今週の日曜京都メインは春の長距離チャンピオン決定戦天皇賞・春(GI)。
淀の2マイルにスタミナ自慢のステイヤーが集う伝統の一戦です。

今年は大阪杯がGIに昇格したことで出走メンバーに影響があるかと思われましたが特に大きな変化はなし。
キタサンブラック、サトノダイヤモンドの2頭が出走するので今年の春天は現役最強馬決定戦とも言えそうです。

昨年も歴代の菊花賞馬や有馬記念馬が出走し、なかなかの好メンバーとなった天皇賞・春。
それでも2着に人気薄のカレンミロティックが粘り込み、波乱の決着となりました。

最近は荒れることも多い長距離GI、今年はどんなレースになるのでしょうか。

◇昨年の天皇賞・春(GI、芝3200m、京都)結果!!

1着 ○ 1.キタサンブラック
2着 3.カレンミロティック
3着 8.シュヴァルグラン
4着 △ 11.タンタアレグリア
5着 ◎ 9.トーホウジャッカル
・・・・・・・・・・・・・・

◇払戻金
単勝 1 450円 2番人気
馬連 1-3 20,160円 51番人気
馬単 1-3 29,950円 91番人気
3連複 1-3-8 32,350円 103番人気
3連単 1-3-8 242,730円 682番人気

昨年の天皇賞・春は2番人気のキタサンブラックが逃げ切り勝ち。
この時点ではゴールドアクターのほうが人気があったんですよねぇ。

道中3番手にいたカレンミロティックが直線で一旦はキタサンブラックより前に出る大激走。
この馬が2着に入ったことで馬券は波乱の決着となりました。

天皇賞・春で内枠に入った先行馬には今年も注意が必要ですね。

◇天皇賞・春 2017(GI、芝3200m、京都)の出走予定馬(枠順)!!

1-1 シャケトラ 58.0 田辺
1-2 ラブラドライト 58.0 酒井学

2-3 キタサンブラック 58.0 武豊
2-4 スピリッツミノル 58.0 幸

3-5 ファタモルガーナ 58.0 浜中
3-6 シュヴァルグラン 58.0 福永

4-7 アルバート 58.0 川田
4-8 タマモベストプレイ 58.0 吉田隼

5-9 ディーマジェスティ 58.0 蛯名
5-10 アドマイヤデウス 58.0 岩田

6-11 プロレタリアト 56.0 杉原誠
6-12 ゴールドアクター 58.0 横山典

7-13 トーセンバジル 58.0 四位
7-14 ワンアンドオンリー 58.0 和田

8-15 サトノダイヤモンド 58.0 C・ルメール
8-16 レインボーライン 58.0 M・デムーロ
8-17 ヤマカツライデン 58.0 松山弘

【天皇賞春2017】こじはる3連単5頭BOX、DAIGO、まいやん、ジャンポケ斉藤、キャプテン渡辺などの予想一覧!!

今年の天皇賞・春には昨年の有馬記念の1-3着馬がすべて出走予定。
大阪杯がGIに昇格したことで有力馬の天賞賞・春への出走が心配されましたがさほど影響はありませんでした。

