今週の日曜阪神メインは朝日杯フューチュリティステークス(GI)。
今年の2歳馬ナンバーワンを決める一戦です。
阪神競馬場で行われるようになって今年で3回目。

ホープフルSがGIへ格上げされるという話もあり存在感が薄まりつつある朝日杯FS。
マイルという距離がクラシックを目指す馬にとっては微妙なのもその一因でしょう。

牝馬に比べるとここまではやや地味な今年の2歳牡馬。
そこに注目される大物牝馬ミスエルテが参戦。

いろんな意味で楽しみな一戦となりそうです。

◇朝日杯フューチュリティステークス(GI、芝1600m、阪神)の出走予定馬(枠順)

1-1 レヴァンテライオン 55.0 内田博
1-2 アシャカリアン 55.0 国分優

2-3 リンクスゼロ 55.0 シュタルケ
2-4 ボンセルヴィーソ 55.0 松山

3-5 タガノアシュラ 55.0 武豊
3-6 クリアザトラック 55.0 M・デムーロ

4-7 ビーカーリー 54.0 和田
4-8 ダンビュライト 55.0 C・ルメール

5-9 ダイイチターミナル 55.0 北村友
5-10 モンドキャンノ 55.0 バルザローザ

6-11 トリリオネア 55.0 松田大
6-12 トーホウドミンゴ 55.0 池添

7-13 ミスエルテ 54.0 川田
7-14 ブルベアバブーン 55.0 幸
7-15 レッドアンシェル 55.0 シュミノー

8-16 アメリカズカップ 55.0 松若
8-17 サトノアレス 55.0 四位
8-18 トラスト 55.0 柴田大

【朝日杯フューチュリティステークス2016】こじはる3連単5頭BOX、おぎやはぎ、まいやん、ジャンポケ斉藤、キャプテン渡辺などの予想一覧!!

