先週はJRAで大きな動きがありました。
外国人騎手のC・ルメールとM・デムーロの2人がJRA騎手試験に合格。
これにより2人は3月1日からJRA騎手として通年の騎乗が可能となります。
この件に関して、武豊騎手など多くの騎手は好意的な発言をする中、
福永祐一騎手は『門戸を広げ過ぎ』と発言。
ネットなどでも話題になっているみたいですね。
たしかに外国人が通年で騎乗するとその影響を受けるのが日本人の騎手。
特に福永、川田、浜中、岩田あたりの騎手がもっとも影響を受けそう。
何故なら昨年までこの4人が乗っていた社台グループの有力馬がルメールやデムーロに流れる可能性が大。
社台との関係が悪化し、騎乗馬の質が著しく悪化した武豊のようなことがこの4人には起こる可能性があるわけです。
そういう自身への危機感や日本人騎手のことを思っての発言だったんでしょうが、
このグローバルな時代にいつまでも日本競馬界だけが鎖国を続けるわけにも行かず、
このような制度ができたわけですからあまり文句は言わないほうがいい気もします。
ルメールもデムーロも決して優しくはない試験を突破しての合格です。
ファンやオーナー、調教師にもメリットは大きく、日本の競馬にとってもプラス面が大きいでしょう。
ただ、この2人が入ってくることで騎手の勢力図は大きく変わりそう。
特に関西ではより騎乗馬の取り合いが起こり、相対的に勝ち鞍は分散。
福永、川田、浜中、岩田の4騎手はかなり勝ち鞍が減るんじゃないでしょうか。
個人的には困った時は外国人を買うようにしているので嬉しい限り。
特に重賞レースでは外国人騎手は大きな存在。
全盛期の武豊のようにとりあえず、デムーロとルメールを買えばいいかってことになりそうな予感があります。
来月が今から待ち遠しいです。