いよいよ今夜に迫った今年の凱旋門賞2017(仏GI)。
今年はサトノダイヤモンド、サトノノブレスが日本から凱旋門賞に挑戦します。

毎年日本からの遠征馬が参戦し盛り上がりを見せる凱旋門賞。
昨年からは馬券も発売され、より凱旋門賞が身近なレースとなりました。

例年ならロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞ですが、
今年もロンシャンが改修工事中のため昨年に続きシャンティイ競馬場での開催。

この代替開催が今年こそ日本馬にとっていい結果に結び付いてくれればいいのですが。。。

昨年は11頭の日本馬が凱旋門賞に登録し、最終的にはマカヒキ1頭が出走しました。
今年は登録段階から5頭と日本馬の登録は少なめ。

冷やかし半分のとりあえず登録が今年は少なかったようです。
そんな中でサトノダイヤモンドは早い段階から凱旋門賞への挑戦を発表。

同厩舎のサトノノブレスとともに凱旋門賞へ出走を予定しています。
サトノダイヤモンドは宝塚記念をパスし凱旋門賞制覇に向けて入念に調整。

前哨戦のフォワ賞(GII、9/10、仏シャティン)を使ってから本番に向かうローテーションが組まれました。
そのフォワ賞が先日行われ、1番人気に支持されたサトノダイヤモンドは4着。

当日の重馬場の影響か思ったような伸び脚を見せることができず直線で失速。
逃げた僚馬のサトノノブレスも6着に敗れました。

休み明け+重馬場と敗因を上げればキリがありませんが厳しい結果なのは確か。
凱旋門賞当日が良馬場になればまた違ってくるとは思うのですが。。。

相手が一気に強化される本番でどこまでやれるのか。
フォワ賞後は順調に調整が進み、上積みも期待されていますが気になるのは天気。

どうもレース当日のパリは雨予報。
金曜日あたりにも雨マークがあり、どうやらパンパンの良馬場は望めない状況になってきました。

フォワ賞後は好天が続き、馬場も回復傾向だったのですが。。。
1番人気が確実なエネイブルが道悪巧者なだけに馬場が悪化すると前走以上に厳しい戦いとなりそうです。

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◇凱旋門賞2017 現地追い切り情報

◆サトノダイヤモンド
【凱旋門賞最終追い切り】
9/27:仏エーグル芝(-)7F:併せ馬で追い切り(ルメール/馬なり)
※サトノノブレスと併せ1馬身先着

【凱旋門賞1週前追い切り】
9/20:仏リオン坂路(-)5F:軽めの追い切り(助手/馬なり)

◆サトノダイヤモンド
【フォワ賞最終追い切り】
9/6:仏エーグル芝(-)6F:—-(ルメール/馬なり)
※サトノノブレスと併せ馬

◆サトノダイヤモンド
【フォワ賞1週前追い切り】
8/30:仏エーグル芝(-)7F:—-(助手/ラスト1F一杯)
※サトノノブレスと併せ馬

◇凱旋門賞2017 国内最終追い切り情報

◆サトノダイヤモンド
【国内最終追い切り】
8/17:栗東CW(重)6F:81.6-65.1-50.3-37.9-11.6(助手/仕掛け)
外サトノノブレスと併せ半馬身先着

