※6/4 東京競馬場の馬場状態を更新。

今週の日曜東京メインは春のマイル王決定戦安田記念(GI)。
東京競馬場5週連続GI開催もいよいよ最終戦。

モーリスが引退し主役不在の今のマイル路線。
今年の安田記念は例年以上に混戦ムードになりそうです。

加えて今年は香港からの遠征馬が2頭参戦し、なかなか予想が困難となりそう。
昨年も圧倒的1番人気だったモーリスが2着に敗れる波乱の結果となっただけに今年も一筋縄ではいかないでしょう。

昔から荒れることも多い春のマイルGI、今年はどんなレースになるのでしょうか。

◇昨年の安田記念(GI、芝1600m、東京)結果!!

1着 6.ロゴタイプ
2着 ◎ 8.モーリス
3着 10.フィエロ
4着 × 7.サトノアラジン
5着 9.イスラボニータ
・・・・・・・・・・・・・・・・
7着 × 2.ダノンシャーク
8着 ▲ 1.クラレント
9着 △ 3.ロサギガンティア
11着 ○ 11.リアルスティール

◇払戻金
単勝 6 3,690円 8番人気
馬連 6-8 3,230円 10番人気
馬単 6-8 11,580円 28番人気
3連複 6-8-10 14,990円 42番人気
3連単 6-8-10 153,560円 312番人気

昨年の安田記念は8番人気のロゴタイプが逃げ切り勝ち。
圧倒的1番人気に支持されたモーリスが2着に敗れる波乱の結果でした。

香港のチャンピオンズマイルを勝ってこのレース連覇を目指したモーリスでしたが終始折り合いを欠き2着。
海外帰りの1戦の調整の難しさを露呈する結果となりました。

あのモーリスがロゴタイプに負けるなんて今でも信じられない結果ですよね。

◇安田記念 2017(GI、芝1600m、東京)の出走予定馬(枠順)!!

1-1 トーキングドラム 58.0 石橋脩
1-2 ディサイファ 58.0 四位

2-3 サンライズメジャー 58.0 池添
2-4 アンビシャス 58.0 横山典

3-5 コンテントメント 58.0 J・モレイラ
3-6 レッドファルクス 58.0 M・デムーロ

4-7 グレーターロンドン 58.0 福永
4-8 エアスピネル 58.0 武豊

5-9 ロンギングダンサー 58.0 横山和
5-10 クラレント 58.0 岩田

6-11 ブラックスピネル 58.0 松山
6-12 ビューティーオンリー 58.0 Z・パートン

7-13 ロジチャリス 58.0 内田博
7-14 サトノアラジン 58.0 川田
7-15 イスラボニータ 58.0 C・ルメール

8-16 ロゴタイプ 58.0 田辺
8-17 ヤングマンパワー 58.0 松岡正
8-18 ステファノス 58.0 戸崎

【安田記念2017】こじはる3連単5頭BOX、DAIGO、まいやん、ジャンポケ斉藤、キャプテン渡辺などの予想一覧!!

今週のサイン馬はこちらのページで公開中!!!
【今週のサイン馬券】安田記念2017編!!

昨年はクラシック路線を歩み惜敗続きだったエアスピネル。
今年はマイル路線を歩むことになり、当初から早々とこのレースを春の目標に挙げていました。

今年初戦となった京都金杯で幸先よく重賞2勝目を上げたものの、続く東京新聞杯では3着。
マイラーズCでも2着に敗れ、ここにきてまた昨年のような詰めの甘さが出ています。

どちらかと言うと直線に坂のない京都のほうが合っている馬で東京で行われる安田記念は正直微妙。
瞬発力勝負になった際の課題もあり、安田記念制覇への道のりはなかなか厳しそうです。

