今週の日曜京都メインは秋華賞(GI)。
牝馬クラシック競走の最終戦です。

メジャーエンブレムのリタイアに続き、オークス馬シンハライトも左前浅屈腱炎を発症し回避が決定。
桜花賞馬ジュエラーこそ出走予定ですが一転して混戦模様になってきました。
牝馬クラシック、最後の1冠はどの馬が制するのでしょうか。

今年の秋華賞に出走を予定している馬は以下の通り。

◇秋華賞(GI、芝2000m、京都)の出走予定馬

ヴィブロス 55.0 福永
ウインファビラス 55.0 松岡正
エンジェルフェイス 55.0 浜中
カイザーバル 55.0 四位
キンショーユキヒメ 55.0 松若

クロコスミア 55.0 岩田
ゲッカコウ 55.0 和田
ジュエラー 55.0 M・デムーロ
ダイワドレッサー 55.0 川須
デンコウアンジュ 55.0 内田博

ネオヴェルザンディ 55.0 松山
パーシーズベスト 55.0 C・ルメール
パールコード 55.0 川田
ビッシュ 55.0 戸崎
フロンテアクイーン 55.0 蛯名

ミエノサクシード 55.0 川島信
レッドアヴァンセ 55.0 武豊
ワンダーピルエット 55.0 小牧

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オークスでは強烈な末脚で惜敗続きにピリオドを打ったシンハライト。
メジャーエンブレム、ジュエラーが不在だったとはいえ1番人気に応えてのGI勝利となりました。

休み明けだったローズSはハナ差の辛勝。
それでもしっかり結果を出しさすがの勝負根性を見せました。

しかし秋華賞に向けた調整中に左前浅屈腱炎を発症。
秋華賞の回避が決まり、オークスに続くGI制覇は幻となってしまいました。

完治までは最低でも1年はかかるとのことなので復帰はかなり先となりそうです。

桜花賞を勝った後骨折が判明。オークスは出走できなかったジュエラー。
復帰戦となったローズSは休み明けだったとはいえ11着に惨敗。

道中はこれまでにないくらい前につける競馬。
デムーロ騎手が本番を見据えた競馬をしたのかもしれません。

前哨戦を一叩きされ、本番の秋華賞でどこまで巻き返すことができるのか。
京都内回りでデムーロ騎手がどんなレースをするのかも注目です。

◇ジュエラー、追い切り時計

【最終追い切り】
10/12:栗東PT(良)5F:62.2-48.1-35.2-11.2(/一杯)
※クルークハイト(2歳未勝利)を5馬身追走、2馬身先着

【1週前追い切り】
10/5:栗東坂路(稍)4F:54.8-40.1-25.9-12.9(助手/一杯)
※外ワントゥワン(ゴール前強め)と併せで0.1秒先着

オークスではゴール前で交わされ惜しくも3着だったビッシュ。
直線では一瞬勝ったと思わせるような積極的なレース内容でした。

始動戦となった紫苑Sでは馬体重こそ+4キロでしたが成長した姿を披露。
レースではもったままの手ごたえで直線抜け出し2着馬に2馬身半差をつける圧勝でした。

相手に恵まれた感はありますが大外枠をものともしない強い競馬でした。
本番と似た小回り2000mで結果を出したことも大きく、本番に向けて視界良好と言えそうです。

シンハライト、チェッキーノとオークスで先着を許した馬はともに怪我でリタイア。
ビッシュに大きなチャンスが巡ってきていることは間違いありません。

あとはレース当日までの馬体重の維持だけがポイントとなりそうです。

◇ビッシュ、追い切り時計

【最終追い切り】
10/12:美浦南W(良)5F:68.3-52.9-39.3-13.4(戸崎騎手/馬なり)
※外アンテレクテュエル(3歳未勝利)を5Fで4馬身追走、1F併せで併入

【1週前追い切り】
10/6:美浦南W(良)5F:68.9-53.0-39.2-12.8(助手/馬なり)
※内ダイワスキャンプ(強め)と5Fで0.6秒先行1F併せで併入

ビッシュと同じく紫苑Sから始動したエンジェルフェイスは思わぬ惨敗。
開幕週の中山内回り2000mはこの馬に向くと思われたんですが。。。

敗因は2000mの距離なのか、逃げられなかったことなのか。。。
ここまで負けてしまうと本番での巻き返しは厳しいかもしれません。

ただ、歴史的には秋華賞で大穴を演出するのはこの手の馬。。。
紫苑Sの結果を受け、本番で浜中騎手がどう乗るかは注目です。

秋華賞に向けたトライアルも紫苑S、ローズSともにオークスの上位馬が優勝。
当初は秋も春のクラシック組が優勢に思えていましたが、ここにきて状況が一変。

メジャーエンブレム、チェッキーノに続き、シンハライトまでもがリタイア。
骨折明けのジュエラーは秋初戦で大敗。

ここまで順調なのはオークス3着のビッシュだけといった状況となっています。
牝馬クラシック最終戦となる秋華賞。

ただでさえ紛れが多く波乱も多い、京都内回り2000mで行われる秋華賞。
今年も思わぬ伏兵の台頭は十分にありそうです。