今週の日曜東京メインはジャパンカップ2017(GI)。
日本競馬の国際競走の元祖といえるレースです。

ただ、最近は外国馬の来日が少なくなり寂しいメンバー構成となることも多いジャパンカップ。
それでも今年は4頭の外国馬が来日しました。

昨年はキタサンブラックが見事な逃げ切り勝ち。
上位も日本馬が独占し近年の傾向通りの結果となりました。

今年も連覇を目指すキタサンブラックを筆頭に日本馬が上位を独占するのか、外国馬が一矢を報いるのか。
どのようなレースになるのか注目です。

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◇ジャパンカップ 2016(GI、芝2400m、東京) 結果

1着 1.キタサンブラック
2着 12.サウンズオブアース
3着 ▲ 17.シュヴァルグラン
4着 △ 3.ゴールドアクター
5着 ◎ 16.リアルスティール
・・・・・・・・・・・・・・・・
6着 × 14.レインボーライン
13着 ○ 9.ディーマジェスティ
16着 × 2.ビッシュ

◇払戻金
単勝:1 380円 1番人気
馬連:1-12 2,570円 11番人気
馬単:1-12 3,990円 15番人気
3連複:1-12-17 8,050円 30番人気
3連単:1-12-17 36,260円 121番人気

昨年はキタサンブラックがマイペースの逃げから見事な逃げ切り勝ち。
後続に影も踏ませぬ圧勝劇でした。

2着にはシルバーコレクターのサウンズオブアース。
3着にもGIで惜しいレースが続くシュヴァルグランが入りました。

この2頭は今年もリベンジを期して参戦してきそうです。

◇ジャパンカップ 2017(GI、芝2400m、東京) 出走予定馬(枠順)

1-1 シュヴァルグラン 57.0 H・ボウマン
1-2 レイデオロ 55.0 C・ルメール

2-3 ギニョール(独) 57.0 F・ミナリク
2-4 キタサンブラック 57.0 武豊

3-5 サウンズオブアース 57.0 田辺
3-6 イキートス(独) 57.0 D・ポルク

4-7 ディサイファ 57.0 柴山雄
4-8 ソウルスターリング 53.0 C・デムーロ

5-9 レインボーライン 57.0 岩田
5-10 ブームタイム(豪) 57.0 C・パリッシュ

6-11 マカヒキ 57.0 内田博
6-12 サトノクラウン 57.0 M・デムーロ

7-13 シャケトラ 57.0 福永
7-14 アイダホ(愛) 57.0 R・ムーア

8-15 ワンアンドオンリー 57.0 横山典
8-16 ヤマカツエース 57.0 池添
8-17 ラストインパクト 57.0 戸崎

ジャパンカップの枠順が確定!
連覇を目指すキタサンブラックは2枠4番。

先行するこの馬にとっては絶好の内枠。
後入れの偶数枠ですし申し分のない枠と言えるでしょう。

この枠なら自らが逃げても良し、内のギニョールを行かせて番手からの競馬でも良し。
今回はスタートも決まるでしょうからレースはし易いでしょう。

レオデオロも1枠2番と絶好の枠。
この枠ならキタサンブラックを見ながら内で脚が溜められるでしょうね。

ソウルスターリングは4枠8番。
ちょうど真ん中の枠なのでこちらも問題なさそう。

週末は天気も良さそうなのでこの馬も巻き返しがありそうです。

サトノクラウンはやや外目の6枠12番。
できればもう少し内が理想でしょうがまぁこのくらいなら。

絶好調のM・デムーロがここからどう乗るのか注目です。

今年のジャパンカップには4頭の外国馬が出走。
近年は日本馬が優勢なこのレースですが4頭の外国馬が来てくれたことで一応国際競走の面目は保った感じ。

それでも超一流馬の参戦はなく、今年も日本勢が優勢となりそうです。

昨年の覇者で連覇を目指すキタサンブラックは年内で現役引退。
秋は天皇賞⇒ジャパンカップ⇒有馬記念という古馬の王道ローテで引退の花道を飾ります。

秋の復帰戦となった天皇賞では不良馬場の中、復活の優勝。
スタートで後手を踏んだものの、それを見事にカバーした武豊騎手の好騎乗も光りました。

極悪の馬場を走った反動が気になりますが幸い馬は元気なようで順調に追い切りも消化。
ジャパンカップ連覇に向けて態勢は整ったようです。

これまでの傾向から叩き2戦目でもっとも高いパフォーマンスを見せているだけに今年も期待できそう。
枠順も先行馬にとって理想的な内枠。

あとは天皇賞秋の激走の目に見えない疲れだけが唯一の不安材料となりそうです。

今年のダービー馬レイデオロは秋初戦の神戸新聞杯を快勝!
その後は当初の予定通りジャパンカップに駒を進めてきました。

菊花賞へは向かわずジャパンカップを選択した陣営。
やはり3000mはこの馬には長いという陣営の判断だったのでしょう。

ジャパンカップはダービーと同じ舞台。
ただ、今年のダービーは勝ちタイムの遅さからレベル自体が???