今年の凱旋門賞、大きな変更として斤量が挙げられます。
今年から3歳馬の斤量が変更に。

3歳馬はこれまでの斤量より0.5キロ重くなることが決まりました。
これで3歳馬と4歳上馬の斤量差が0.5キロ詰まるわけですが。。。

3歳牡馬 56.5
3歳牝馬 55.0
4歳上牡馬 59.5
4歳上牝馬 58.0

ただ、依然として3歳馬の斤量が軽いことは変わりないだけに引き続き今年も3歳馬が有利と言えそうです。

◇凱旋門賞2017(GI、芝2400m、シャンティイ)の出走馬(確定)
※発走時刻:日本時間10月1日(日)23時05分
※左からゲート番、馬番

1-4 ユリシーズ 59.5 J・クローリー
2-17 エネイブル 55.0 L・デットーリ

3-5 クロスオブスターズ 59.5 M・バルザローナ
4-14 ブラムト 56.5 C・デムーロ

5-10 サトノノブレス 59.5 川田
6-11 イキートス 59.5 A・シュタルケ

7-7 アイダホ 59.5 S・ヘファーナン
8-18 ウィンター 55.0 R・ムーア

9-12 オーダーオブセントジョージ 59.5 D・オブライエン
10-8 ジンギスシークレット 59.5 A・デフリース

11-3 ワンフットインヘヴン 59.5 G・ドイル
12-2 ドーハドリーム 59.5 G・ブノワ

13-9 サトノダイヤモンド 59.5 C・ルメール
14-16 プリュマティック 56.5 M・ギュイヨン

15-15 カプリ 56.5 W・ローダン
16-6 シルバーウェーヴ 59.5 P・ブドー

17-13 セブンスヘブン 58.0 P・スマレン
18-1 ザラック 59.5 C・スミヨン

27日に最終登録が締め切られ今年の凱旋門賞には20頭が登録。
最終的には18頭が出走することになりました。

1番人気が予想されるエネイブルは追加登録料を払っての出走。

昨年上位を独占したオブライエン厩舎は今年も7頭が登録し5頭が出走。
この5頭で今年も組織戦を展開しそう。

今年の凱旋門賞はエネイブルVSオブライエン勢という構図でしょうか。

現地時間9月10日にシャンティイ競馬場で行われた凱旋門賞へのステップレース3レース。
まず行われた3歳GIIのニエル賞は今年のダービー3着馬クラックスマンが優勝。

クラックスマンの凱旋門賞への出否は未定でしたがオーナーが回避を明言。
出てくれば3歳馬なだけに怖い存在だったのですが。。。

牝馬GIのヴェルメイユ賞は地元フランスのバティールが優勝。
3歳牝馬に比べると本番で斤量を背負わされる5歳牝馬ですがそれでもやはり牝馬は怖い存在。

地元フランスの馬ですし、出てくれば注目の馬でしたがこちらも凱旋門賞は回避。
次走は英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス(GI)が有力とのことです。

サトノダイヤモンドが4着、サトノノブレスが6着に敗れたフォワ賞。
このレースを制したのがドイツからの遠征馬ジンギスシークレット。

独G1ベルリン大賞に続く連勝で本番も楽しみな存在に。
当日、雨が降るようなら道悪巧者のこの馬には追い風となりそうです。

ただフォワ賞の勝ち馬はもう何年も凱旋門賞で勝っていないのは気になるところです。

フォワ賞の前日に行われた愛チャンピオンS(GI)。
キタサンブラックが遠征していた場合は前哨戦として参戦が予定されていたレースです。

毎年凱旋門賞に向けて注目を集めるレースですが、今年このレースを制したのがデコレーテッドナイト。
ただこの馬は凱旋門賞へ向かう予定はなく、次走は英チャンピオンS(GI)を視野に入れるとのこと。

今年は愛チャンピオンS組からは凱旋門賞に有力馬は出てきませんでした。

上半期の欧州競馬の総決算となるキングジョージ6世&クイーンエリザベスS。
今年このレースを制したのが3歳牝馬のエネイブル。

エネイブルは今年の英愛のオークスをW制覇した牝馬。
特に愛オークスでは2着に5馬身半差をつける圧勝でした。

キングジョージが初の古馬との対戦となったわけですがここもあっさりとクリア。
ハイランドリール、ジャックホブス、ユリシーズなどを寄せ付けなかった内容はまさに圧巻でした。