キタサンブラックとサトノダイヤモンドの2強ムードとなっている今年の天皇賞・春。
ここでも有馬記念でも激闘を演じた2頭の再戦となるのか注目を集めています。

昨年の年度代表馬キタサンブラックは連覇を目指して今年も天皇賞・春に出走。
この春はドバイには遠征はせず国内に専念。

始動戦となった大阪杯は3番手追走から直線楽々抜け出し快勝。
休み明けをモノともせず、GIに昇格した大阪杯の初代チャンピオンに輝きました。

昨年の天皇賞春では見事な逃げ切り勝ちをおさめたキタサンブラック。
大阪杯の走りを見る限りでは今年はより自在性を増した走りを見せてくれそう。

今年はヤマカツライデンを行かせて2番手からの競馬でしょうか。
先行有利の春の京都の高速馬場は今年もこの馬に味方してくれそうです。

サトノダイヤモンドは春の大目標に天皇賞を設定。
ちょっと意外な感じもしたのですがこの春は天皇賞を最大目標にローテが組まれています。

この春は始動戦となった阪神大賞典を危なげなく快勝。
天皇賞に向けてこれ以上ないスタートを切りました。

陣営は以前この馬のベストは2000mと言っていたのですが、
菊花賞、有馬記念の走りを見て考えを改めたのかもしれませんね。

阪神大賞典の内容をみても長距離適性は抜群。
これまでのディープ産駒とは明らかにタイプが違うようです。

まだディープ産駒で天皇賞・春を勝った馬はいませんが、
菊花賞、阪神大賞典を勝っているこの馬には心配いらないデータかもしれません。

今年の天皇賞・春は昨年の有馬記念の再戦が濃厚。
サトノダイヤモンド vs キタサンブラック。

昨年と一昨年の菊花賞馬でもある2頭の戦いは今年の天皇賞・春、一番の話題となりそうです。
ルメール騎手は今回も有馬記念の時のようにキタサンブラック徹底マークでしょう。

ディーマジェスティは始動戦となった日経賞で6着。
得意とする中山でのレースでしたがスタートから行き脚がつかず後方からの競馬。

直線でジリジリと追い込みましたが6着止まり。
ジャパンカップ大敗後のスランプは思った以上に深刻なようです。

今回はひと叩きされ上積みが期待されますが、天皇賞・春となるとやはりこの馬にとっては距離が心配。
昨年の菊花賞でも最後の直線で脚が止まった感があるので距離への不安は残ります。

シュヴァルグランも早くから天皇賞・春を目標にしていた一頭。
連覇を目指した阪神大賞典はサトノダイヤモンドの2着。

内容は完敗でしたが休み明けの一戦としては悪い内容ではありませんでした。
本番での逆転は至難の業ではありますがどのような走りを見せてくれますか。

昨年は日経新春杯からの始動でしたが今年は賞金面の不安もないのでゆったりしたローテが組めた事はプラス。

昨年の天皇賞では初のGI挑戦にも関わらず3着。
それも前残りの展開の中、3着に突っ込んできた内容は評価できます。

GIでは惜しい戦いが続いているだけに陣営にとってもここは力の入る一戦でしょう。
先行馬有利の馬場で今年もどこまで追い込んで来られるか、位置取りなども含めて注目です。

