11月18日(日)に京都競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ2018(GI)。

毎年、京都競馬場で行われる秋のマイル王決定戦です。

今年の京都競馬場での最後のGIとなる一戦でもあります。

春の安田記念は連闘で挑んだ伏兵モズアスコットが制した今年のマイル路線。

マイルCSも絶対的な本命馬不在のままレースが行われることとなりそうです。

今年のマイルCSはどのようなレースになるのでしょうか。

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◇マイルチャンピオンシップ2018(GI、芝1,600m、京都)出走予定馬(枠順)

1-1 ステルヴィオ 56.0 W・ビュイック
1-2 ペルシアンナイト 57.0 M・デムーロ

2-3 アルアイン 57.0 川田
2-4 ブラックムーン 57.0 浜中

3-5 ヒーズインラブ 57.0 藤岡康
3-6 ジュールポレール 55.0 石川裕

4-7 ロジクライ 57.0 C・デムーロ
4-8 モズアスコット 57.0 C・ルメール

5-9 ウインブライト 57.0 松岡正
5-10 ミッキーグローリー 57.0 戸崎

6-11 ジャンダルム 56.0 武豊
6-12 レーヌミノル 55.0 四位

7-13 レッドアヴァンセ 55.0 北村友
7-14 エアスピネル 57.0 福永
7-15 アエロリット 55.0 R・ムーア

8-16 カツジ 56.0 松山弘
8-17 ロードクエスト 57.0 横山典
8-18 ケイアイノーテック 56.0 藤岡佑

3戦連続で2着と惜敗続きだったモズアスコットは前走の安田記念で優勝。初重賞がGIという嬉しい勝利でした。連闘、初の58キロなど克服すべき課題の多いレースでしたがそれらをすべて乗り越えての見事な走りでした。

ただ、秋の始動戦となったスワンSでは2着。またしても勝ち切れないところを見せてしまいました。とは言え内容はそう悲観するものではなく、人気を背負って勝ちに行った中での競馬だっただけに今回は運がなかっただけとも言えます。

今後は予定通りマイルCSを目指すローテーション。前哨戦をひと叩きし、万全の状態で春秋マイルGI連勝を狙います。

京都マイルはマイラーズCで2着があり、京都コースも1勝2着2回と好相性。安田記念では9番人気と伏兵扱いでしたがマイルCSでは堂々主役の1頭としてレースに挑むことになりそうです。

アエロリットは毎日王冠で牡馬相手に堂々の逃げ切り勝ち。昨年のクイーンS以来となる重賞制覇を上げました。

やはり先手を奪えばしぶとい馬。マイルCSでも先行すればうるさい存在となりそうです。

距離や時計勝負はまったく問題ないだけにあとは右回りがどうか。左回りに比べるとどうしても成績が落ちる右回りにいかに対応できるかがGI2勝目へのカギとなるでしょう。

マイルCSでの鞍上はR・ムーア騎手に決定。モレイラ騎手⇒ムーア騎手なら乗り替わりもマイナスにはならないでしょう。

ペルシアンナイトは昨年のこのレースの覇者。今年は連覇を目指し出走します。

秋は昨年と同様、富士Sから始動。その富士Sでは59キロを背負ったこともあり5着。

それでも最後はじりじり伸びてきていたので始動戦としてはそれほど悪い内容ではありませんでした。富士S5着からのマイルCSは偶然にも昨年と同じ。

左回りよりは右回りのほうが成績がいい馬なので京都コースに替わるのはプラス面しかないでしょう。人気を背負ったレースでポカがあるように安定感に欠ける面がありますが、今年もそこまで人気になることはなさそう。

昨年のマイルCSで見せたようにハマった時の強さは証明済み。なかなか買い時の難しい馬ではありますが連覇のかかる今年のマイルCSではどうなりますか。。。

エアスピネルは昨年のマイルCSで2着。直線一旦先頭に立ち、勝ったかと思ったところでペルシアンナイトの急襲に遭い、ハナ差でまたもGI制覇を逃しました。

秋は富士Sで復帰し4着。良馬場の瞬発力勝負になった点を考慮すればこの馬なりには走ったと言えそうです。

富士SからマイルCSへ向かうローテは予定通り。京都のマイルはこの馬にとってベストの舞台なので陣営も今年こそはの思いが強いでしょう。

今回こそGIでの惜敗続きにピリオドを打つことができるか。引き続き鞍上を務める福永騎手が本番ではどのような騎乗を見せるのかにも注目です。

ロジクライは前哨戦の富士Sを快勝!レースでは2番手から堂々抜け出し後続をシャットアウトする横綱相撲で重賞2勝目を上げました。勝ちタイムも1:31.7と文句のないもの。

ここ5戦はすべてマイル戦を1分32秒以内で乗り切っているようにスピード勝負は歓迎。今の充実ぶりなら京都の高速決着も歓迎でしょう。

京都マイルはシンザン記念で勝っている舞台。それだけに陣営は気合が入る一戦でしょう。

注目された鞍上はルメール騎手がモズアスコットに騎乗するためC・デムーロ騎手が騎乗。この乗り替わりなら大幅はマイナスにはならないでしょうから、楽しみは膨らむばかり。

ここが初めてのGI挑戦となりますが、富士Sの内容を見ても注意が必要な一頭なのは間違いありません。

ミッキーグローリーは京成杯AHで重賞初勝利。レースでは力で他馬をねじ伏せる強い内容でした。

3-4歳時に2度の長期休養があるなどなかなか順調に使えなかった馬がようやくここにきて本格化。まだキャリアも11戦と浅いだけに伸びしろもありそう。

京都は初コースになりますが550キロ近い大型馬なので広いコースのほうが合う可能性は大。未知の魅力という点ではこの馬が一番でしょう。

3歳馬ジャンダルムが今秋はマイル路線へ。春はオーナーの希望もありクラシック路線を歩みましたが結果が出なかったことで秋はマイル路線に駒を進めてきました。

一時期、海外遠征の話もありましたが結局秋は国内に専念となりました。久しぶりのマイル戦となった富士Sでは7着同着。大外だったこともあり、直線では思ったような伸びが見られませんでした。

マイルCSの舞台である京都はデイリー杯2歳Sを勝っているので京都マイルは問題なし。血統面からもマイル前後が一番力を発揮できる可能性が高いでしょう。

富士Sで古馬相手に戦った経験がここで生きてくるか。昨年、ペルシアンナイトが富士SからマイルCSへ向かい3歳馬ながら見事に優勝。今年はジャンダルムが昨年のペルシアンナイトの再現を狙います。

昨年の皐月賞馬アルアインがマイルCSへ参戦。前走の天皇賞秋では4着。この馬らしい走りが徐々に戻ってきました。

次走は香港カップあたりかと思われましたが陣営はマイルGIへの参戦を決意。マイル戦で2つ目のGI制覇を目指します。

皐月賞をレコード勝ちしているようにスピードはある馬。マイル戦はシンザン記念以来となるだけにペースに戸惑う可能性もありますが流れに乗れれば大一番で一発も!

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