そのエネイブルは続くヨークシャーオークスも難なく圧勝!!
これでGIを4連勝(英愛オークス、キングジョージ、ヨークシャーオークス)。

この結果から今年の凱旋門賞はこの馬が大本命になることは間違いなさそうです。
現時点の天気予報で週末が雨予報なのもプラス。

道悪になるとさらに強さが増すだけに、トレヴ以来4年ぶりの凱旋門賞3歳牝馬制覇へ向けて視界は良さそうです。

昨年の凱旋門賞でも上位を独占し、組織力を見せつけたオブライエン厩舎。
そのオブライエン厩舎からは今年も5頭の有力馬が出てきます。

注目されたR・ムーア騎手は5頭の中から3歳牝馬のウィンターを選択。
この選択はちょっと意外な気もします。

前走のメイトロンS(愛GI)で連勝が止まったものの、GI4連勝中だったのがウィンター。
主にマイル戦を使われてきている馬で距離延長には不安もありますが。。。。

昨年のファウンドと同様、距離はこなせるという算段なのでしょう。
ムーアが選んだ以上はこの馬には注意が必要です。

昨年の3着馬オーダーオブセントジョージは前走の愛セントレジャーで2着馬に9馬身差をつける圧勝。
何せ安定感抜群なのがこの馬の特徴。

欧州ナンバー1のステイヤー。
昨年の高速馬場でも3着ですから、今年もスタミナ比べになる展開になればこの馬が浮上してきそうです。

今年の愛ダービー、英セントレジャーと現在GIを連勝中なのがカプリ。
愛ダービー時は4番人気とやや伏兵扱いでしたが、英セントレジャーはしっかりと人気に応えての勝利。

ここにきてGI連勝と力をつけてきています。
オブライエン厩舎が送り込む3歳牡馬。

勢いがあるだけにこの馬も注目の一頭となりそうです。

昨年の2着馬。古豪ハイランドリールは直前でキャンセル。
今年もコロネーションC、プリンスオブウェールズSとGIを2勝。

連覇を狙ったキングジョージでは逃げる本来の形が取れずエネイブルに完敗。
今回はそのキングジョージ以来となる出走と見られていたのですが。。。

この馬は良馬場専用なので週末の馬場状態も考慮されたのかもしれません。
ここを回避するとなると次走は英チャンピオンSあたりでしょうか。

良馬場専用マシーンなだけにジャパンカップに来てもらいたい一頭ではあるのですが。。。

地元フランスの3歳勢では今年のフランス2冠馬ブラムトがエース格。
前走のギョームドルナノ賞(仏GII、3歳、芝2000m)でまさかの5着に敗退。

ちょっと人気を落としていますがその後調子は上向いている様子。
人気が落ちて気楽な立場になれば一発も。。。

ザラックは今年のサンクルー大賞(仏GI)の勝ち馬。
母は無敗で凱旋門賞を制した名牝ザルカヴァ。

良血馬なだけに大一番でその血が目覚めるか。
母子制覇がなるか注目されます。

昨年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬・アルマンゾル。
今年に入るまでGI3勝を含む5連勝中で当初は今年の凱旋門賞の大本命でした。

しかし満を持して出走したゴントービロン賞(仏GIII、芝2000m)でまさかの最下位の6着。
この結果を踏まえて陣営は早々と現役引退を決断。

ここから同馬を立て直すのは難しいと判断したようです。

◇凱旋門賞 2017 主要レース勝ち馬

・英セントレジャー(英GI) カプリ

・愛セントレジャー(愛GI) オーダーオブセントジョージ

・フォワ賞(仏GII) ジンギスシークレット

・ヴェルメイユ賞(仏GI) バティール

・ニエル賞(仏GII) クラックスマン

・愛チャンピオンS(愛GI) デコレーテッドナイト

・ヨークシャーオークス(愛GI) エネイブル

・ベルリン大賞(独GI) ジンギスシークレット

・キングジョージ6世&QES(英GI) エネイブル

・愛オークス(愛GI) エネイブル

・パリ大賞典(仏GI) シャキール

・エクリプスS(英GI) ユリシーズ

・サンクルー大賞典(仏GI) ザラック

・愛ダービー(愛GI) カプリ

・仏オークス(仏GI) センガ

・英ダービー(英GI) ウィングスオブイーグルズ

・英オークス(英GI) エネイブル

・仏ダービー(仏GI) ブラムト

・ドバイCS(首GI) ジャックホブス

そしてすでに海外の主要ブックメーカーでは凱旋門賞の事前オッズが発表されています。
※オッズは大手ブックメーカー、ウィリアムヒルのものを参照
※9月28日現在のオッズ