日経賞を制したのがシャケトラ。
この勝利で天皇賞・春への優先出走権を獲得しました。

日経新春杯からの斤量増をまったく感じさせない快勝。
このところの充実ぶりを証明するレース内容でした。

さらに距離が延びる天皇賞は未知の距離ではありますが血統的にはこなせそう。
目下、馬の充実度はこのメンバーの中に入っても一番。

今の勢いがあれば本番でも一発があるかもしれません。

昨年の天皇賞春では1番人気に支持されるも12着に沈んだゴールドアクター。
今年は昨年同様に日経賞から始動も5着。

いつも通り好位から競馬をするも直線で伸びを欠きました。
当初は天皇賞・春をパスして宝塚記念に向かう予定でしたが一転、今年も天皇賞に出走へ。

横山典騎手との新コンビで天皇賞に向かうことが陣営から発表されました。
昨年大敗した天皇賞に予定を変更して出走するのには何らかの心境の変化があったのでしょうか。

しかし、関西圏での競馬、2マイルの距離など克服する材料は多く今年も苦戦が予想されます。
ただ、ここぞと言うときの横山典マジックには注意が必要。

今回も周囲をアッと言わせるような大胆な騎乗が見られるかもしれません。

アルバートはダイヤモンドSを制覇。
これで重賞全3勝がすべて3000m以上。

最近では珍しい典型的なステイヤーです。
昨年の春の天皇賞では6着。

前残りの流れで力を出し切れませんでした。
今年もダイヤモンドSから天皇賞へ直行。

タフな流れになれば本番でも侮れないのですが。。。
ダイヤモンドSからの直行組は近年、天皇賞・春との相性が悪いのは気になります。

レインボーラインは昨年の菊花賞2着馬。
後方待機から最後の直線はなかなかいい脚を見せてくれました。

その後はジャンカップで6着、今年初戦の日経賞で4着。
大崩れこそしていませんが今一歩のレースが続いています。

今回はデムーロ騎手との新コンビ。
GIでめっぽう強いこの人が乗ることで一変が見られるかもしれません。

菊花賞好走馬の活躍も目立つ天皇賞・春。
今回は人気もないでしょうから穴を空けるとしたらこの馬の無欲の追い込みかもしれません。

カレンミロティックは昨年の天皇賞・春で13番人気ながら2着。
最後の直線では逃げるキタサンブラックを一旦は交わして先頭に躍り出る驚きの内容でした。

昨年は秋にメルボルンカップに挑戦するも23着に惨敗。
今年に入ってからは復帰戦として予定していた阪神大賞典を裂蹄で回避。

蹄の状態を見極めながら天皇賞・春に向けて調整されていましたが1週前追い切り後に左前裂蹄を発症。
残念ながら今年の天皇賞・春の回避が決まりました。

マカヒキは天皇賞・春は回避。
春は京都記念(3着)⇒大阪杯(4着)⇒宝塚記念というローテ。

陣営も3200mという距離はこの馬には長いと判断しているようです。
昨年出走した凱旋門賞にも今年は挑戦しないことが発表されました。

昨年の凱旋門賞以降、結果が出ていない昨年のダービー馬マカヒキ。
今年は復活を目指して国内に専念するようです。

タンタアレグリアは今年初戦となったAJCCを快勝!!
うまく内を突いた蛯名騎手の好騎乗があったとはいえ、長期休養明けをモノともしない見事な走りでした。

しかし右前肢深管骨瘤を発症したため予定していた日経賞を回避。
このまま天皇賞・春に直行する予定でしたが回復が思わしくなく天皇賞も回避が決定。

昨年の天皇賞・春は追い込んで4着。
長距離は歓迎なタイプだっただけにこの回避はちょっと残念です。

今後は宝塚記念に向けて調整されるそうです。

今年は海外から1頭が予備登録、選出馬にも選ばれましたが結局出走辞退。
選出されていたトリップトゥパリスは15年のゴールドカップの勝ち馬。

ゴールドカップと言えばロイヤルアスコット開催の名物GI。
芝20ハロン(約4023m)で行われる平地の世界最長重賞です。

15年にはジャパンカップにも参戦し14着。
スタミナはありそうですが、日本の高速馬場への適性は?でした。

そもそもドバイゴールドカップに出走していたのでローテ的にも厳しいものがありました。
京都の高速馬場に3200mという距離、今後も海外馬の遠征はなかなか実現しないかもしれないですね。

管理人の現時点での直感予想
※週末の最終予想はまた変わる可能性大です(笑)。

◎ キタサンブラック
○ レインボーライン
▲ サトノダイヤモンド
△ シュヴァルグラン
× シャケトラ
× トーセンバジル

◇天皇賞春 2017 追い切り情報

◆キタサンブラック
【最終追い切り】
4/26:栗東CW(良)6F:82.3-66.6-51.5-39.3-12.5(黒岩/馬なり)
内ペイバック(馬なり)を6Fで0.4秒追走、1F併せで0.1秒先着

【1週前追い切り】
4/19:栗東CW(重)6F:82.7-67.3-52.7-38.1-11.7(黒岩/強め)
外アキノクレッセント(一杯)を6Fで0.6秒追走、1F併せで0.1秒先着

【2週前追い切り】
4/15:栗東CW(重)6F:84.7-68.3-53.1-38.8-12.4(荻野極/馬なり)
外ワキノヒビキ(馬なり)を6Fで0.3秒追走、1F併せで0.2秒遅れ

◆サトノダイヤモンド
【最終追い切り】
4/26:栗東CW(良)4F:53.3-39.0-12.3(ルメール/馬なり)
外プロフェット(仕掛け)を4Fで1.0秒追走、1F併せで併入

【1週前追い切り】
4/20:栗東CW(稍)6F:82.8-67.5-53.1-38.3-11.8(助手/G強め)
中プロフェット(強め)を6Fで0.5秒追走、3F併せで0.3秒先着
外ダノンシーザー(強め)を6Fで1.0秒追走、3F併せで0.5秒先着

【2週前追い切り】
4/13:栗東CW(重)6F:84.1-68.8-53.8-38.7-11.5(助手/一杯)
外プロフェット(一杯)を6Fで0.2秒追走、1F併せで0.2秒先着

◆シュヴァルグラン
【最終追い切り】
4/26:栗東坂路(良)4F:53.5-39.0-25.7-13.1(助手/一杯)
外ムスカテール(一杯)と併せで0.4秒先着

【1週前追い切り】
4/20:栗東CW(稍)6F:79.5-65.0-50.8-37.6-12.7(藤岡康/一杯)
外アドマイヤロケット(馬なり)を6Fで1.0秒追走、1F併せで0.1秒先着

