今週の日曜中京メインは高松宮記念(GI)。
2017年の春のGIシリーズの幕開けを告げる一戦です。

昨年は香港のエアロヴェロシティが連覇を目指して参戦も日本での調整中に疝痛を発症しリアイヤ。
日本馬だけとなったレースは未完の大器ビッグアーサーが見事な末脚を見せGI初勝利を上げました。

国内スプリント路線は今年も核となる有力馬が不在。
しかも昨年の覇者ビッグアーサーが直前でケガのためリタイア。

今年の高松宮記念は外国馬の参戦もなく、かなりの大混戦が予想されます。
本命不在、フルゲートのスプリントGI、果たしてどの馬が混戦を制するのでしょうか。

◇昨年の高松宮記念(GI、芝1200m、中京)結果!!

1着 × 4.ビッグアーサー
2着 ▲ 6.ミッキーアイル
3着 ◎ 8.アルビアーノ
4着 10.アクティブミノル
5着 △ 13.エイシンブルズアイ
・・・・・・・・・・・・・・・・

◇払戻金
単勝 4 390円 1番人気
馬連 4-6 890円 1番人気
馬単 4-6 1,730円 1番人気
3連複 4-6-8 1,740円 1番人気
3連単 4-6-8 6,690円 1番人気

ビッグアーサーは昨年も1番人気だったんですね。
もっと人気薄のイメージだったんですがファンの方々はお目が高い。

ただ、その後は成績が尻すぼみ状態。
今年は再度の飛躍となるでしょうか。

◇高松宮記念 2017(GI、芝1200m、中京)の出走予定馬(枠順)!!

1-1 ティーハーフ 57.0 国分優
1-2 フィエロ 57.0 内田博

2-3 レッツゴードンキ 55.0 岩田
3-4 ラインスピリット 57.0 森一

3-5 レッドアリオン 57.0 菱田
3-6 セイウンコウセイ 57.0 幸

4-7 レッドファルクス 57.0 M・デムーロ
4-8 バクシンテイオー 57.0 A・シュタルケ

5-9 シュウジ 57.0 川田
5-10 クリスマス 55.0 藤岡佑

6-11 スノードラゴン 57.0 大野
6-12 メラグラーナ 55.0 戸崎

7-13 ソルヴェイグ 55.0 田辺
7-14 トーキングドラム 57.0 藤岡康
7-15 ヒルノデイバロー 57.0 四位

8-16 トウショウピスト 57.0 吉田豊
8-17 ナックビーナス 55.0 石川
8-18 ワンスインナムーン 55.0 石橋脩

【高松宮記念2017】こじはる3連単5頭BOX、原良馬、虎石晃、ジャンポケ斉藤、天童なこなどの予想一覧!!

レッドファルクスは前走の香港スプリントからの直行。
前哨戦は使わず本番に臨むローテーションを組んできました。

M・デムーロ騎手は今年はドバイには行かず高松宮記念でこの馬に騎乗予定。
香港では大敗しましたが高松宮記念では国内スプリントGI連勝を目指します。

休み明けの不安はありますが今年の高松宮記念はメンバーがかなり手薄。
この馬本来の走りさえできれば国内スプリントGI連勝の可能性は十分にありそうです。

ビッグアーサーは高松宮記念への直行の予定でしたが右前上腕筋挫傷を発症。
大事と取って高松宮記念の回避が決まりました。

前走、期待された香港スプリントではいいところなく惨敗。
高松宮記念では連覇がかかっていただけにこの回避は何とも残念。

ダンスディレクターに続き、ビッグアーサーも回避とここにきて有力馬に故障が相次いでいます。

4歳牝馬のソルヴェイグは今年初戦となったシルクロードSで6着。
好スタートからハナを奪うも直線で失速。

4か月の休み明けで馬体重が+18kg。
成長分もあったとはいえやや太め残りだったのかもしれません。

昨年は3歳馬ながらサマースプリントでは大活躍した馬。
昨年のスプリンターズSでも3着に入りました。

実力馬が一叩きされて本番でどこまで変わってくるか。。。
有力馬に回避が続いているだけにこの馬にも十分チャンスはありそうです。

レース当日の馬体重にも注目したいところです。

シュウジは圧倒的1番人気に推された阪急杯で惨敗。
敗因は不明ですが馬体重増が響いたか。。。。

いずれにしろ比較的手薄なメンバー相手にあの競馬は本番に向けて不安のみが残りました。
距離短縮はプラスとはいえ、相手が前走よりは強化される本番での巻き返しはなかなか厳しそうです。