エネイブル 1.73

ユリシーズ 8.00

オーダーオブセントジョージ 10.00

ウィンター 10.00

カプリ 11.00

ジンギスシークレット 13.00

ブラムト 15.00

ザラク 17.00

サトノダイヤモンド 21.00

クロスオブスターズ 29.00

セブンスヘブン 41.00

アイダホ 51.00

シルバーウェーブ 51.00

ドーハドリーム 67.00

ワンフットインヘヴン 67.00

イキートス 67.00

プリュマティック 67.00

サトノノブレス 101.00

レースが近づき出走馬も18頭に確定。
今年はそれなりに頭数が揃う凱旋門賞となりました。

英愛オークスに続き、キングジョージも圧勝したエネイブルが断然の1番人気。
オッズは1倍台に突入しています。

週末のパリは雨予報ということもあり、絶対的な本命になりつつあるようです。

ニエル賞を勝ったクラックスマンは回避が決定。

代わって2番人気に浮上したのがユリシーズ。
エクリプスS、英インターナショナルSを勝ち、キングジョージでも2着など近走は安定した成績。

このあたりが評価されているんでしょう。

前哨戦のフォワ賞で4着だったサトノダイヤモンドは9番人気まで後退。
前哨戦での敗戦と週末の雨予報でここにきてさらに評価を落としています。

これを美味しいと見るか、当然と見るか。

レースか近づくにつれ評価を上げているのがオブライエン勢。
今年は7頭が登録し、オーダーオブセントジョージ、カプリ、ウィンターが特に高い評価を受けています。

今年のフランス2冠馬ブラムトは一時9番人気タイまで後退していましたがここにきて再浮上。
前走の不可解な敗戦で大きく評価を下げていましたが調教の動きが復調気配。

地元馬の巻き返しがあると評価を上げてきているようです。

サトノノブレスは残念ながら最下位人気となっています。。。

そして今年の凱旋門賞も日本での馬券発売が決定。
これまでの海外競馬の馬券発売と同様でインターネット投票(A-PAT、即PAT)限定での発売。
※ウインズや競馬場での現金販売はありません。

馬券は10月1日(日)の午前10時から発売開始。
締め切りは発走予定時刻(日本時間23時05分)の4分前。

枠連を除く7式別が発売されます。
※単勝、複勝、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単

オッズは国内独自のオッズで現地や海外のオッズとは違うものとなります。

気になる凱旋門賞のテレビ中継ですが今年も日本馬の出走が予定されているので地上波、BSでテレビ放送が決定。
昨年同様BSではグリーンチャンネルが無料放送で生中継。

地上波でもフジテレビ系列で生中継されます。
昨年と同じく、番組内で生中継で『凱旋門賞』の模様が放送されるようです。

◇フジテレビ系列26局ネット 「Mr.サンデー&スポーツLIFE HERO’S合体SP」
10月1日(日曜) 22時00分から24時40分(予定)
※番組内にて凱旋門賞を生中継

◇2017凱旋門賞中継

日時:10月1日(日) 22:00~24:00
※発走時刻等によって放送時間が変更となる場合があります。
※放送はノンスクランブル(無料)放送

◇ラジオNIKKEI第1 「凱旋門賞実況中継」
10月1日(日曜) 22時30分から23時30分(予定)

また、JRAでは今年の凱旋門賞のパブリックビューイングを実施。
東京競馬場と京都競馬場でレース当日に実施されます。

皆でワイワイ凱旋門賞を観たいという方にはピッタリの企画ですね。

◇東京競馬場(入場無料)
【時間】 20時00分から23時30分
【場所】 フジビュースタンド屋外観覧席およびスタンド内1階から3階の一部エリア
※入退場は西門2階および正門3階からのみとなります。

◇京都競馬場(入場無料)
【時間】 20時00分から23時30分
【場所】 シグネットホールおよびビッグスワン1階から5階
※入退場はステーションゲート1階からのみとなります。

今年の凱旋門賞の発走時刻は日本時間10月1日(日)23時05分の予定です。

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