今週の日曜東京メインはジャパンC(GI)。
今年は海外からの招待馬を含め、どんなメンバーが出走するのでしょうか。
近年は香港国際競走に有力馬が流れ大物外国馬が来日しなくなりました。
そんな中、今年注目を集めそうなのはキタサンブラック。
秋初戦となった京都大賞典を快勝。
天皇賞はパスし、この秋はジャパンCと有馬記念を最大目標にしています。
日本ダービーでは結果が出ませんでしたが、今なら東京の2400mも問題なさそうです。
◇ジャパンC(GI、芝2400m、東京)の出走予定馬(枠順)
1-1 キタサンブラック 57.0 武豊
1-2 ビッシュ 53.0 幸
2-3 ゴールドアクター 57.0 吉田隼
2-4 ルージュバック 55.0 戸崎
3-5 イキートス 57.0 ファーガソン
3-6 ラストインパクト 57.0 川田
4-7 ワンアンドオンリー 57.0 田辺
4-8 イラプト 57.0 ブドー
5-9 ディーマジェスティ 55.0 蛯名
5-10 トーセンバジル 57.0 内田博
6-11 フェイムゲーム 57.0 北村宏
6-12 サウンズオブアース 57.0 M・デムーロ
7-13 ヒットザターゲット 57.0 小牧
7-14 レインボーライン 55.0 C・ルメール
8-15 ナイトフラワー 55.0 シュタルケ
8-16 リアルスティール 57.0 R・ムーア
8-17 シュヴァルグラン 57.0 福永
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秋初戦の京都大賞典を快勝したキタサンブラック。
初めて1番人気に支持されたレースになりましたが見事に人気に応えました。
2番手から抜け出したレースぶりは安定感抜群。
ジャパンカップに向けて万全のスタートを切りました。
今のキタサンブラックなら東京2400mも問題なさそう。
今回も先行馬にとって絶好の1枠1番。
運もこの馬に味方しているようです。
始動戦となったオールカマーを勝ったゴールドアクター。
天皇賞・春の惨敗から上手く馬を立て直してきました。
ゴールドアクターの次走はジャパンカップを予定。
東京コースはアルゼンチン共和国杯勝ちもある得意のコース。
天皇賞・春ではイレ込みが敗因のひとつだっただけに、
長距離輸送のない関東圏でレースができるのはこの馬にとってはプラスでしょう。
枠も2枠3番と言うことなし。
1番枠のキタサンブラックを見ながらレースができそうです。
リアルスティールは天皇賞・秋で2着。
毎日王冠を使えずぶっつけになりましたが地力の高さを見せつけました。
気になる次走はジャパンカップに決定。
陣営は香港カップに行きたいようですがモーリスが出てくるのでジャパンカップに回るとか(笑)。
休み明けを一叩きされたジャパンカップでは注目の1頭となりそうです。
ただ、東京2400mはやや距離が長い感もあり、距離延長への対応がポイントとなりそうです。
注目された鞍上はR・ムーア騎手に決定。
ドバイターフを快勝したコンビがジャパンカップで復活することとなりました。
ムーア騎手がリアルスティールをどのようにエスコートするのか。
このコンビなら東京2400+外枠もあっさり克服してしまうかもしれません。
シュヴァルグランは復帰戦となったアルゼンチン共和国杯をトップハンデで快勝。
ジャパンカップに向けてこれ以上ないスタートを切りました。
初めての関東圏での競馬でしたが輸送&初コースも問題ありませんでした。
近年、アルゼンチン共和国杯勝ち馬からはGI馬が出ていますがこの馬もそれに続けるか。
ただ、大外17番は明らかにマイナス。
一足先にGIを勝った妹のヴィブロスにも続きたいところですが福永騎手がどう乗りますか。
ラブリーデイはジャパンカップに登録なし。
香港カップが本命ですからそちらに回るようですね。
東京の2400よりはシャティンの2000のほうがいいでしょうから陣営は香港に行きたいでしょう。
香港にはモーリスが出るので勝つのは難しいと思いますが。。。
14年の菊花賞馬トーホウジャッカルは結局ジャパンカップを回避。
アルバートがステイヤーズS連覇に矛先を変更したので何とか出走はできたのですが。。。
本来叩き良化型なだけにもし出走してもいきなり休み明けでジャパンCは厳しいと見たのでしょう。
追い切りの動きもあまり良くありませんでした。
菊花賞馬には是非とも復活してもらいたいんですが。。。
ジャパンカップを回避して金鯱賞に回るプランのようです。
牝馬では天皇賞・秋で7着に敗れたルージュバックが参戦。
前走は力を出し切れずに人気を裏切りましたがまともに走ればここでも好勝負になりそう。
混合戦で強いこの馬、オークスでも2着に入った得意の舞台で激走となるでしょうか。
馬体重さえしっかり戻してくれば期待できそうです。
ハイレベルと言われている今年の3歳馬。
ただ、サトノダイヤモンドの次走は香港か有馬記念の模様。
3歳勢では皐月賞馬のディーマジェスティがジャパンカップ出走を決めました。
2週前追い切りも消化しここまでは順調なようです。
今年のクラシックを沸かせた一頭ですからここでもいい勝負になるでしょう。
菊花賞からの距離短縮は明らかにプラスです。
菊花賞2着のレインボーラインもジャパンカップ参戦が決定。
福永騎手がシュヴァルグランに騎乗するため鞍上はC・ルメール騎手。
このところ絶好調のルメール騎手ですからノーマークにするとまた痛い目に遭うかもしれません。
ジャパンカップでも人気薄でしょうから菊花賞のような無欲の追い込みが見られるかも!!!