それでも枠順は8番枠はまずまずの枠を引き当て運は味方していそう。
あとは武豊騎手の騎乗に期待といったところでしょうか。

東京新聞杯を勝ったのがブラックスピネル。
京都金杯ではエアスピネルにハナ差敗れましたが東京新聞杯では見事にリベンジ。

自らハナを奪って逃げ切る強い内容でした。
しかし、その後のマイラーズCでは一転後方からの競馬で4着。

開幕週の京都の馬場であの位置取りでは厳しいものがありました。
この結果を踏まえて今回乗り替わりとなる松山騎手が本番でどのような騎乗を見せるのか注目です。

陣営からは前走よりも前目での競馬という言葉も見られるので今回は先行しそうです。
カンニング竹山さんが一口馬主ということでも注目されている一頭ですよね。

イスラボニータはマイラーズCで久々の重賞制覇。
惜敗続きにようやくピリオドを打ちました。

昨年の安田記念では5着に敗れていますが、ルメール騎手とのコンビでは2着以下がない安定ぶり。
もともと東京コースは得意の舞台なので東京マイルは絶好の舞台。

14年の皐月賞馬がGI2勝目に向けていよいよ復活の狼煙を上げました。
そしてなんといっても鞍上のルメール騎手は目下GI3連勝中。

絶好調の鞍上を背に今週はこの馬が1番人気になりそうな感じです。
ルメール騎手の4週連続GI制覇がなるかもこのレースの注目の一つです。

アンビシャスが横山典騎手とのコンビで安田記念に参戦。
宝塚記念との両睨みだったようですがこちらを選択してきました。

直線の長い東京はこの馬にとって絶好の舞台。
マイルの距離がやや微妙ですが東京マイルなら対応できるかもしれません。

東京マイルはマイル以上のスタミナが求められる舞台。
ペースが流れて差し馬のペースになればこの馬の出番も十分にありそうです。

横山騎手が乗るので内枠の4番から思い切った先行策も。。。
一昨年の大阪杯でアッと驚く先行策からキタサンブラックを破ったこともありますからね。

グレーターロンドンは休養を挟み、現在5連勝中。
蹄葉炎による長期休養があったものの、ここまで7戦6勝2着1回とまったく底を見せていません。

当初はダービー卿CTから安田記念に向かう予定でしたがダービー卿CTを回避。
このままぶっつけで安田記念へ向かうローテに変更となりました。

ダービー卿CTの回避はケガなどではなく、週末の天候やハンデを考慮しての回避だった模様。
ただ、ここにきて再び蹄に不安が出たために2週前追い切りをパス。

大事をとって休んだようですがもともと蹄に問題があるだけにやや心配なところ。
安田記念には予定通り参戦することが決定しましたが若干の不安は残ります。

最終追い切り、1週前追い切りは行われたので出走に向けて態勢は整ったようです。
陣営は太目残りを心配しているので当日の馬体重には注意したほうが良さそうです。

ダービー卿CTを制したのがロジチャリス。
レースでは5番人気ながら2番手から押し切るなかなか強い内容でした。

重賞はこれが初制覇となりました。
ダービー卿CT以来のレースとなりますが、混戦模様の今年の安田記念ならこの馬にもチャンスがありそうです。

前哨戦の京王杯SCを制したのはレッドファルクス。
当日の雨で高速馬場から一転、パワーのいる馬場に変化したしたのを味方につけての快勝。

安田記念への優先出走権を獲得しました。
ただし、1600mはこの馬にとってはやや長いのも事実。

京王杯SCでは渋った馬場に助けられた感もあり良馬場+マイルでは不安が大きいところではあります。
デムーロ騎手がブラックスピネルではなくこちらを選んだのはちょっと意外。