【2週前追い切り】
4/13:栗東CW(重)6F:82.2-67.5-52.8-39.3-12.7(助手/一杯)
中ハイドフォイル(一杯)に6Fで0.4秒先行、1F併せで0.1秒遅れ
外アドマイヤロケット(一杯)を6Fで0.8秒追走、1F併せで0.2秒遅れ

◆ゴールドアクター
【最終追い切り】
4/26:美浦南W(良)5F:67.1-51.1-37.7-12.9(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
4/20:美浦南W(良)6F:79.7-65.2-51.2-37.8-12.5(横山典/強め)

【2週前追い切り】
4/13:美浦南W(稍)6F:83.0-66.8-52.6-39.3-13.5(横山典/馬なり)
外レモロアーム(強め)を6Fで0.6秒追走、1F併せで併入

◆ディーマジェスティ
【最終追い切り】
4/26:美浦南W(良)6F:66.0-52.0-38.5-12.5(蛯名/仕掛け)
外ワールドレーヴ(馬なり)を5Fで0.6秒追走、1F併せで併入

【1週前追い切り】
4/19:美浦南W(稍)6F:67.8-53.0-39.0-12.4(蛯名/一杯)
外レッドサヴァージー(一杯)を6Fで1.0秒追走、1F併せで0.6秒先着

【2週前追い切り】
4/12:美浦南W(重)5F:67.8-53.0-39.0-12.4(助手/馬なり)
中ナカヤマグラン(馬なり)を5Fで0.3秒追走、3F併せで併入
外ブルターレ(馬なり)を5Fで0.7秒追走、3F併せで併入

◆シャケトラ
【最終追い切り】
4/26:栗東CW(良)6F:83.3-66.7-51.3-36.9-11.8(助手/一杯)
中ハッピーモーメント(一杯)を6Fで0.5秒追走、1F併せで0.5秒先着
外エルビッシュ(一杯)を6Fで0.9秒追走、1F併せで0.1秒先着

【1週前追い切り】
4/19:栗東CW(重)5F:70.8-54.4-39.2-11.5(助手/一杯)
外フルーキー(一杯)を5Fで1.1秒追走、1F併せでクビ差先着

【2週前追い切り】
4/12:栗東坂路(重)4F:56.5-41.2-27.4-13.8(助手/馬なり)

◆アルバート
【最終追い切り】
4/26:美浦南W(良)5F:69.5-53.9-39.4-12.5(石橋脩/馬なり)

【1週前追い切り】
4/20:美浦南W(良)5F:66.9-51.7-38.6-12.3(助手/強め)
外レイダー(一杯)を5Fで1.3秒追走、1F併せで併入

【2週前追い切り】
4/13:美浦南W(稍)5F:72.7-56.7-41.7-13.3(助手/馬なり)
内ネオリアリズム(馬なり)と5F併せで併入

◆ワンアンドオンリー
【最終追い切り】
4/26:栗東CW(良)6F:81.0-65.3-50.8-37.0-11.6(和田/一杯)
外カレンラストショー(一杯)を6Fで1.0秒追走、1F併せで0.1秒先着

【1週前追い切り】
4/19:栗東CW(重)6F:83.3-66.5-52.3-38.7-12.0(和田/馬なり)
中クールオープニング(馬なり)を6Fで0.6秒追走、1F併せでクビ差先着
外ダノンメジャー(馬なり)を6Fで1.0秒追走、1F併せで0.1秒先着

【2週前追い切り】
4/12:栗東CW(重)6F:84.3-67.6-52.9-38.9-12.3(和田/一杯)

◆レインボーライン
【最終追い切り】
4/26:栗東坂路(良)4F:56.6-41.3-26.2-12.8(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
4/19:栗東坂路(重)4F:59.0-41.7-26.6-13.0(助手/馬なり)

【2週前追い切り】
4/16:栗東坂路(良)4F:53.6-38.5-25.2-12.9(助手/馬なり)

◆アドマイヤデウス
【最終追い切り】
4/26:栗東坂路(良)4F:52.6-38.5-25.7-13.1(岩田/仕掛け)

【1週前追い切り】
4/19:栗東CW(重)6F:82.8-66.9-51.8-38.3-12.3(岩田/強め)

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