いよいよ今週末はグランプリ有馬記念2018(GI)。
今や年末の風物詩とも言えるこのレース。
普段は競馬をしない方でも有馬記念だけは買うという人も多いでしょう。
GIの中でも注目度は今でも断トツの有馬記念!
堅い年もあれば、大荒れの年もあるわけですがここでは波乱の立役者となる穴馬について考察。
有馬記念ではどのようなタイプの馬が穴を開けていきているのでしょうか!?
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まず、有馬記念を語る上で避けては通れないのがリピーターの多さ。とにかくリピーターの多いレースとして知られています。
この10年だけを見ても
エアシェイディ(08年3着、09年3着)
ブエナビスタ(09年2着、10年2着)
トゥザグローリー(10年3着、11年3着)
オルフェーブル(13年1着、15年1着)
ゴールドシップ(12年1着、13年3着、14年3着)
キタサンブラック(15年3着、16年2着、17年1着)
ゴールドアクター(15年1着、16年、3着)
というリピーターの多さ。人気に関わらず前年などに有馬記念で好走した馬は無条件で押さえていたほうが無難です。
今年のメンバーでリピーター候補なのは
シュヴァルグラン(17年3着)
サトノダイヤモンド(16年1着)
どちらも人気薄ではなさそうですが押さえておいて損はないでしょう。
次にこの10年で波乱を呼んだ穴馬を見て行きましょう!
この10年で5番人気以下で馬券に絡んだのは以下の11頭。
17年クイーンズリング(8番人気2着)
15年ゴールドアクター(8番人気1着)、サウンズオブアース(5番人気、2着)
14年トゥザワールド(9番人気2着)
12年オーシャンブルー(10番人気2着)
11年エイシンフラッシュ(7番人気2着)、トゥザグローリー(9番人気3着)
10年トゥザグローリー(14番人気3着)
09年エアシェイディ(11番人気3着)
08年アドマイヤモナーク(14番人気2着)、エアシェイディ(10番人気3着)
こうしてみると10年中8回で人気薄の馬が馬券に絡んでいることがわかります。中山2,500mという非根幹距離で行われるGIということもあり、有馬記念は波乱が多いGIと言えるでしょう。
それでは穴馬のパターンを見て行きましょう。
★【中山巧者に注意!】
まず、08年、09年と2年連続で3着に入ったエアシェイディなどのパターン。この馬は典型的な中山巧者で中山金杯、中山記念、AJCC、日経賞で馬券に絡んだ成績がありました。距離に関係なく、とにかく中山で走る馬だったことがわかります。
この中山適性の高さで好走する例は他の馬にも当てはまり、トゥザグローリー(日経賞1着)、エイシンフラッシュ(京成杯1着、皐月賞3着)、アドマイヤモナーク(日経賞3着)、トゥザワールド(弥生賞1着、皐月賞2着)がこのパターン。
とにかく過去に中山の重賞で好走歴のある馬には注意が必要です。今年のメンバーにこれに当てはまりそうなのが
サクラアンプルール(日経賞3着、中山記念2着)
ミッキースワロー(セントライト記念1着)
マカヒキ(弥生賞1着、皐月賞2着)
この3頭はそこまで人気にもならないでしょうから要チェック。
中山巧者という点だけならオジュウチョウサンも中山GJ&中山大障害を5連覇。ただこれは障害レースなので中山巧者と言っていいものか(笑)。この馬については前例がないのでわかりません。。。
★【例外パターン】
次に特に中山の重賞で実績がなかったのも関わらず人気薄で好走したパターン。15年のゴールドアクター、サウンズオブアースや12年のオーシャンブルーがこれに当たります。
まずゴールドアクターですが、有馬記念前の成績が菊花賞3着に始まり、その後3連勝でアルゼンチン共和国杯勝ち。連勝の勢いそのままに有馬記念まで勝ってしまったパターン。
この手の馬は今年のメンバーの中にいません(※リッジマンは2連勝止まりですし、前走が有馬記念と相性の悪いステイヤーズS)。
サウンズオブアースはとにかく相手、レースに関わらず重賞で2着に入るシルバーコレクターでした。このタイプも今年のメンバーにはいないので考えなくていいかと。
あとはオーシャンブルーのパターン。この馬は特殊で中山は過去に4着が一度あっただけだったにも関わらず有馬記念でいきなり2着。当時、有馬記念の前哨戦として行われていた金鯱賞の勝ち馬でルメール騎手が騎乗していました。
前哨戦を勝った勢いと内枠(6番)を生かしたルメール騎手の腕で2着に持ってきたパターンと見るべきでしょう。
こちらのタイプ、強いて言えばアルゼンチン共和国杯を勝ったパフォーマプロミスがこのパターンか。
今年の日経新春杯、アルゼンチン共和国杯を制覇。騎手もC・デムーロ。枠も内枠の5番枠ですし、馬券圏内ならあるかもしれません。※08年のアドマイヤモナークも日経新春杯の勝ち馬。
あとは昨年2着に入ったクイーンズリングのパターン。この馬は前年のエリザベス女王杯の勝ち馬でしたが、その後勝ち星がなく人気を落としていたパターン。そんな馬が内枠に入り、ルメール騎手で2着にきたというものでした。
今年まさにこのパターンに当てはまるのがモズカッチャン。昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬ですが、今年は勝ち星なし。そして今回もM・デムーロ騎手が騎乗。そして枠順も内目の2枠3番。
まさに昨年のクイーンズリングと同じパターンではありますが、違うのは人気がそこまで落ちそうにない点。人気薄の穴馬としては期待できませんが、この枠順なら普通に有力馬として扱えそうです。
★【まとめ】
ここまでの結果をまとめると今年の有馬記念の穴馬候補は
サクラアンプルール
ミッキースワロー
パフォーマプロミス
マカヒキの4頭。
これに今年のリピーター候補である
シュヴァルグラン
サトノダイヤモンド
普通に連軸候補となりそうな
レイデオロ
モズカッチャン
ブラストワンピース
キセキ
これらの馬でフォーメーションを組んで馬券を買ってみるのもありかもしれません。
1着 レイデオロ、モズカッチャン、ブラストワンピース
2着 レイデオロ、モズカッチャン、ブラストワンピース、シュヴァルグラン、キセキ
3着 サクラアンプルール、ミッキースワロー、パフォーマプロミス、マカヒキ、シュヴァルグラン、サトノダイヤモンド
8枠に入ってしまったサクラアンプルールとシュヴァルグランはかなりの割引が必要ですが。。。