年)
前哨戦である阪神大賞典、日経賞と大阪杯組が優勢も近年はローテが多様化。他のGIでも休み明けで勝つ馬が最近は増えてきており、もう参考にならないデータである可能性も!

ちなみに昨年はAJCCから臨んだフィエールマンが勝利。今年も有馬記念からのぶっつけ本番で臨むローテが組まれており、今年も好走するとまた新しいパターンが生まれることに(笑)。

ただ、ダイヤモンドS組は昔から不振でフェイムゲームが15年に2着に入ったのみ。まぁ、ダイヤモンドSから直行する馬が少ないのも影響していそうです。

◇前走着順(過去10年)
前走で連対を外していた馬が勝ったのは13年フェノーメノと12年のビートブラックのみ。ただフェノーメノは前年の勝ち馬ですし、ビートブラックは菊花賞で3着だった馬。長距離GIで実績のある馬にはあまり前走の成績は関係なさそうです。

◇4角通過順(過去10年)
近年はどんどん馬場が良くなり、春の京都開催2週目に行われる天皇賞春も高速化。時計が速くなる年ほど前残りの傾向が強くなっています。

ただ、ドスローの上がり勝負になった際には後方一気も!GIIIのようなメンバーだった18年の天皇賞春はレインボーラインが4角11番手から差し切っていますが、これは例外と見て良さそう。

サッと見てきましたが、基本的には単勝や馬連、馬単を狙う場合は前哨戦好走組、GI実績馬、先行馬を狙う。3連系の馬券を狙う場合は2,3着に人気薄が絡む可能性あり。

人気薄の馬は過去の長距離GIで好走歴のある馬、逃げ・先行勢の前残りを狙うのが基本でしょう。

◇今年の単勝候補
・フィエールマン
※昨年の覇者。先行力もあり死角は少ない。休み明けさえこなせば。

・キセキ
※スタートに難ありも鞍上の武豊騎手は魅力。スタートさえ決まり、先行すればスピードは上位。

◇馬連・馬単候補
・ユーキャンスマイル
※スタミナは問題なし。脚質に不安はあるものの、少しでも前で競馬ができれば好勝負可。ただ、乗り替わりは不安。

・ミッキースワロー
※スタミナ勝負になると不安あり。スローの瞬発力勝負になれば一発も!

・モズベッロ
※ここ数戦の充実ぶりは目を見張るものあり。前走で距離への目途も立ち、末脚が生きる展開なら。

◇3連系2、3着候補
・スティッフェリオ
※スタミナが生きる展開になれば3着も!

・トーセンカンビーナ
※長距離戦で才能開花。勝つまではいかなくても2、3着なら。

・メイショウテンゲン
※瞬発力勝負になると苦しいが、スタミナ勝負の持久戦になれば上昇。

・エタリオウ
※人気薄馬の好走条件は満たす。久々に思い切った先行策を取れば面白そう。

エタリオウあたりは過去に菊花賞2着がありますが今回も人気がなさそう。2番枠を引きましたし、川田騎手が思い切った先行策をとってくれたら穴馬候補になるような気がしますけどね。