夏競馬が終わりいよいよ秋競馬が開幕しました。
今週の日曜中山メインはセントライト記念。
菊花賞に向けたトライアルレースです。

今年の菊花賞はダービー馬のマカヒキが凱旋門賞出走のため不在。
3歳クラシック最後の1冠はダービー馬不在で争われます。

菊花賞に向け例年通り今年も多くの有力馬がセントライト記念と神戸新聞杯からの始動。
今年のセントライト記念にはどの馬が出走を予定しているのでしょうか。

◇セントライト記念(GII、芝2200m、中山)の出走予定馬

キークラッカー 56.0 柴田大
ケンホファヴァルト 56.0 柴田善
ステイパーシスト 56.0 吉田豊
ゼーヴィント 56.0 戸崎圭
ディーマジェスティ 56.0 蛯名正

ネイチャーレット 56.0 野中悠
ノーブルマーズ 56.0 高倉稜
ピースマインド 56.0 大野拓
プロディガルサン 56.0 田辺裕
プロフェット 56.0 石橋脩

マウントロブソン 56.0 川田将
メートルダール 56.0 北村宏

皐月賞馬ディーマジェスティはセントライト記念から始動。
ここを叩いて菊花賞に向かうことになります。

ダービーではマカヒキ、サトノダイヤモンドの後塵を拝し3着に敗れたディーマジェスティ。
ただ、力負けではなく上位2頭とは直線外を回った分の差という感じでした。

折り合いには心配がなく中山コースも皐月賞で結果を出している馬。
本番は先ですが今回も皐月賞の時のような豪脚がさく裂してもおかしくありません。

◇ディーマジェスティ、追い切り時計

【最終追い切り】
9/14:美浦南W(良)5F:65.6-50.6-36.7-12.8(蛯名騎手/馬なり)

【1週前追い切り】
9/7:美浦南W(良)6F:81.7-66.2-51.1-37.8-12.8(蛯名騎手/馬なり)
※外ショウナンマルシェ(強め)を6Fで1秒追走、1F併せで0.2秒先着。

9/1:美浦南W(良)4F:54.5-39.5-12.7(助手/馬なり)
※ボーシエル(3歳500万)の2馬身後方を追走、1F併せ併入。

8/24:函館W(稍)5F:67.3-52.8-39.8-13.9(助手/馬なり)

皐月賞6着、日本ダービー7着と春はもう一歩だったマウントロブソン。
最後の一冠を目指しセントライト記念から始動します。

中山コースはスプリングS勝ちがあり得意なコース。
ただ、最終追い切りでは併走馬に1馬身の遅れ。

馬体もやや重め残りとの話もあり本調子手前であることは否めないようです。
ただ地力はある馬なので開幕2週目の馬場を生かして積極的に先行できれば好走は十分ありそうです。

今のところこれと言った夏の上がり馬が見当たらない今年の3歳牡馬クラシック戦線。
そんな中でラジオNIKKEI賞を勝ったゼーヴィントには別路線組としての期待がかかります。

デビュー以来6戦してすべて掲示板を確保している安定感が持ち味。
中山コースは2戦2勝、福島でも勝っていることから小回り巧者である可能性が大。

ディーマジェスティの目標はここではないだけにうまく立ち回れば一発がありそう。
目下絶好調の戸崎騎手の手綱さばきにも期待です。

京成杯勝ち後は皐月賞、ダービーといいところがなかったプロフェット。
春はクラシック上位組との力の差を見せつけられる結果となりました。

休み明けの皐月賞は大敗も中山は京成杯勝ちのある舞台。
仕上がり次第ではありますが、うまく立ち回ればここでも好勝負ができそうです。

期待された春は青葉賞、ダービーと残念な結果に終わったプロディガルサン。
ひと夏を越して馬体が一回り成長したといいます。

8月からすでに乗りこみを開始。
セントライト記念には万全の仕上げで出走できそうです。

中山は芙蓉Sで勝っている舞台。
どんな走りを見せてくれるのか注目です。

春はとにかく上位陣が強かった今年の3歳牡馬クラシック戦線。
その上位陣を脅かし、菊花賞を盛り上げてくれるような上がり馬が出てくるんでしょうか。