今週の札幌メインはGIIの札幌記念。
夏競馬唯一のGII競走でありサマー2000シリーズ第4戦です。
夏競馬の中でも有力馬が出走し盛り上がるレースとして知られています。

今年の目玉は何と言ってもGI・4勝のモーリスの出走。
現役最強マイル王が北の大地に降臨します。

◇札幌記念(GII、芝2000m、札幌)の枠順&出走予定馬

1-1 ヌーヴォレコルト 55.0 吉田隼
1-2 レインボーライン 54.0 福永

2-3 ハギノハイブリッド 57.0 菱田
2-4 メイショウスザンナ 55.0 四位

3-5 ロジチャリス 57.0 丸山
3-6 マイネルフロスト 57.0 松岡正

4-7 ヤマカツエース 57.0 池添
4-8 トーセンレーヴ 57.0 ホワイト

5-9 ヒットザターゲット 57.0 小牧
5-10 ダンツキャンサー 55.0 勝浦

6-11 スーパームーン 57.0 蛯名
6-12 レッドソロモン 57.0 柴山

7-13 ネオリアリズム 57.0 C・ルメール
7-14 レッドリヴェール 55.0 坂井

8-15 モーリス 57.0 モレイラ
8-16 ダービーフィズ 57.0 岩田

札幌記念が初の2000m戦となるモーリス。
2000m以上のレースは3歳時の京都新聞杯(4着)以来となります。

前走の安田記念では折り合いを欠きまさかの2着。
それだけに札幌記念でも折り合いがポイントとなりそう。

しかし、札幌記念ではモレイラ騎手との再コンビということで、
案外折り合い面の不安はあっさり克服することも考えられます。

ただ、8枠15番と外枠に入ったのは心配。
内枠が有利な札幌2000mでこの枠はマイナス。

この枠から内に入れるのか、前に壁を作って折り合えるのか。
モレイラ騎手の手綱さばきが注目されます。

血統面を見ても父がスクリーンヒーロー、母父がカーネギー。
これだけを見るとむしろマイラーなのが不思議に思ってしまうほど(笑)。

ただ、筋肉隆々の馬体は確かに短距離馬っぽい気はします。
父父のグラスワンダーっぽいとも言えなくはないですが。

昨年のスピカSでは中山の1800mを快勝しているので、
小回りのコーナー4つのコースも問題ないと思います。
それに札幌は右回りですし。

札幌記念で結果が出れば秋は天皇賞という話も出てくるはず。
今後、レースの選択肢を広げるためにも陣営としては結果を出したいところでしょう。

モーリスは17日に函館競馬場で最終追い切りを無事に消化。
28日に初めて時計を出し、8/4にはダートコースで2週前追い切り、8/11には1週前追い切りを消化。
安田記念では海外遠征帰りで調整がうまく行きませんでしたが今回は順調に調整されたようです。

◇モーリス、追い切り時計

8/17:函館芝(稍):5F・62.4-48.0-34.5-11.6(モレイラ騎手/馬なり)
※ウムブルフ(3歳1000万)、ネオリアリズム(OP)と併せ2頭に先着

8/14:函館W(良):4F・55.5-40.8-13.1(助手/馬なり)

8/11:函館ダ(良):5F・69.9-54.3-39.7-12.3(助手/馬なり)
※ウムブルフ(3歳1000万)と併せ2馬身先着

8/7:函館W(良):4F・58.1-41.9-13.5(助手/馬なり)

8/4:函館ダ(良):5F・67.2-52.2-37.1-12.5(助手/馬なり)

7/31:函館W(良):4F・58.3-42.1-13.5(助手/馬なり)

7/28:函館W(重):5F・69.3-54.3-39.6-13.2(助手/馬なり)

今年の札幌記念にはモーリスの他にもヌーヴォレコルトが出走を予定。
現時点で早くも2頭のGI馬が出走する予定になっています。

ヌーヴォレコルトは秋にアメリカ遠征を予定。
香港Cで2着に入っているので小回りの札幌コースも合いそうです。

ただ、騎乗予定だった武豊騎手が騎乗停止で札幌記念に乗れなくなったのは痛いですね。。。
武騎手が札幌に来るのを楽しみにしていたファンも多かったでしょうし。

鞍上は吉田隼人騎手に決まったようですがこれは正直ちょっと微妙ですね。。。
枠は1枠1番と絶好なだけにそこまで乗り方は難しくはないでしょうが。

当初は出走の予定があったイスラボニータは毎日王冠へ。
恐らくここから天皇賞というローテーションではないでしょうか。

函館記念を鮮やかに逃げ切ったマイネルミラノも札幌記念ではなく新潟記念に出走。
サマー2000のタイトルを目標に今後は新潟記念に向けて調整されるようです。
この馬が出てくればレースが流れると思ったんですが。。。

函館記念からはトーセンレーヴ、マイネルフロスト、ファントムライトがこのレースを予定。
ただいずれも函館記念での走りがパッとしなかったのでここでも厳しいかもしれません。

クイーンSからは現時点でレッドリヴェール、ダンツキャンサー、メイショウスザンナが出走を予定。
ただ、レッドリヴェールはかつてに輝きがありませんし、他の2頭も牡馬相手には厳しいかもしれませんね。

北海道ではGIがないのでなかなか地元の競馬ファンは身近で現役のスターホースを観られないのが現状。
そんな中、今年はモーリスを生で見られるのは嬉しい限り。

札幌記念が行わる8月はちょうど夏休み期間中でもあるので、
避暑を兼ねて札幌までモーリスを観に行くのもいいかもしれません。

札幌競馬場も改装されてすばらしい競馬場に生まれ変わりましたしね。
ちなみに今年の札幌記念当日のゲストは俳優の吉田鋼太郎さんです!!!