11月20日(土)に東京競馬場で行われる富士ステークス2018(GIII)。
秋のマイル王決定戦マイルCS(GI)の前哨戦です。
今年は地方馬2頭を含む、18頭立てとなりました。
混戦が続く現在のマイル界。
それだけにこの富士ステークスも混戦が予想されます。
今年はペルシアンナイト、エアスピネルなどがここから始動。
富士ステークスを制し、マイルCSの有力馬に名乗りを上げるのはどの馬なのでしょうか!?
◇富士ステークス2018(GIII、芝1,600m、東京)出走予定馬(枠順)
1-1 ガリバルディ 56.0 御神本
1-2 ストーミーシー 56.0 大野
2-3 デンコウアンジュ 54.0 蛯名
2-4 ウインブライト 58.0 松岡正
3-5 ゴールドサーベラス 56.0 柴山雄
3-6 エアスピネル 57.0 福永
4-7 ウインガニオン 56.0 酒井学
4-8 ロジクライ 56.0 C・ルメール
5-9 ハクサンルドルフ 56.0 戸崎
5-10 ヤングマンパワー 56.0 武藤雅
6-11 ワントゥワン 54.0 J・モレイラ
6-12 クルーガー 57.0 石川裕
7-13 ペルシアンナイト 59.0 M・デムーロ
7-14 レッドアヴァンセ 54.0 北村友
7-15 マルターズアポジー 56.0 柴田善
8-16 ハッピーグリン 54.0 内田博
8-17 ヒーズインラブ 57.0 藤岡康
8-18 ジャンダルム 54.0 武豊
ペルシアンナイトの秋の目標はマイルCSの連覇。今年も昨年と同じく富士Sをひと叩きしてから本番へ向かうローテが組まれました。
昨年のこのレースでは道悪に泣き5着。左回りでは結果が出ていないところは気になりますが良馬場なら昨年のようなことはないはず。
人気を背負うとポカがあるように安定感に欠ける面がありますが、ハマった時の末脚は強力。59キロは厳しい条件ですが、ここは東京でもやれるところを見せて欲しいところです。。。鞍上がデムーロ騎手に戻るのはプラスでしょう。
エアスピネルは昨年のこのレースの覇者。昨年は不良馬場の中で行われたことで瞬発力勝負にならず、道悪が得意なこの馬にとってはすべてがうまくいったレースとなりました。
良馬場になり高速決着になった際に不安は残りますが、マイル戦ではそう崩れることはない馬。今年もいいレースを見せてくれるでしょう。
今年も富士SからマイルCSへ向かう予定。昨年のマイルCSでは惜しくも2着に敗れまたしてもGIに手が届かなかっただけに今年こそはの思いは強いはず。
本番は先ですが悲願のGI制覇に向けて今年もいいスタートを切りたいところです。
ジャンダルムが秋はマイル路線へ。この富士Sで久々にマイル戦に帰ってきます。
春はオーナーの希望もありクラシック路線を歩んだジャンダルム。しかし距離が合わなかったのか結果が出なかったことで秋はマイル路線に駒を進めてきました。
海外遠征の話もありましたが、結局秋は国内に専念。富士SからマイルCSへ向かうローテが予定されています。
デイリー杯2歳S勝ちがあるようにマイル適性は証明済み。血統面から見てもマイル前後が一番力を発揮できることは間違いなさそうです。
あとは54キロで出走できるとはいえ、古馬との力関係がどうか。ここは今後に向けた試金石の一戦となります。
ワントゥワンは牝馬ながら関屋記念、京成杯AHとマイル重賞で牡馬を相手に連続2着。ハンデ戦で斤量の恩恵こそありましたがこのところの充実ぶりを表す結果を残しています。
今回は別定戦となりますが54キロで出走できるのは有利。東京の長い直線もこの馬の末脚を生かすにはもってこいの舞台でしょう。
モレイラ騎手が騎乗する予定ですし、極端な前残りの馬場にならなければこのメンバー相手でも追い込みが決まるシーンもありそうです。
ウインブライトがマイル重賞に参戦。毎日王冠ではなくこちらに出てきたのはちょっと意外な感じがします。
スプリングSや福島記念や中山記念を勝っているように1,800-2,000mの右回りのコーナー4つが恐らくベストの条件。今回は58キロに加え、マイルへの距離短縮に左回りと克服すべき課題が盛りだくさん。
それだけに課題を克服し、このメンバー相手に結果が出せれば今後の展望が一気に広がるだけに注目したい一戦です。