それだけ手ごたえがあるということでしょう。
高速馬場の時計勝負になると分が悪そうなので、できれば中間に一雨欲しかったところですが。。。。

昨年の覇者であるロゴタイプ。
今年初戦となった中山記念は3着でした。

中山記念の走りを見る限りまだまだ衰えはなさそう。
しかし予定していたダービー卿CTをフレグモーネのために回避。

放牧に出され状態を見極めることとなりました。
連覇のかかる安田記念を前にこのアクシデントは痛いところ。

帰厩後は乗り込みも再開され順調に追い切りも消化しているので態勢は整っていそう。
しかし、安田記念連覇に向けて中間のこのトラブルは少なからず影響がありそうです。

枠も16番と外枠に入ったのでここからどこまで先行して粘れるかといったところです。

ステファノスは2000mのスペシャリスト。
大阪杯2着後、的鞍がないこともあり今年は安田記念に参戦。

東京コースは問題ありませんが如何せん久々となるマイルへの対応が未知数。
マイル戦でGIとなるとやや距離不足の感は否めません。

マイルの速い流れをしっかり追走できれば地力で一発あってもおかしくはありませんが。。。
ただ、フルゲートの大外18番に入ってしまったのはマイナスでしょう。

リアルスティールは連覇を狙ったドバイターフを鼻出血により回避。
現地で順調に調整されていただけに無念の結果となりました。

幸い症状は軽く大事をとっての回避。
この前までは出走に前向きだったのですが。。。

今後は札幌記念か毎日王冠を目標に調整される予定。
秋の大目標は天皇賞ということになりそうです。

安田記念と言えば香港馬などの海外馬。
今年は英国馬2頭、香港馬2頭の計4頭が選出され香港馬2頭の参戦が決定しました。

参戦するのはコンテントメント、ビューティーオンリーの2頭。
※クールカンパニー(英)、ストーミーアンタークティック(英)は辞退

今年のチャンピオンズマイル(香GI)の1、2着馬が揃って参戦してきました。
コンテントメントは昨年に続く参戦。

昨年は12着と惨敗でしたが今年はチャンピオンズマイル(香GI)を制覇し勢いがありそう。
東京の速い馬場に対応できればいいレースをしてくれそうです。

鞍上がJ・モレイラ騎手というのも魅力。
昨年惨敗しているからと言って軽く見ているとモレイラマジックがさく裂するかも。。。

ビューティーオンリーは昨年の香港マイルの覇者。
当時はロゴタイプ、ネオリアリズム、サトノアラジンを寄せ付けなかったわけですから軽視は禁物。

今年に入ってからは勝ち星がありませんがここ2戦は連続2着。
力は衰えておらず、こちらもなかなか怖い一頭です。

陣営の話では堅い馬場がいいようなのでそれが本当なら今の東京の馬場は合いそう。
あとは初の遠征競馬と左回りをいかに克服するかということになりそうです。

その年のチャンピオンズマイル優勝馬が出てくると安田記念で馬券に絡むことがあるので注意は必要。
今年は日本馬に突出した馬が不在で混戦なので香港馬にもチャンスはありそうです。

気になる今週の馬場状態は中間の雨も少なく良好な状態。
今週も引き続きある程度の高速馬場でレースが行われそう。

土曜日は芝のレースが5鞍。
そのうち3レースで内枠の馬が勝利、2レースで外目の枠の馬が勝利。

極端に内が有利という馬場でもないようです。
時計は意外とかかっている印象でそこまで極端な高速馬場ではない模様。

ペースにもよりますが安田記念は1分32秒後半くらいの時計でしょうか。
内外の有利不利はあまりなさそうですが依然として極端な追い込みは厳しい馬場と言えそうです。

日曜日は安田記念の前に芝のレースが5鞍。
午前中の2鞍は5枠と6枠の馬が勝利。

午後最初の芝のレースは3枠6番が勝利。
9Rは圧倒的人気の2番が好位から楽に抜け出し優勝。

10Rも断然人気の6枠10番が直線抜け出し優勝。
今日ここまで見る限りでは内外で特に有利不利はなし。

ただ、力のある馬が距離ロスなく馬場のいいところを抜け出すと後ろからでは差し切るのは難しそう。
大外を追い込んで2着に入った馬もおり、ある程度外を回しても力があれば馬券圏内には来られる馬場状態と言えそうです。

馬場状態:良
芝の状態:3~4コーナーの内柵沿いに若干の傷みが出始めましたが、全体的に大きな傷みが発生している箇所は無く概ね良好な状態。
芝の草丈:野芝約10~12cm、洋芝約12~16cm
使用コース :Cコース(Aコースから6m外に内柵を設置)

30日(火)芝刈りを実施。
30日(火)芝の生育管理のため散水を実施。

◇安田記念 2017 追い切り情報

◆エアスピネル
【最終追い切り】
5/31:栗東坂路(良)4F:51.8-37.9-25.0-12.6(助手/強め)
外シホウ(G強め)と併せで0.5秒先着

【1週前追い切り】
5/24:栗東坂路(良)4F:50.8-36.7-24.2-12.3(武豊/G強め)
外ワンダーヴィーヴァー(一杯)と併せで0.2秒先着

【2週前追い切り】
5/17:栗東坂路(良)4F:53.1-38.4-24.6-12.1(助手/一杯)

◆ブラックスピネル
【最終追い切り】
5/31:栗東坂路(良)4F:54.1-39.0-25.1-12.2(松山/一杯)
外ダノンケンリュウ(一杯)と併せで0.3秒先着