それでも今秋はGIなどの重賞で3歳馬が活躍。
神戸新聞杯でのちの菊花賞馬キセキ以下を圧倒した横綱相撲を見る限り、この馬が世代トップなのは疑いのないところ。

レイデオロにとっては世代のレベルを改めて示すジャパンカップとなりそうです。

ソウルスターリングは天皇賞・秋6着。
苦手の不良馬場、外を回ってこの着順なら良く走ったほうではないでしょうか。

ジャパンカップが行われる東京2400はオークスを勝った舞台。
今年のオークスはダービーよりも時計が速くレベルが高かったレース。

少なくともレイデオロとの比較ではソウルスターリングが劣るということはなさそうです。
懸念されるのは天皇賞・秋の疲れ。

前走の疲れさえなければここでもいいレースができるでしょう。
週末の天気は良さそうなので良馬場で競馬ができそうなのは何よりです。

シュヴァルグランは昨年のジャパンカップで3着。
春の天皇賞ではサトノダイヤモンドには先着したもののキタサンブラックをとらえられず2着。

宝塚記念では果敢に先手を奪ったものの早々と失速して8着。
またもGI制覇はお預けとなりました。

秋の復帰戦となった京都大賞典は3着。
スタート直後に不利があり、後方からの競馬になったことが最後まで響きました。

宝塚記念に続き、京都大賞典でもチグハグな競馬。
それでも最後の直線では見せ場を作りました。

今後はジャパンカップ⇒有馬記念というローテ。
GIでは今一歩の成績が続くシュヴァルグラン。

ジャパンカップで悲願のGI制覇となるでしょうか。

マカヒキは凱旋門賞で惨敗のあとややスランプ気味。
春は当初予定していた宝塚記念を回避し秋に備えました。

復帰戦となった毎日王冠でも見せ場なく6着。
かつての走りが見られず心配されていましたが天皇賞秋で5着。

わずかながら復調の気配を感じさせてくれました。

凱旋門賞での惨敗以降、苦悩が続くダービー馬。
ダービーで勝った東京コースはこの馬にはベストの舞台。

2400mの距離はやや長いとは思いますが東京の軽い馬場ならダービー時のようにこなせるでしょう。
不良馬場だった天皇賞で5着ですから良馬場になればさらなる前進も期待できそうです。

サウンズオブアースは昨年のこのレース2着。
今年は春にドバイ遠征を行うもドバイシーマCでは6着。

少頭数のレースでしたが見せ場がありませんでした。
当初は京都大賞典で始動予定でしたが札幌記念で始動。

その札幌記念は4着、続く京都大賞典でも13着に大敗と苦しい競馬が続いています。
海外遠征後はなかなか調整が難しいと思いますがジャパンカップでの復活はあるのでしょうか。。。

ジャパンカップと言えばやはり気になるのが外国馬。
近年はめっきり大物の来日がなくなってしまいましたが。。。

今年も予備登録の段階ではハイランドリールやウィンクス、クリフスオブモハー、セブンスヘブンなど19頭が登録。
その中から4頭が今年は招待を受諾。

7年ぶりにオブライエン厩舎の所属馬が来日するなど例年に比べるとちょっとだけ豪華?

そのオブライエン厩舎からはハイランドリールで弟で今年のキングジョージ3着のアイダホが来日。
東京向きかと言われると?ですが距離適性はありそう。

R・ムーア騎手が騎乗しますしどこまでやれるか。

ドイツからはイキートスとギニョールが参戦。
イキートスは昨年に続く参戦となります。

ギニョールは16・17年とバイエルン大賞(独GI)を連覇、17年バーデン大賞(独GI)勝ちなどがあるドイツの強豪。
日本の速い馬場への対応は未知数ですがイキートスよりは力は上の存在。

昨年のイキートスが7着ですから日本の馬場に対応できればもしかすると。
ドイツ勢もできれば一雨ほしいところでしたが週末は晴れる予報なので。。。

豪州からやってくるのがコーフィールドカップ(豪GI)の勝ち馬ブームタイム。
ただこの馬はコーフィールドカップが13番人気での勝利。

この勝利が重賞初勝利でもあっただけに実力は???
前走のメルボルンカップでも惨敗しているだけに過度の期待はできません。

今年の外国勢はアイダホとギニョールが注目馬と言えそうです。

◇ジャパンカップ、有力馬追い切り情報

◇キタサンブラック
【最終追い切り】
11/22:栗東CW(良)6F:84.9-69.3-54.3-40.0-12.8(黒岩/馬なり)
内ビップレボルシオンと1F併せで併入