今年はここまで牝馬の活躍が目立つ2歳馬戦線。
特にソウルスターリング、ミスエルテのフランケル産駒2頭が大きな話題になっています。

そのソウルスターリングは一足先に先週の阪神JFで無傷3連勝でGI制覇。
来年の牝馬クラシックに名乗りを上げました。

一方の2歳牡馬は今のところまだ大物と呼べるような馬が不在。
まだまだ勢力図が定まっていない印象があります。

そんな牡馬路線になんともう一頭のフランケル産駒ミスエルテが参戦。
当初は阪神JFを予定していたのですが1週延ばして朝日杯FSに出走することになりました。

どうやら馬体の回復に手間取っているようで復帰戦を1週遅らせる判断をしたようです。
この馬なら牡馬相手でも十分に勝負になると陣営も見ているんでしょうね。

幸い、阪神JFと朝日杯FSは同じ舞台設定。
来年の桜花賞に向けてのいい試走にはなります。

新馬、ファンタジーSと圧巻の内容で2連勝中のミスエルテ。
牡馬相手に今度はどんな走りをみせてくれるのでしょうか。

ここは牡馬相手ですが先週のソウルスターリングに続きたいところです。

モンドキャンノは前走の京王杯2歳Sで1番人気のレーヌミノルを差し切っての優勝。
鞍上のルメール騎手の冷静な騎乗ぶりが印象の残る一戦でした。

朝日杯FSではさらに距離が延長。
ただ、前走を見る限りではマイルもこなせそうな感じはします。

東京で見せたあの脚は阪神の外回りでも生きるはずです。
朝日杯FSではバルザローザ騎手と新コンビを組みます。

今年の札幌2歳Sを勝ったトラストは中央転厩初戦となった東スポ杯2歳Sで5着。
道中は2番手で終始折り合いを欠き、直線伸びませんでした。

札幌2歳Sでは逃げ切っただけに何故無理に抑えたのかは謎。
今後を見据えて控えるように指示が出ていたのでしょうか。。。

東スポ杯2歳Sの内容を見る限りではこの馬は逃げたほうが良さそうですが。。。

予定通りなら次走は朝日杯FSになる予定。
次走では逃げるのかそれともまた控える競馬をするのか。

今年の朝日杯FSの展開を握る1頭となりそうです。

タガノアシュラは前走の黄菊賞で逃げ切り勝ち。
5頭立てと少頭数でしたが武豊騎手の思い切った大逃げが結果に繋がりました。

朝日杯でも再びあの逃げを打つのか。
切れ味タイプの馬ではないだけに先行する競馬のほうが合っているでしょう。

昨年も2着に終わった武豊騎手の中央GI完全制覇なるかも注目です。

サトノアレスは未勝利、ベゴニア賞と2連勝。
クライムメジャーを下しての勝利は価値がありそう。

ベゴニア賞勝ち馬からはロゴタイプやダノンプラチナが朝日杯を制覇。
サトノアレスのこの2頭に続くことができるでしょうか。

レヴァンテライオンは前走の京王杯2歳Sで11着に大敗。
連勝も2でストップしてしまいました。

あまりに負け過ぎでこの先が少し心配になる内容でした。
今回はさらに距離が延長しこの馬にとっては厳しい戦いが予想されます。

毎年函館2歳Sの勝ち馬はその後尻すぼみになることが多いのも気になるところ。
この世代最初の重賞ウィナーの巻き返しはあるのでしょうか。

レッドアンシェルは新馬、もみじSと2連勝中。
放牧を挟んでこのまま朝日杯FSに直行することになりそう。

前走は中団のインで脚をためて直線鋭く伸びる大人びた競馬を披露。
前走から間隔が開いている点は不安ですがここでも好勝負に持ち込めそう。

今年の朝日杯FSは注目の大物牝馬ミスエルテと牡馬勢の争い。
ミスエルテが牡馬を蹴散らすのかそれとも牡馬勢が意地を見せるのか。

来年のクラシックを占う上でも楽しみな一戦となりそうです。

◇朝日杯FS 2016、有力馬追い切り情報

◆ミスエルテ
【最終追い切り】
12/14:栗東CW(重)4F:52.0-37.5-12.0(川田/仕掛け)
外ダノンシーザー(強め)を4Fで0.4秒追走、1F併せで0.3秒先着

【1週前追い切り】
12/7:栗東CW(良)6F:84.1-68.3-53.7-39.7-11.9(川田/馬なり)
外ユイフィーユ(強め)を6Fで0.6秒追走、1F併せで併入

◆トラスト
【最終追い切り】
12/14:栗東CW(重)6F:82.7-67.5-53.5-39.7-12.0(助手/G強め)
内マイネルサグラ(馬なり)を6Fで0.6秒追走、1F併せで0.1秒先着

【1週前追い切り】
12/8:栗東CW(良)6F:84.3-67.8-53.0-38.7-11.8(助手/一杯)
内マイネルサグラ(馬なり)を6Fで0.6秒追走、1F併せでクビ差先着

◆モンドキャンノ
【最終追い切り】
12/14:栗東CW(重)5F:68.9-52.7-38.1-12.2(バルザローザ/馬なり)
外ファッショニスタ(馬なり)を5Fで1.2秒追走、1F併せで0.5秒先着

【1週前追い切り】
12/7:栗東CW(良)6F:84.9-67.9-52.5-38.2-11.9(助手/馬なり)
外ファッショニスタ(一杯)を6Fで1.3秒追走、1F併せで併入

◆アメリカズカップ
【最終追い切り】
12/14:栗東坂路(重)4F:53.3-39.1-25.2-12.5(松若/一杯)
内ダノンスパーク(G強め)と併せで併入

【1週前追い切り】
12/7:栗東坂路(良)4F:52.4-38.4-25.2-13.0(松若/一杯)
外ヒストリカル(一杯)と併せで0.2秒遅れ

◆タンビュラント
【最終追い切り】
12/14:栗東坂路(重)4F:52.2-38.6-25.4-12.9(ルメール/強め)
外プレシャスルージュ(馬なり)と併せで併入

【1週前追い切り】
12/7:栗東坂路(良)4F:53.2-38.1-24.9-12.6(ルメール/仕掛け)
外クランモンタナ(一杯)と併せで0.3秒先着

◆レッドアンシェル
【最終追い切り】
12/15:栗東CW(重)5F:68.1-51.8-38.2-12.6(加藤/馬なり)

【1週前追い切り】
12/7:栗東CW(良)6F:81.5-64.8-49.6-36.8-12.4(シュミノー/一杯)
外サウンドターゲット(一杯)を6Fで0.6秒追走、4F併せで0.6秒先着

◆タガノアシュラ
【最終追い切り】
12/14:栗東坂路(重)4F:53.3-38.9-25.3-12.5(国分恭/仕掛け)

【1週前追い切り】
12/8:栗東CW(良)6F:80.1-65.0-51.1-38.3-11.9(国分恭/一杯)