ただ追い切りの動きは良く、馬の調子自体は良さそうです。

その阪急杯を制したのがトーキングドラム。
当初は出走予定がありませんでしたが相手関係が楽になったことから出走を決めたようです。

7歳馬で上積みは疑問ですが前走を勝った勢いはありそう。
とにかく今年は混戦なのでこの手の馬にもチャンスはあるでしょう。

オーシャンSを制したメラグラーナ。
混戦の中、見事に1番人気に応えての重賞初制覇となりました。

ここを勝ったことで次走は高松宮記念へ。
南半球産の外国産馬。初めてのGI挑戦となりますが勢いのある今なら。。。

ナックビーナスはオーシャンSで2着。
ここまで1200m戦では安定した成績を収めています。

中京は初となりますが東京コースでの好走があるので左回りは問題なさそう。
あとはGIに入っての力関係がどうかでしょう。

どうしても重賞では善戦止まりに終わってしまうフィエロ。
ついにスプリント戦に挑戦するようです。

いきなりのスプリントGIは無謀な気もしますが。。。
もう歳も歳なのであらゆる可能性を試してみるといったところでしょうか。

前走の京都牝馬Sで桜花賞以来の勝利を上げたレッツゴードンキ。
道中はカカリ気味ながら直線では見事な末脚を見せてくれました。

当初のプランでは阪神牝馬Sに向かう予定でしたが相手関係を考慮して急遽、高松宮記念へ参戦。
阪神牝馬Sにはミッキークイーンなど牝馬の一線級が多数出走予定ではありますが。。。

陣営がプラン変更するほど今年の高松宮記念はメンバーが小粒ということでしょう。
1200mは決してベストの舞台とは言えませんが今年のメンツならこの馬の一発があっても不思議ではありません。

こうしてみてみると今年はメンバーが手薄なので参戦を決めた陣営も多い模様。
それだけ今年の高松宮記念は混戦でどの馬にもチャンスがあるということでしょう。

◇高松宮記念 2017 追い切り情報

◆レッドファルクス
【最終追い切り】
3/22:美浦南W(重)5F:67.8-51.7-37.9-12.7(助手/強め)
※内ザッツクール(一杯)に5Fで0.4秒追走、1F併せで0.4秒先着

【1週前追い切り】
3/16:美浦南W(重)6F:82.7-67.2-52.4-38.1-12.6(助手/強め)
※内アースコレクション(馬なり)に6Fで1.0秒追走、1F併せで併入

【2週前追い切り】
3/8:美浦南W(稍)5F:69.8-53.9-39.3-12.7(助手/馬なり)
※外ドルメロ(馬なり)に5Fで0.4秒先行、1F併せで併入

◆ソルヴェイグ
【最終追い切り】
3/22:栗東坂路(重)4F:50.9-37.4-24.1-11.5(畑端/一杯)

【1週前追い切り】
3/15:栗東坂路(良)4F:52.3-37.0-24.4-12.7(田辺/馬なり)

【2週前追い切り】
3/8:栗東坂路(良)4F:54.0-39.6-26.2-12.8(助手/馬なり)

◆シュウジ
【最終追い切り】
3/23:栗東坂路(重)4F:51.0-36.4-23.4-12.0(助手/一杯)

【1週前追い切り】
3/15:栗東坂路(良)4F:51.2-37.0-23.7-11.7(川田/一杯)
※レッドヴェルサス(強め)と併せで0.8秒先着

【2週前追い切り】
3/9:栗東坂路(良)4F:52.3-38.1-24.8-12.0(助手/馬なり)
※レッドヴェルサス(一杯)と併せで0.5秒先着

◆レッツゴードンキ
【最終追い切り】
3/23:栗東坂路(重)4F:52.4-37.8-計不-12.4(柴田未/G強め)

【1週前追い切り】
3/16:栗東坂路(良)4F:50.4-36.1-23.7-12.1(岩田/一杯)

◆トーキングドラム
【最終追い切り】
3/22:美浦南W(重)5F:67.9-53.4-39.7-12.5(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
3/16:美浦南W(重)6F:82.8-67.0-52.8-38.9-12.3(藤岡康/強め)
※ストリートキャップ(一杯)を6Fで0.6秒追走、1F併せで0.2秒先着

◆フィエロ
【最終追い切り】
3/23:栗東坂路(重)4F:53.0-37.9-24.5-12.1(岡田/仕掛け)

【1週前追い切り】
3/16:栗東坂路(良)4F:49.2-36.3-24.7-13.0(内田博/一杯)

【2週前追い切り】
3/8:栗東坂路(良)4F:55.5-39.8-25.9-12.6(助手/馬なり)