【1週前追い切り】
11/15:栗東CW(稍)6F:81.1-65.2-50.5-37.1-12.2(黒岩/馬なり)
内クレバーバードと1F併せで併入
中ブラックマイスターと1F併せで0.6秒先着

◇レイデオロ
【最終追い切り】
11/22:美浦南W(良)4F:54.1-39.8-12.9(ルメール/馬なり)
中キングオブアームズと1F併せで併入
外レッドライジェルと1F併せで併入

【1週前追い切り】
11/15:美浦南W(稍)5F:70.0-54.3-39.7-12.3(ルメール/馬なり)
中キングオブアームズと1F併せで併入
外キングドラゴンと1F併せで併入

◇ソウルスターリング
【最終追い切り】
11/22:美浦南W(良)5F:68.1-52.2-38.8-12.7(ルメール/馬なり)
外ラユロットと1F併せで0.4秒先着

【1週前追い切り】
11/15:美浦南W(稍)4F:55.5-40.9-13.0(助手/馬なり)

◇サトノクラウン
【最終追い切り】
11/23:美浦南W(重)4F:54.0-38.6-13.5(ムーア/仕掛け)
中ブレステイキングと1F併せで併入
外サトノオンリーワンと1F併せで併入

【1週前追い切り】
11/16:美浦南W(稍)5F:69.7-53.9-39.1-13.5(助手/馬なり)

◇シュヴァルグラン
【最終追い切り】
11/22:栗東坂路(良)4F:56.0-41.0-26.5-12.1(ボウマン/仕掛け)
外アドマイヤプリヴと併せて0.2秒先着

【1週前追い切り】
11/16:栗東CW(稍)6F:83.3-67.0-51.8-37.4-12.1(M・デムーロ/一杯)
中ハイドフォイルと1F併せで併入
外ノーブルカリナンと1F併せで併入

◇マカヒキ
【最終追い切り】
11/22:栗東坂路(良)4F:51.3-37.8-25.2-12.9(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
11/15:栗東CW(稍)7F:94.7-64.4-50.0-36.4-11.8(助手/馬なり)

◇サウンズオブアース
【最終追い切り】
11/22:栗東CW(良)5F:67.5-51.7-37.8-12.0(助手/馬なり)
外テーオーフォルテと1F併せで併入

【1週前追い切り】
11/15:栗東CW(稍)6F:80.2-64.5-50.1-36.8-12.0(助手/一杯)
外シェルブルックと1F併せで0.1秒先着

◇シャケトラ
【最終追い切り】
11/22:栗東CW(良)6F:85.2-68.5-52.0-39.2-11.9(福永/馬なり)
外キングジュエリーと1F併せで0.2秒先着

【1週前追い切り】
11/15:栗東CW(稍)5F:67.0-51.3-37.5-11.5(福永/G強め)
中ヴェナヘイムと1F併せで0.1秒先着
外キングジュエリーと3F併せでクビ差先着

◇アイダホ
【最終追い切り】
11/23:東京芝(稍)7F:94.7-67.4-54.0-40.1-12.6(助手/馬なり)

◇ブームタイム
【最終追い切り】
11/21:東京芝(良)8F:114.7-67.3-52.3-37.3-11.6(助手/馬なり)

22日、23日、美浦、栗東の両トレセンと東京競馬場でジャパンカップの最終追い切りが行われました。

天皇賞秋で見事な復活を果たしたキタサンブラックは併せ馬で最終追い切りを消化。

馬なりでこれまでにない軽めの内容ですが前走も直前は軽い内容だったのでこれでいいのかなと。
宝塚記念前にハード調教をこなし惨敗したことも影響しているのかもしれません。

すでに古馬で完成期に入ってるのでもうそこまで強い調教はいらないという判断でしょう。

今年のダービー馬レイデオロは最終追い切りもルメール騎手を背に3頭併せ。
4Fから2頭を追いかけしっかりと併入。

藤沢流の軽い内容ですがこれはいつものこと。
神戸新聞杯から間隔はあいていますが力は出せる出来にありそうです。

ソウルスターリングは併せ馬で5Fから最終追い切り。
並走馬にしっかり先着し元気いっぱい。

天皇賞秋の疲れはなさそうです。
今回は好時計で勝ったオークスと同じ舞台。

斤量差を生かせば好勝負になるでしょう。

サトノクラウンは木曜日に3頭併せで最終追い切り。
4Fからサッと追われ先行する並走馬に併入。

特に目立つ時計ではありませんが出来は安定。
前走の疲れも心配ないと言えそうです。

1週前追い切りに続き、最終追い切りでも軽快だったのがマカヒキ。
最終追いは坂路でしたが馬なりで51秒台と調子は良さそう。

距離はギリギリでしょうが良馬場なら前走以上もありそうです。