【1週前追い切り】
5/24:栗東坂路(良)4F:52.0-38.4-25.6-13.0(松山/一杯)
外アンビシャス(一杯)と併せで0.5秒先着

【2週前追い切り】
5/18:栗東坂路(良)4F:51.2-38.1-25.5-12.8(助手/強め)

◆イスラボニータ
【最終追い切り】
5/31:美浦南W(良)5F:67.4-51.8-37.2-12.3(助手/馬なり)

【1週前追い切り】
5/24:美浦南W(良)5F:67.5-52.4-37.3-12.0(助手/一杯)

【2週前追い切り】
5/17:美浦南W(稍)5F:68.2-52.1-38.3-12.7(助手/馬なり)

◆ステファノス
【最終追い切り】
5/31:栗東CW(良)5F:65.9-50.9-37.3-12.0(鮫島良/仕掛け)
外ファントムライト(強め)に5Fで0.5秒先行、1F併せで0.4秒先着

【1週前追い切り】
5/24:栗東CW(良)5F:68.0-51.9-38.1-12.2(戸崎/一杯)
外ファントムライト(馬なり)を5Fで0.6秒追走、1F併せで0.3秒先着

【2週前追い切り】
5/17:栗東CW(良)6F:82.9-67.3-53.0-38.1-11.8(鮫島良/一杯)
内クリプトグラム(一杯)に6Fで2.9秒先行、1F併せで併入

◆アンビシャス
【最終追い切り】
5/31:栗東坂路(良)4F:52.9-39.0-25.7-13.2(助手/一杯)
内ノガロ(一杯)と併せで併入

【1週前追い切り】
5/24:栗東坂路(良)4F:52.5-39.0-26.2-13.5(助手/一杯)
内ブラックスピネル(一杯)と併せで0.5秒遅れ

【2週前追い切り】
5/18:栗東坂路(良)4F:54.8-40.2-26.3-12.9(助手/馬なり)

◆グレーターロンドン
【最終追い切り】
5/31:美浦南W(良)4F:51.3-36.7-12.1(福永/強め)
内プエルト(強め)に4Fで0.2秒先行、1F併せで0.6秒先着
外ソルオリーヴァ(強め)を4Fで0.4秒追走、1F併せで0.2秒先着

【1週前追い切り】
5/25:美浦南W(稍)6F:80.1-65.0-50.8-36.8-12.8(助手/馬なり)
内ソルオリーヴァ(馬なり)に6Fで0.7秒先行、1F併せで併入

【2週前追い切り】
5/21:美浦坂路(良)4F:55.8-40.6-26.4-12.9(助手/馬なり)

◆レッドファルクス
【最終追い切り】
5/31:美浦南D(良)5F:64.2-49.6-36.5-12.1(助手/強め)
内アースコレクション(馬なり)を5Fで1.0秒追走、1F併せで0.1秒先着

【1週前追い切り】
5/25:美浦南W(稍)6F:85.7-70.0-55.0-40.9-13.3(助手/馬なり)

◆ヤングマンパワー
【最終追い切り】
5/31:美浦坂路(良)4F:53.1-38.6-24.6-11.9(助手/馬なり)
外セイウンチャーム(馬なり)と併せで併入

【1週前追い切り】
5/24:美浦坂路(良)4F:52.7-38.4-25.3-12.2(助手/一杯)
外セイウンチャーム(一杯)と併せで併入

【2週前追い切り】
5/17:美浦坂路(稍)4F:54.9-40.5-26.2-12.6(助手/馬なり)

◆ロゴタイプ
【最終追い切り】
5/31:美浦南W(良)5F:66.0-51.2-36.7-12.2(田辺/直強め)
内キーフォーサクセス(仕掛け)を5Fで1.9秒追走、1F併せで0.8秒先着

【1週前追い切り】
5/24:美浦南W(稍)5F:65.9-51.1-37.1-12.1(調教師/直一杯)

【2週前追い切り】
5/17:美浦南W(稍)5F:67.0-52.0-38.0-12.4(調教師/仕掛け)

◆コンテントメント
【最終追い切り】
6/1:東京ダート(稍)3F:40.0-12.5(助手/G強め)

【1週前追い切り】
5/29:白井ダート(良)5F:76.7-38.7-11.7(助手/馬なり)

◆ビューティーオンリー
【最終追い切り】
6/1:東京芝(稍)1,600m地点のゲートから追い切り(最後の2ハロンは流す)

【1週前追い切り】
5/29:白井ダート(良)キャンター(助手/キャンター)