3歳牝馬ではビッシュが出走。
エリザベス女王杯には向かわずジャパンカップに出てくるのは意外でしたが。。。
東京2400mはオークスでの3着があり距離は問題なし。
3歳牝馬ということで斤量も恵まれるので面白い存在になりそうです。
秋華賞での大敗から陣営の中に関西に輸送するより関東圏で競馬させたいという思惑もあるのかもしれません。
なお、ジャパンカップでは幸騎手との新コンビで挑みます。
凱旋門賞に出走したマカヒキは年内休養が決定。
来年は京都記念で復帰し、どの後はドバイか大阪杯に向かうことが発表されました。
注目される海外馬は予備登録に28頭が登録。
最終的には3頭が選出馬となりました。
昨年も参戦したフランスのイラプトにドイツのナイトフラワーとイキートス。
この3頭が今年はジャパンカップへの招待を受諾しました。
イラプトとナイトフラワーは昨年に続いての参戦。
イラプトは昨年は海外馬最先着となる6着、ナイトフラワーは11着でした。
イキートスは今年9月のバーデン大賞(独GI)を制している4歳馬。
海外馬の中ではこの馬が大将格でしょうか。
いずれにしろ今年の海外馬もちょっと小粒ですね。。。
ジャパンカップへの出走に含みを持たせていたオブライエン厩舎のハイランドリールは結局辞退。
ハイランドリールはBCターフで見事な逃げ切り勝ち。
レース後にジャパンカップか香港に向かう可能性があるとオブライエン調教師が明言していたのですが。。。
結局、香港ヴァーズで連覇を目指すこととなりました。
BCターフでファウンドに先着(2着)したフリントシャーも辞退。
今年のブリーダーズカップは高速馬場だったので東京の馬場にも対応できると思ったのですが。
アメリカのブリーダーズカップと香港の香港国際競走に挟まれる中途半端な日程である今のジャパンカップ。
海外の有力馬はBC⇒香港という馬が多く、ジャパンカップは素通りされることが増えました。
JRAはもう少し日程を工夫しないと今後も大物海外馬の来日はなさそうです。
宝塚記念を勝ったマリアライトは結局ジャパンカップはパス。
今後は予定通りエリザベス女王杯(6着)→有馬記念のようです。
エイシンヒカリも香港C連覇を目指すローテーション。
距離適性の問題もあり今年もジャパンCには出ません。
菊花賞を勝ったサトノダイヤモンド。注目の次走は有馬記念に決定。
オーナーの希望で有馬記念に向かうことになりました。
◇ジャパンC 主な回避馬
・サトノダイヤモンド 次走は有馬記念に決定
・マカヒキ 年内休養、次走は京都記念
・モーリス 香港C
・マリアライト 有馬記念
・エイシンヒカリ 香港C
・ラブリーデイ 香港C
◇ジャパンカップ2016、有力馬追い切り情報
◆キタサンブラック
【最終追い切り】
11/23:栗東CW(重)6F:85.3-68.6-53.7-39.6-12.2(黒岩騎手/馬なり)
※内ブラックマイスター(馬なり)を6Fで0.8秒追走、1F併せで0.1秒先着
【1週前追い切り】
11/16:栗東CW(重)6F:79.5-64.7-50.8-37.9-11.7(黒岩騎手/一杯)
※内ワキノヒビキ(一杯)を6Fで0.6秒追走、3F併せで0.2秒先着
【2週前追い切り】
11/9:栗東CW(稍)6F:81.2-65.9-51.8-39.6-12.3(黒岩騎手/馬なり)
※外トウケイライデン(馬なり)を6Fで1秒追走、3F併せで併入
◆ゴールドアクター
【最終追い切り】
11/23:美浦南W(稍)6F:85.7-69.8-54.6-40.2-13.2(吉田隼騎手/仕掛け)
※内トーセンアーネスト(G前一杯)を6Fで1.1秒追走、1F併せで併入
【1週前追い切り】
11/16:美浦南W(稍)6F:78.9-63.8-50.4-37.2-12.7(吉田隼騎手/強め)
【2週前追い切り】
11/10:美浦南W(良)5F:68.0-53.3-39.8-13.1(吉田隼騎手/馬なり)
※内ルネディ(馬なり)を5Fで0.8秒追走、1F併せで併入
※外ベストドリーム(G強め)を5Fで1.6秒追走、1F併せで併入
【中間追い切り】
11/3:美浦南W(重)6F:86.0-70.1-54.6-39.7-13.1(助手/馬なり)
※外ルネディ(馬なり)を5Fで0.9秒追走、1F併せで併入
◆ディーマジェスティ
【最終追い切り】
11/23:美浦南W(稍)5F:67.1-52.0-38.7-12.7(助手/強め)
【1週前追い切り】
11/16:美浦南W(稍)5F:66.6-51.2-36.4-12.3(助手/ゴール前強め)
※外パワーポケット(馬なり)を5Fで1秒追走、1F併せで0.4秒先着
【2週前追い切り】
11/9:美浦南W(重)5F:69.4-54.3-40.4-13.1(助手/馬なり)
◆リアルスティール
【最終追い切り】
11/23:栗東坂路(重)4F:54.1-38.6-24.6-11.9(助手/馬なり)
【1週前追い切り】
11/17:栗東CW(稍)6F:80.3-64.7-50.0-37.1-12.3(助手/一杯)
※内ピッツバーグ(一杯)を6Fで0.6秒追走、3F併せで併入
◆シュヴァルグラン
【最終追い切り】
11/23:栗東CW(重)6F:84.3-68.8-53.8-39.8-12.6(福永騎手/馬なり)
※外アドマイヤロケット(馬なり)に6Fで1秒追走、1F併せで併入
【1週前追い切り】
11/16:栗東CW(重)6F:89.3-72.0-55.9-41.0-13.3(助手/馬なり)
◆ルージュバック
【最終追い切り】
11/24:美浦南W(重)4F:52.5-37.1-12.8(助手/仕掛け)
※外ダノンバウンド(馬なり)を4Fで0.6秒追走、1F併せで0.4秒先着
◆ビッシュ
【最終追い切り】
11/23:美浦南W(稍)5F:69.2-53.0-39.8-13.1(幸騎手/馬なり)
※内ダイワエトワール(馬なり)を5Fで0.6秒追走、1F併せで0.2秒先着
※中クライオブジョイ(馬なり)を4Fで1.2秒追走、1F併せで0.2秒先着
【1週前追い切り】
11/17:美浦南W(稍)5F:70.3-54.1-39.8-12.7(助手/馬なり)
※内プンメリン(馬なり)に5Fで0.8秒先行、1F併せで0.4秒先着
※中クライオブジョイ(仕掛け)に5Fで0.4秒先行、1F併せで0.6秒先着
◆サウンズオブアース
【最終追い切り】
11/23:栗東CW(重)6F:81.2-66.2-51.8-38.2-12.6(M・デムーロ騎手/ゴール前一杯)
※外シェルブルック(一杯)を6Fで2.1秒追走、1F併せで0.2秒先着
【1週前追い切り】
11/16:栗東CW(重)6F:82.4-66.5-50.9-36.4-12.0(助手/一杯)
【2週前追い切り】
11/9:栗東坂路(稍)4F:52.3-38.6-25.0-12.7(助手/ゴール前強め)
また、国際競走のジャパンカップということで海外ブックメーカーでもオッズが掲載中。
GIはいつも当日だけオッズが出るんですがジャパンカップは特別のようですね。
ブックメーカーが設定している今年のジャパンカップのオッズは以下のようになっています。
※オッズは11月22日現在のもの
※ブックメーカー・ウィリアムヒルのオッズを参照
ゴールドアクター 5.00
キタサンブラック 5.00
リアルスティール 7.00
シュヴァルグラン 8.00
ディーマジェスティ 8.50
イラプト 10.00
レインボーライン 13.00
アルバート 15.00
ラストインパクト 15.00
ルージュバック 15.00
ビッシュ 17.00
さっと上位を挙げてみましたけど1番人気でも5倍ついています。
ここからだんだん下がっていくと思いますが。
リアルスティールやディーマジェスティは結構おいしいオッズです。
ルージュバックも日本ではこんなにつかないでしょうね。。。
長い歴史を持つ海外ブックメーカーが算出しているオッズですから是非予想の参考にしてください。